道道士幌然別湖線の整備

1 目的

 道東方面から然別湖畔への短絡道路及び緊急時の代替道路であり、地元の観光・レクリェーション産業の振興など地域の振興に資するとともに、阿寒湖畔やオンネトー等主要観光地を相互に連絡する広域観光ルートの一部となる道路。
 また、自然公園法により大雪山国立公園の公園計画車道(一部)として位置付けられている。

2 計画概要

  • 延 長:21.6km(国立公園内 6.4km)
  • 未開削区間:2.6km

3 経過

 昭和48年に、関係団体の要望等を背景として新規開削を中断していたが、地元の強い要望もあり、道路の整備に向けて道アセス条例に準じた手続きを実施するとともに、動植物詳細調査や地質調査等を実施し、平成6年現トンネルルートを道として決定。平成7年大雪山国立公園計画の変更に際し、現トンネルルートが公園計画車道として位置付けられた。その後、環境調査等を実施し現在に至る。

・S44 道道士幌然別湖線認定
・S48 新規開削を一時中断
・S53~56 自然環境調査
・S62
 ~
自然環境調査報告書取りまとめ
道アセス条例に準じ縦覧、公聴会を実施
・S63.9 報告書確定 [駒止トンネルルート ]
・S63 動植物詳細調査開始→H 4.3 報告書
・H 6.1~ ルート検討の地質調査
・H 6.12 現トンネルルートを道決定
・H7 公園計画変更
*現計画のトンネルルートが公園計画車道と位置付けられる
・H7 ~ 地形、地質、環境調査
・H8.8 公費違法支出差止請求訴訟開始

4 選定要件及び再評価の視点

○ 選定要件
 「時のアセスメント(時代の変化を踏まえた施策の再評価)実施要綱」第2の2の(1)
 施策が長期間停滞していると認められるもの

○ 再評価の視点
 自然環境への影響などについて様々な議論が出され、道は工法や公園計画の変更など必要な検討を行って事業の進捗に努めてきたが、新規開削工事が中断して25年が経過しており、今後の進め方などについて検討する。

5 再評価の期間

 環境影響調査との関係を考慮して調整
 なお、平成10年10月頃に中間報告をまとめる予定

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