貴重な森林の区分
南限、北限、隔離分布等分布限界に見られる森林(ブナ北限地帯)
森林の特徴
この森林は、ブナ自生地北限とされる温帯林と亜寒帯林への移行地帯に位置しているため、ブナ、ミズナラ、トドマツ、ダケカンバ等が混生する針広混交林となっています。北限地帯に自生していますが、胸高直径80センチメートルを超えるブナが点在しており、中には約100センチメートルの巨木も見られます。また、ブナの蓄積率が65パーセントを占めており、ブナ主体の森林となっています。
森林の現況
【樹種構成】
ブナ、ミズナラ、トドマツ、イタヤカエデ、ダケカンバ
【本数(ヘクタール当たり)】
570本(ブナ183本)
【蓄積(ヘクタール当たり)】
287立方メートル(ブナ188立方メートル)
【平均胸高直径】
21センチメートル(ブナ30センチメートル)
【平均樹高】
12メートル(ブナ16メートル)
(平成16年調査)
林内の状況です。写っている2本の立木は、ブナで胸高直径が80センチメートルを超える大径木です。
設定区域の手前から撮影した写真です。沢の両岸の尾根までが設定区域となっています。
ブナ巨木です。胸高直径が100センチメートルです。
位置図
※地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1の地形図を使用。(承認番号:平29情使、第419-GISMAP39614号)
・黒松内市街から北東へ約20キロメートル。
・林内に遊歩道がありますが傾斜がきつく、歩きづらい状況となっていますので、雨天の時は注意が必要です。
・現地までの途中に「柵」があり、鍵がかかっています。入林する際は、後志総合振興局森林室にお問い合わせください。
【問い合わせ先】
〒044-0034
虻田郡倶知安町南4条西1丁目
後志総合振興局森林室
電話0136-22-1152