~ 総務部編 ~
総務部 財政局 税務課 主任
道見 聖也
【採用からの経歴】
- H17. 5. 1 根室支庁税務課課税係
- H21. 7. 1 根室支庁税務課納税管理係
- H23. 4. 1 オホーツク総合振興局北見道税事務所納税課納税第二係
- H26. 4. 1 オホーツク総合振興局北見道税事務所課税課不動産取得税係
- H28. 4. 1 総務部税務課課税対策G
- H29. 4. 1 総務部税務課納税推進G
- H30. 1.22 総務部税務課税制企画G
- R 2. 4. 1 総務部税務課税制係
制度の活用は、いつ頃から考えはじめましたか?
私が、行政分野選択制度を活用したいと考えたのは、当該制度が創設されたときです。
その時点で、税務業務に10年ほど携わっており、勤務する振興局も2ヶ所目(根室振興局税務課、オホーツク総合振興局北見道税事務所)となっていました。
制度が創設されたことにより、今までの自分の経験・知識等を、今後も充分に活かせる業務は何なのかという事を改めて考えるきっかけとなりました。
それまでも、漠然と税務の仕事を続けていきたいとは考えていましたが、はっきりと行政分野を確定させたいと考えたのはこのタイミングです。
なぜ、その行政分野を選択したのですか?
採用前は商業高校に通学しており、計算が得意であったため、その長所を生かせる部署で働きたいと考えていたところ、最初の配属先は根室振興局の税務課でした。
住民の方とのやりとりなど、緊張することや大変なこともありますが、法を根拠として適正・公平に課税し、ときには納税される方からの相談対応を通じて、税の重要性を理解いただき、納税してもらうという業務にやりがいを感じることが出来ました。
そのような経験を通じ、道民に身近な税の仕事に今後も携わりたいと考えたことから、更に知識を修得することで専門性を高めるため、行政分野選択を申し出ました。
制度の活用を決断した経緯は?不安はなかったですか?
行政分野選択制度を活用したとき、私は北見道税事務所で勤務していました。
事務所長、課長、係長は、みな税務の仕事を長く続けてきた税の先輩達で、「そのような制度ができたのであれば、(気持ちが固まっているのであれば)今後のた
めになるから申告した方が良いのでは。」とのアドバイスをいただきました。
漠然とではありますが、税務の仕事を続けていきたいと考えていたこともあり、この制度の活用にあたって、不安は特にありませんでした。
しいて言えば、総務部を行政分野として選択し、税の仕事をする初めての職員になるのではないかという重圧のようなものが若干ありましたが、上司・先輩達と様々なお話をする中で、解消していただきました。
~観楓会での税務課の仲間との余興~
~上司・先輩との打ち合わせもこまめに~
分野選択後の人事配置や、研修・自己啓発の状況を教えてください。
行政分野を選択した後、平成28年度に総務部財政局税務課勤務となり現在に至ります。
現所属では、自動車取得税の課税に係る業務、新税検討に係る業務、税条例の改正に係る業務など、本庁でしか経験出来ない業務に携わっています。
特に、税条例の改正は、税の賦課徴収の根拠となる「地方税法」の内容を理解し、税条例へ適切に反映させる必要があるため、法律を読むことについては大変勉強になりました。
また、振興局などへ異動となった際に、実務で役立つと思い、R2年度は「財務諸表の読み方」研修の受講を希望しました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、集合研修からeラーニングでの実施に変更となったので、業務の合間を見て、3月末までに受講することとしています。
制度の活用を迷っている後輩に向けて、メッセージをお願いします。
私の場合は、異動のタイミングで制度が創設され、今後も税の仕事を続けたいと考えていたため、申し出ました。
道職員の仕事は、知事部局の中だけでも多岐にわたるため、様々な業務に携わってみたいという考えの方もいるかと思いますが、私のように「今後もこの仕事を続け、専門性を高めたい。」という気持ちを持っている方は、この制度の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
行政分野選択を検討している方、迷っている方、是非、上司や先輩の意見を聞いてみたり、助言を求めてみてください。
総務部、中でも税務部門の関係でしたら、場合によっては、私の経験が活かせる部分があるかもしれません。
その際は遠慮なくご連絡いただければと思います。