H21.5.1四島交流等における「出入国カード」問題が解決したことに関する知事コメント
「出入国カード」問題が、本年度の四島交流事業いわゆるビザなし交流事業を始め、墓参、自由訪問などの事業の実施に影響が及ぶことなく、無事解決したことに、まずは安堵しております。
政府関係者の皆さまのご尽力に、心からお礼申しあげます。
私も、５月に国後島と色丹島を訪問いたしますが、北海道知事としての思いを、今住んでいる島民の方々にしっかり発信をするとともに、交流を深めてまいりたいと考えております。
道としては、今後とも四島交流事業などを通じて、北方領土問題の解決に向けた環境整備に、積極的に取り組んでまいります。
平成２１年５月１日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
H21.5.13麻生総理とプーチン首相との会談結果（北方領土関連）に対する知事コメント
この度の麻生総理大臣とプーチン・ロシア首相との間で行われた会談において、北方領土問題の解決へ向けた具体的な進展がみられなかったことについて、残念に思っております。
しかしながら、最近行われた一連の日露首脳会談を踏まえ、プーチン首相との間でも、自分たちの世代で、北方四島の帰属の問題の最終的な解決を図る必要があるとのことで一致し、本年７月のＧ８サミットでの首脳会談において、引き続き協議することが確認されており、北方領土問題の早期解決のための外交交渉が、一層加速されることを期待しているところです。
昨日、開催された「日露知事意見交換会」において、元島民の方々、そして、道民の皆さんの思いをプーチン首相に私から直接申し上げたところであり、今度とも道民の皆さんと力を合わせて、領土問題の一日も早い解決に向け、粘り強く取り組んで参ります。
平成２１年５月１３日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
H21.5.13四島交流等（第１回）訪問の中止に関する知事コメント
本日２０時５５分、外務省から、ロシア側の内部手続の遅延により、５月１５日からの実施を予定していた、本年度第１回目の四島交流事業を、中止せざるを得なくなったとの連絡がありました。
私も含め、今回の訪問を心待ちにしていた元島民の方をはじめとする訪問団にとっては、誠に残念です。
私としては、本年度、是非とも北方領土を訪れたいと考えており、第２回目以降の訪問事業が予定どおり実施できるよう、外務省にはしっかりと調整していただくことを要望するとともに、９月に予定されている訪問事業に参加できるよう調整を行って参りたいと考えております。
平成２１年５月１３日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
H21.5.21四島交流（第２回）訪問事業に関する知事コメント
本日８時２２分、外務省より、ロシア側との協議が整い、 ５月２２日からの本年２回目の四島交流事業が、予定通り実施できることになったとの連絡がありました。
先日、外務省に対し、本事業の円滑な実施に向けた要請を行ったところであり、この度の結果について、まずは安堵するとともに、大変喜んでおります。
外務省の関係者のご努力に、敬意を表する次第です。
元島民の方をはじめとする今回の訪問団の皆さんの、旅の安全をお祈りするとともに、現島民の方々との有意義な交流が行われることを願っております。
平成２１年５月２１日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
H21.7.10 ２００９年７月９日、イタリア・ラクイラにおいて開催された、麻生総理大臣とメドヴェージェフ大統領との会談結果 (北方領土関連) に対する高橋北海道知事の談話（コメント）
今回の首脳会談では、これまでの会談結果を踏まえ、北方領土問題を中心に議論がなされたものの、結果として具体的な進展が見られなかったことは、誠に残念に思っております。
この会談において、両首脳は、引き続き双方に受け入れ可能な解決策を模索すること、電話会談を含め首脳レベルの話合いを緊密に行っていくことなどで一致したとのことであり、国においては、領土問題の早期解決に向け、外交交渉を一層加速するよう強く期待しております。
道としては、北方領土の一日も早い返還の実現に向け、今後とも、道民の皆さんと力を合わせて、粘り強く取り組んで参るとともに、ロシアの地域との様々な交流の機会などを捉え、課題解決に向けた環境整備に努めて参ります。
平成２１年７月１０日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
H22.1.30北方四島周辺海域安全操業船への銃撃に係る知事コメント
日ロ政府間の協定で定められた海域内で操業していた、羅臼漁協所属刺し網漁船２隻からロシア側による銃撃を受けたような痕跡が確認されたということです。
銃撃を受けたことが事実ならば、いかなる理由があろうとも、決して正当化できない重大な事態と受け止めております。
道としては今後、国を通じロシア政府に強く抗議するとともに、この様な事件が二度と発生しないように強く働きかけたいと考えております。
平成２２年１月３０日
北海道知事 高橋 はるみ
（水産林務部漁業管理課）
H23.5.24韓国の国会議員が国後島へ訪問したことに関する知事談話（コメント）
韓国の国会議員がロシアの出入国手続に従う形で国後島を訪問したことは、あたかも北方四島に対するロシアの管轄権を前提としたかのような行為であり、北方領土を行政区域の一部とする北海道の知事として、大変遺憾に思っております。
国には、毅然とした姿勢で適切に対応されるよう強く望みます。
平成２３年５月２４日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
H24.5.7ロシアでのプーチン氏の大統領就任に関する知事コメント
プーチン大統領は元大統領として北方領土問題に詳しく、また、領土問題の解決に強い意欲を示されていると承知しています。
北方領土を行政区域の一部とする北海道の知事として、日露間の最大の懸案である、北方領土問題の早期解決に向けて、外交交渉を精力的に進めていただくことを大いに期待します。
平成２４年５月７日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
H24.7.3メドヴェージェフ・露首相の北方領土訪問に関する知事談話
今般、ロシアの首相が北方領土の国後島を訪問したことは、日露両国間で領土問題に関する交渉を再活性化させ、実質的な議論が進んでいくものと期待した矢先の出来事であり、今後の外交交渉への影響はもとより、元島民の方々の不安な心情などを考えると、誠に遺憾であります。
日本政府においては、毅然たる態度を示しつつ、領土問題の早期解決に向けた外交交渉を一層加速するよう強く期待しております。
平成２４年７月３日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
H25.3.29「北方四島交流事業の見直し方針」に関する知事談話
北方四島交流事業については、事業開始から２０年以上が経過する中、各方面から様々な課題が指摘されており、道としても、事業のあり方について見直しが必要な時期を迎えていると考えているところです。
今回、国が取りまとめた「北方四島交流事業の見直し方針」では、北方領土問題の解決に資するという本来の目的に立ち返った見直しの方向性が示されており、今後、この方針のもと、関係機関が連携し、より効果的な事業の展開が図られるよう期待しているところです。
平成２５年３月２９日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
H25.4.29日ロ首脳会談の結果（北方領土関連）に対する知事談話
この度の日ロ首脳会談では、双方に受入れ可能な解決策の作成に向け交渉を加速化させるなど、北方領土交渉を再スタートさせることが合意され、日ロ平和条約の締結に向けた重要な一歩となる会談であったと受け止めております。
今回の安倍総理の訪ロに際して、返還要求運動関係者の皆様とご一緒に、具体的な進展を要請したところであります。
戦後６７年を経過してなお、未解決である領土問題について、今後とも、安倍総理の強力なリーダーシップの下、北方領土の一日も早い返還の実現に向け、交渉をより一層加速するよう強く期待しております。
平成２５年４月２９日
北海道知事 高橋 はるみ
（総務部北方領土対策本部）
