令和7年度「第64回全国林業経営推奨行事」受賞者について
令和7年度「第64回全国林業経営推奨行事」(主催:公益社団法人 大日本山林会)において、北海道内から5者(法人1者、個人4名)が農林水産大臣賞及び林野庁長官賞を受賞されましたのでお知らせします。
受賞者の概要
農林水産大臣賞
○ 株式会社 新宮商行 (北海道小樽市)
株式会社新宮商行は、1906年の創業以来、林業や木材生産加工に携わり、道産材製品を国内外へ供給してきました。自社開発のチェーンソーや刈払機、先進的な林業機械の販売強化など、林業機械の総合メーカーとして北海道林業の発展に貢献しています。1924年から社有林経営にも取り組み、約4,090haの社有林を全道各地に保有。9割が森林認証取得済みで、持続可能な森林経営や環境保全にも注力しています。社有林の木材は多様な用途に計画的に利用され、学術自然保護地区の管理や木育イベント開催など、地域・業界への貢献も続けています。
林野庁長官賞
○ 小出 理吉 氏(伊達市大滝区宮城町)
小出氏は農業経営の傍ら、昭和43年に農地隣接の森林を購入し林業経営も拡大、現在は夫婦で農林複合経営を実践しています。所有面積は約9haで、人工林の66%はトドマツやカラマツ主体。木材生産と防風機能の両立を図り、更新施業や密度管理で良質な木材生産を推進。森林組合とも連携し集約化施業や低密度植栽を導入し施業の低コスト化も進めています。長年組合役員として地域林業振興に貢献し、平成24年度北海道指導林家に認定されました。
○森谷 浩久 氏(稚内市大字声問村)
森谷氏は祖父から山林を継承し、約146haの規模に林業経営を拡大。製材業を営み、宗谷・留萌管内のトドマツやアカエゾマツなどを魚箱材やパレット材、畜産業向けのオガ粉として加工しています。冷涼な地域に適した樹種を選び、地域に合った施業技術を継承。地元原木を優先的に自社工場で消費し、森林整備と木材流通の促進にも貢献。昨年度はフィンランド視察にも参加し、常に新技術の習得にも意欲的です。平成21年度北海道指導林家に認定されました。

大日本山林会会長賞
○ 明石 修二 氏(爾志郡乙部町)
明石氏は森林土木関連会社を営み、先代から継承した森林に加え購入による規模拡大を進め、所有面積は約20haです。伐採跡地には成長の早いカラマツや郷土樹種のヒノキアスナロ、カツラなど広葉樹も積極的に植栽し、多様な森づくりを実践。間伐材も土木工事で有効活用しています。地元祭りではヒノキアスナロ製の木札配布を提案し、地域活性化にも貢献。平成25年度北海道指導林家に認定されました。

○ 鎌塚 一成 氏(中川郡中川町)
鎌塚氏は国有林で働く父に憧れて林業を志し、自ら森林を購入し経営規模を拡大、現在約83haを所有しています。人工林の62%はトドマツ主体で、木材生産と土砂流出防止の両立を図り、適切な管理で良質な大径材の生産を目指しています。町議会副議長や森林組合副組合長理事など地域林業の中心的役割を果たし、林業グループでも森林教室を開催し地域に貢献。平成26年度北海道指導林家に認定されました。
全国林業経営推奨行事について
1 趣 旨
森林の適正な管理並びに林業の技術及び経営の改善に努め、森林の有する多面的機能の発揮及び林業の持続的かつ健全な発展に寄与している森林の管理経営体を表彰するもの。
本行事は、農林水産省及び日本農林漁業振興会主催の「農林水産祭」の参加行事となっている。
2 主 催
公益社団法人 大日本山林会
3 令和7年度受賞者の概要(全国)
4 表彰式
令和7年11月6日(木)にイイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1)で開催
北海道の受賞者について (過去10カ年分)
北海道における過去10カ年の受賞者は下記のとおりです。
