「生成AI活用推進業務」公募型プロポーザルの募集について
業務の目的
本道(以下、「道」という。)では、令和6年6月から無償版の生成AI(ChatGPT、Copilot)の利用を開始したところであるが、より効果的な利用方法を検討するため、令和7年度に検索拡張生成(RAG:Retrieval-Augmented Generation)を利用した業務実証を行い、有効性や正確性等の検証の上、本格導入に向けた検討を行うこととしている。
そこで、本業務では、職員の業務負担軽減や生産性の向上を図るため、検索拡張生成(RAG)を利用した生成AIシステムを構築し、回答精度と精度向上の技術等の検証及び業務効率化の効果を定量的に測定するとともに、利用者(職員)のリテラシー向上を図ることにより、効果的に業務に活用するための手法を確立するための実証を行うことを目的とする。
実施時期
契約締結日から令和8年(2026年)3月31日
業務の内容
○検索拡張生成( RAG )を利用した生成 AI システムの構築
○回答精度向上のための技術・手法の検証
○プロンプト入力サポートや職員研修など効果的利用に関するサポート業務
○情報セキュリティ対策と安全なクラウド環境による利用の検証
○その他、定量的な効果を把握するための技術・手法など効果的な活用方法の検証
関係資料
プロポーザルにあたっての質問事項
整理番号 | 質問内容 | 回答 |
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1 | 構造化するデータについて、30RAG、形式はPDF/docx/xlsx/pptx,合計100GBで 試算させていただいても宜しいでしょうか? | はい。その試算で問題ないです。 なお、100GBについては、今回の調達範囲としては最低ラインとなります。 |
2 | LGWANへの接続を想定されますでしょうか? | 本実証の中では、LGWANへの接続は想定しておりません。 |
3 | 「職員からの操作方法等の技術的な問合せに対応するために窓口を設置していること」とありますが、、 窓口利用者は「システム管理者のみ」でしょうか? それとも「利用している全ての道庁職員の方」 になりますでしょうか? | 「利用している全ての道庁職員」を想定しています。 電話で対応は難しい部分もあると思いますので、問い合わせフォームやメールでも可とします。 |
4 | 「30RAG」以上とは、データを格納できるフォルダのような概念が30以上保有できること、という認識でよろしいでしょうか。 | 30種類以上のRAGが利用できる状態を想定しております。 |
5 | 「30RAG」という表現につきまして、30ファイルを指しているというご認識でよろしいでしょうか。 | 30RAG=30種類の業務を指しており、1RAGあたり複数のファイルを取り込むことを想定しています。 1ファイル当たりの容量は定めませんが、30RAG分で100GBを最低限用意いただきたいです。 |
6 | 「庁内固有のデータ(業務データ)」として具体的にどのような種類・形式のデータの取り込みを想定されていますか?また、データの構造化における課題として特に想定されているものはありますか? | 事務に必要なマニュアルや法令関係の取り込みを想定しています。 基本的に手書きのものは少ないですが、Officeのほか、一太郎ファイルは多く存在しています。 一太郎についてはPDFに変換後取込可能ですので、PDFの取り込みを最低限の仕様としています。 また、データによっては、図表が含まれるものもあるので、それをうまく読み込める、変換できるような仕組みだと、より精度が高まるのではないかと考えています。 |
7 | RAGシステムはオンプレミス環境での構築を想定されていますか、それともクラウド環境での構築を想定されていますか? | 当方はクラウドサービスを想定していましたが、実現可能であればオンプレミスでもクラウドでもどちらでも構いません。 |
8 | 利用端末はWebブラウザのみを想定されていますか?スマートフォンなどのモバイル端末からの利用も想定されていますか? テキスト入力以外の方法(音声入力など)についての要望はありますか? | 本事業としてはWEBブラウザのみを想定しています。 また、音声入力なども想定していませんが、必要でしたらご提案いただければと思います。 |
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