ヒラメ・カレイ類の中で最も大きくなる魚
漢字では大鮃(大きなヒラメ)と書きますが、両目が体の右側にあるカレイの仲間です。ほかのカレイ類に比べると体が細長く、大きな口は上顎の後端、目の中央下にまで達します。ヒラメ・カレイ類の中で最も大きく成長し、大きいものは全長2m以上、体重も200kgを超えます。
夏に水深30~300mの沿岸域で活発に餌をとり、冬になると水深200m以上の深い海域に移動して産卵します。移動の方向と距離は年齢によって異なりますが、産卵期は10月下旬~翌2月上旬、産卵場所は水深200~500mの大陸棚縁辺部です。
肉は白身で脂肪が少ないため、フライやムニエルなど、油を使った洋風の料理に向きます。新鮮なものは刺身や寿司ねたになります。
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