貴重な森林の区分
その他学術上重要な森林等(シロエゾマツ)
森林の特徴
この森林は、シロエゾマツのほかにトドマツの針葉樹やダケカンバ、アオダモなどの混生している針広混交林となっています。シロエゾマツは、樹皮が灰白色か灰青色を呈し、クロエゾマツ のような鱗状の深い裂け目がないなどの特徴があります。シロエゾマツのヘクタール当たりの生立本数は、20本程度と少ないが、平均胸高直径が約50センチメートルと大部分が大径木であり、生育が良好です。
かつてこの辺一帯には、相当量のシロエゾマツが生育していたと言われていますが、その大部分が伐採されて現在は約30ヘクタールの面積のみに分布するとされています。
森林の現況
【樹種構成】
トドマツ、シロエゾマツ、ダケカンバ、アオダモ、ヤチダモ
【本数(ヘクタール当たり)】
870本(シロエゾ19本)
【蓄積(ヘクタール当たり)】
310立方メートル(シロエゾ57立方メートル)
【平均胸高直径】
18センチメートル(シロエゾ50センチメートル)
【平均樹高】
12メートル(シロエゾマツ20メートル)
(平成16年調査)
平成12年調査(全林毎木調査)で胸高直径98センチメートルのシロエゾマツが確認されています。
設定区域の林況です。シロエゾマツとトドマツが確認できます。
中央に見える灰色の樹皮の木がシロエゾマツです。
シロエゾマツ大径木です。胸高直径が86センチメートルです。
位置図
※地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1の地形図を使用。(承認番号:平29情使、第419-GISMAP39614号)
・浜中町茶内市街から南へ約14キロメートル
・車で現地まで到達することできます。また、林内に遊歩道がありますので、シロエゾマツを間近で見ることができます。
【問い合わせ先】
〒088-1115
厚岸郡厚岸町梅香1丁目26
釧路総合振興局森林室
電話0153-52-2165
メールアドレス:kushimori.11@pref.hokkaido.jp
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