「道民の森」民間活力導入事業

1 目的

 道民の森(当別町、月形町に跨がる1万1千haの道有の森林区域)と周辺地域の一体的な活用を図るために民間施設を導入し、民間企業の資金力や経営ノウハウを活用した多様なプログラム(カムイ・ジャンボリー高原開発事業)により「道民の森」全体の施設水準の向上を図る。

2 計画概要

「カムイジャンボリー高原開発事業」
 「道民の森」区域(道有林)とその山麓に広がる当別町有牧場約576haを活用し、スキー場やゴルフ場、コテージ等、通年型のスポーツ・レクリエーション施設を整備する。

  • 事業者  M社(本社 東京都)
  • 計画概要 総投資予定額:107億円
  • スキー場エリア:269ha
  • ゴルフ場エリア :129ha
  • 教育・文化施設エリア:178ha

3 経過

・H元 「道民の森基本計画」策定
道が民間活力導入企業説明会開催
事業者が開発構想(案)を道に説明
・H2 事業者が環境アセス調査委託
・H3 ゴルフ場規制要綱事前協議開始
事業者が開発計画を道に提出
・H6 環境アセス地元説明会・公聴会実施
・H7.1.13 知事、環境影響評価書の審査意見書公表
『環境影響評価書の内容について審査を行った結果、特に問題はない。』
(付帯意見)
下流域の水質保全に必要な措置について、利水者などと十分協議を行うことなど
・H8.9 石狩西部広域水道企業団が「開発計画が水源に与える影響は少ない」との水源保全上の意見を当別町に提出

4 選定要件及び再評価の視点

○ 選定要件
 「時のアセスメント(時代の変化を踏まえた施策の再評価)実施要綱」第2の1の(3)
 施策の円滑な推進に課題を抱えており、施策が長期間停滞するおそれがあると認められるもの

○ 再評価の視点
 民間企業による通年型の総合的なスポーツレクリェーション施設を整備し、「道民の森」全体の施設レベルの向上を目指して平成元年度に手続き等に着手してきたが、当該事業の必要性、妥当性、効果などについて総合的に検討する。

5 再評価の期間

 平成9年度内を目途

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