1 目的
ダム下流域の水害を防除するとともに、下流既得用水の補給及び流水の正常な機能の維持と増進を図る。あわせて、白老・室蘭地区に都市用水を供給する。
2 計画概要
(1) 洪水調整
- ダム地点で 970m3/s→ 520m3/s
- 河口地点で 1,300m3/s→ 850m3/s
(2) 都市用水の供給
- 【室蘭市】
水道 75,000m3/日
工業用水 21,000m3/日 - 【白老町】
水道 20,000m3/日
工業用水 9,000m3/日 - 【大昭和製紙】
工業用水(量は未定)
(3) ダムの規模
- 形 式:重力式コンクリートダム
- 堤 高:67.7m
- 堤頂長:545m
- 堤体積:650,000m3
3 経過
・S51 | 実施計画事業採択 |
・S62 | 室蘭市ダム不参加表明 |
・H2 | 白老町ダム不参加表明 |
・H7 | 大昭和製紙ダム不参加表明 |
・H8まで | 地質調査等技術的調査、検討実施 |
・H9 | 事業の進捗見合せ |
4 選定要件及び再評価の視点
○ 選定要件
「時のアセスメント(時代の変化を踏まえた施策の再評価)実施要綱」第2の1の(1)・(2)
(1) ~ 施策が長期間停滞していると認められるもの
(2) ~ 時の経過の中で、施策を取り巻く社会状況や住民要望の変化などにより、施策の価値または効果が低下していると認められるもの
○ 再評価の視点
洪水調節と白老・室蘭地区の都市用水を確保するため昭和51年度に実施計画調査に着手したが、産業構造の変化で水需要が減少し、平成9年度から、事業の進捗を見合わせることとしているが、さらに今後の進め方を検討する。
5 再評価の期間
平成10年6月を目途