私たち大人が子どもだった頃、すぐ身近には豊かな自然があふれていました。
まだテレビゲームやパソコンもない時代、子どもたちの遊び場は近所の森や川でした。
学校が終わってから暗くなるまで外で遊び、よく親に怒られたものでした。
昆虫採りや自分たちだけの秘密基地づくり…。
「自分をワクワクさせてくれる」、森はそんな魅力に満ちた場所でした。
また、そこには様々な年齢や性格の子どもたちが集まり、いわば「小さな社会」が出来上がっていました。そして、そうした中での遊びを通して、自然の法則や命の尊さ、さらには、して良いことや悪いことなど社会のルールも学ぶことができたのです。
ところが、今の子どもたちの周りでは身近な自然が減少し、自然に触れながらの遊びを通じて様々な技や知恵=「生きる力」を身に付けていく体験学習の機会が大きく失われています。北海道の将来を担う子どもたちが、広い大地と豊かな自然の中で、のびのびと心豊かに成長することは、私たち道民すべての願いです。今、私たち大人がすべきことは、子どもが健やかに成長できる環境を整備し、子どもたちの「生きる力」を育てることだと言えるでしょう。
そんな思いから、北海道では平成17年度から「もりの学校推進事業」をスタートしました。「もりの学校推進事業」では、子どもたちが体験活動や自由に遊べる森林を5年間をかけて全市町村につくってきました。それが「げんきの森」です。
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