貴重な森林の区分
道内の特定地域のみ分布する、まれな森林
森林の特徴
当該森林は、キタゴヨウの他にトドマツ、アカエゾマツの針葉樹や広葉樹が混生する針広混交林となっています。キタゴヨウは林内に比較的多く生育しており、また、胸高直径が50センチメートルを超える大径木が見られるなど生育が良好です。北海道におけるキタゴヨウの自生地は、渡島半島と日高山脈の2団地に限られています。
なお、日高山脈では、様似町内を流れる幌満川流域の左岸一帯に広がる森林約370ヘクタールが、1943年(昭和18年)に国の天然記念物の指定を受けています。
森林の現況
【樹種構成】
キタゴヨウ、アカエゾマツ、トドマツ
【本数(ヘクタール当たり)】
2453本(キタゴヨウ260本)
【蓄積(ヘクタール当たり)】
312立法メートル(キタゴヨウ122立方メートル)
【平均胸高直径】
13センチメートル(キタゴヨウ24センチメートル)
【平均樹高】
8メートル(キタゴヨウ13メートル)
(平成19年調査)
設定区域の手前から撮影した写真です。キタゴヨウは沢付近や急傾斜地に生育しています。
中心に見える針葉樹の大部分はキタゴヨウです。
キタゴヨウの大径木です。胸高直径が約60センチメートル。
位置図
※地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1の地形図を使用。(承認番号:平29情使、第419-GISMAP39614号)
・様似市街から南東へ約15キロメートル。
・林内には、幌満川を渡らないと行けません。上流にダムがあり、増水時に放水することもあり、非常に危険です。ただし、道路から森林を眺めることはできます。
【問い合わせ先】
〒057-0012
浦河郡浦河町常葉町26番地の4
日高振興局森林室
電話0146-22-2451
メールアドレス:hidakamori.11@pref.hokkaido.jp
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