貴重な森林の区分
その他学術上重要な森林等（アカエゾマツ湿地林）
森林の特徴
当該森林は、アカエゾマツ、トドマツの針葉樹やカツラ、アオダモ、シナノキなどの広葉樹が混生している針広混交林となっており、その中でアカエゾマツは、ヘクタール当たり本数率26パーセント、蓄積率46パーセントを占めています。アカエゾマツの中径木が区域全体に分布しており、最大胸高直径が64センチメートルの大径木も見られるなど生育が良好であります。また、中・下層にはアカエゾマツ、トドマツ、アオダモ、イチイなどが生育しています。
区域内の一部の林床は、地下水位が高いため湿地という特殊な環境となっていますが、その中でもアカエゾマツの生育が良好となっていることから、貴重性が高い森林といえます。
森林の現況
【樹種構成】
アカエゾ、トドマツ、カツラ、アオダモ、シナノキ
【本数（ヘクタール当たり）】
940本（アカエゾ240本）
【蓄積（ヘクタール当たり）】
325立方メートル（アカエゾ150立方メートル）
【平均胸高直径】
18センチメートル（アカエゾ24センチメートル）
【平均樹高】
11メートル（アカエゾ14メートル）
（平成16年調査）
平成12年調査で胸高直径112センチメートルのアカエゾマツが確認されています。
林床がミヤコザサの箇所もあります。林内に遊歩道が整備されていますので、散策することができます。
位置図
※地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1の地形図を使用。（承認番号：平29情使、第419-GISMAP39614号）
・浜中町茶内市街から南へ約14キロメートル。
・現地までは車で行くことができます。
・林内に遊歩道が整備されていますが、一部湿地の箇所がありますので、入林する際は長靴など汚れない靴が良いと思います。
【問い合わせ先】
〒088－1115
厚岸郡厚岸町梅香町1丁目26
釧路総合振興局森林室
電話0153－52－2165
メールアドレス：kushimori.11＠pref.hokkaido.lg.jp
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