分類記号:B0-158
1 私文書群の作成者に関する情報
岡田文太夫(=山中市之進=山中三郎左衛門忠勝)は、福山秘府によると伊勢国浪士岡田正次郎であり、1696(元禄9)《「山中家家譜」によると1649(慶安2)》年に松前藩の賓客となった。山中三郎左衛門秀澄の子で、1723(享保8)年に松前東在箱館付戸切地村(現 北海道北斗市)において、97歳で病死した。(「山中家家譜」)。その子の藤七秀行(岡田伊太夫信忠ヵ)は松前藩士となり、以後、子孫は明治維新まで松前藩士であったと考えられる。
2 私文書群の入手経緯
収集方法
寄贈
入手先及び原蔵者
山中日出晴 氏
受入年月日
2016(平成28)年1月7日
3 私文書群の概要
(1) 資料総点数
9点
(2) 資料年代
1705(宝永2)~2015(平成27)
(3) 資料内容
当該私文書群は、岡田文太夫以後、引継または収集しつつ歴代当主に引き継がれてきたものと考えられるが、寄贈者のもとへは、七代目当主の姪から引き継がれた。
資料の内容は概ね次のとおりである。
ア 岡田文太夫関係文書
・松前志摩守から岡田文太夫宛ての書状([書状])
・山中家の家系に関する覚え書き(「覚」)
・岡田文太夫が子孫に宛てた遺言(「伝置」・「双鳴弦」)
イ 松前隆広(12代藩主松前崇廣の子)筆と思われる書([書])
ウ 絵([絵])
エ 参考資料(『山中家 伝 古文書等』・『箱館昔話』)
オ その他容器等([古文書箱]・[筒状布])
(4) 私文書群に関連する主な地域
渡島地方(松前町・北斗市)
(5) 私文書群に関連する主な主題
歴史、人物・家系
4 利用条件
特になし。ただし、史料に関する新たな知見等が判明した場合は寄贈者へ連絡すること。
5 参考文献
山中日出晴「山中家 伝 古文書等」2015(平成27)年11月。