『木とふれあい、木に学び、木と生きる』
北海道より生まれた「木育」が20年を迎え、北海道と
木育NEXT50実行委員会(地域で活躍している木育マイ
スターで構成)の主催により、これまでの木育の歩みと
未来に向けて、北海道の木育活動を道民の皆様へ発信す
る記念イベントを令和6年11月10日(日)に北海道
大学学術交流会館にて開催しました。
イベント概要
【イベント名】北海道の木育20周年記念イベント「木育NEXT50~つながり~」
【開催概要】これまでの木育の歩みと未来に向けて、北海道の木育20周年特別トークイベント、
木育マイスター事例発表会を開催しました。
さらに木育マイスター限定の交流会も開催し、これまでの木育とこれからの木育に
ついて熱く語りあう貴重な機会になりました。
【日 程】令和6年(2024年)11月10日(日)
【場 所】北海道大学学術交流会館(札幌市北区北8条西5丁目8-1)
【参加人数】一般、木育マイスター含め約150人
当日は好天に恵まれ、すっきりとした青空の中、会館のホール内には木育ファミリーのエッセイや年表、パネル展示、木育マイスターの広報チラシなど、色とりどりのPRが展示され、木育マイスターや道民の皆様の熱気にあふれていました。
「北海道の木育20周年記念トークイベント」
では、長年にわたって木育に携わってきた
4名の話し手により、木育の誕生から現在
までを振り返りました。
「木育」の理念の誕生にいたる経緯について、
北海道と民間の協働事業「木育推進プロジェク
トチーム」のメンバーである話し手の臨場感あ
ふれるトークや、「北海道の木育」が行政と
民間の協働でそれぞれの立場で普及させて
いったお話しがされ、会場は始終和やかな
ムードでした。
さらには木育マイスターのゲストなども加わり、様々な木育活動
のお話しが繰り広げられ、来場者の方々は熱心に耳を傾けていまし
た。
(写真:上段左から1期日月マイスター、8期原マイスター、
6期高山マイスター、
下段左から三原さん((株)カンディハウス勤務)、9期八木マイ
スター、15期(R6受講生)北海道立北の森づくり専門学院
堀さん、内海さん)
「木育マイスター事例発表会」では、後志
管内積丹町、渡島管内森町のお二人の木育
マイスターがお話ししました。
積丹町の鶴田マイスターは(株)積丹スピリ
ットで積丹ジンを販売しています。
このジンは北海道積丹産のボタニカルを
使って製造されていて、これも木育の要素
をとりいれたもので、植物の力を最大限に
活かしてつくりあげていった興味深いお話
しを聞くことが出来ました。
森町の山本マイスターは(株)ソダツクルと
いう会社で、木育をコミュニケーション
ツールとして教育から企業への企画立案により、木や森と人をつなげる取組をしており、まさに「北海道の木育」を体現しているお話しでした。
ここには書き切れませんが、他にも各地域で活躍されている木育マイスターに登壇してもらい、常に飽きない楽しい事例発表会でした。
(写真:左側上から10期長﨑マイスター、1期七戸マイスター、8期﨑川マスター、真ん中上から7期鶴田マイスター、11期山本マイスター、右側上から11期村山マイスター、13期中野マイスター)
木育マイスター限定の「交流会」には50人が集まり、
北海道の各地域で活躍している木育マイスターの多種
多様な事例発表のあと、木育から生まれた美味しいも
の達(北海道産メープルクッキー、様々な樹種のチッ
プで燻したカシューナッツ、(株)積丹スピリッツか
らの特製ノンアルコールジン)が振る舞われ、そちら
をつまみながらフリートークが繰り広げられました。
北海道の木育マイスターは、自然ガイド、教員、自治体職員、森林組合職員、林業関係者、木工作家、大工、家具デザイナー、建築士、団体職員、ビジターセンター職員、地域おこし協力隊、大学生など様々な業種の方が地域で多様性のある活動をしています。
この交流会を経て、木育マイスター同士のつながりを広げ、「北海道の木育」を次の50周年に引き継いでいって欲しいと考えています。
【北海道の木育についてはこちらから】
北海道HP_https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/sky/mokuiku/index.html