知事臨時記者会見記録 H11.3.17

  • 日 時/平成11年3月17日(水) 17:37~18:09              
  • 場 所/記者会見室
  • 記者数/31名(その他カメラマン等 16名)

[知事からの話題]
<「時のアセスメント」について>
 私の方から「時のアセスメント」に関わって二点お話をさせていただきたいと思います。
 一つは、先に事業を取り止めました「医療・産業・研究都市づくり」に関わって、北広島市南の里地区に保有する土地についてでありますが、庁内で検討会議を設置をいたしまして、その適切な利活用などについて検討を進めてまいりましたが、先ほど開きました政策会議で協議の上で、道としての対応方針を決定をいたしました。 この地区につきましては、周辺が開発される中で、まとまった樹林地として残されておりました。また、貴重な動植物の生息環境、あるいはまた自然と人が共生してきた歴史が刻まれている地区としての特徴を有しておりますことから、次代に継承すべき道民共有の財産として保全し、都市近郊の樹林地として道民の利用に供することといたしました。
 なお、利用に当たりましては、動植物の生息・生育環境の維持保全に配慮していかなければならない、このように考えております。
 なお、具体的な利活用の方策につきましては、「都市公園」とか、あるいは「森林公園」などに絞り込んでおりますが、今後、いろんな国費の導入等につきまして、関係省庁との協議とか、あるいは道の条例への位置づけなどについて、建設部を中心にして、関係各部と協議、調整を図りながら、検討を進めて、早急に対応を決定してまいりたいとこのように考えております。
 次に「時のアセスメント」の対象施策として残っておりました、「道道士幌然別湖線」、いわゆる「士幌高原道路」でございますが、「再評価調書」の提出がござまして、先ほど開きました政策会議で協議をいたしまして、道としての対応方針を決定をいたしました。
 「道道士幌然別湖線」、いわゆる「士幌高原道路」につきましては、昭和48年以降、新規開削工事を中断したままの状態が続いておりますことから、この間の社会経済情勢の変化に伴う自然環境、公共事業のあり方等に対する住民意識の変化を考慮するとともに、道路事業により得られる様々な効果とか、あるいは地域の発展に果たす役割を分析・検討し、事業の必要性、妥当性、そしてまた、効果などを総合的に判断をしてまいりました。
 この道路は、災害発生時等の短縮・代替ルートの確保とか、士幌町などの地域振興対策、東大雪地域・道東地域における広域観光ルートの形成などの役割が期待される中で、地元3町には、地域振興を図るという面で強い期待がある一方で、国立公園内を通過する道路整備に対して、自然保護団体を中心として、強い反対運動が行われている状況にあること。
 それからまた、この地域は、国立公園の第1種特別地域でありまして、北海道自然環境保全指針においても、「すぐれた自然地域」に位置づけられておりまして、近年における道民の環境保全に対する意識の高まりを踏まえますと、より慎重な姿勢が求められること。
 それから、道路完成により見込まれる経済的な効果、東大雪地域、あるいは道東地域における広域観光ルートの形成についての効果は大きなものとは言えないこと。 公共事業に対する道民の意識は、地域活性化に寄与する経済効果を求めるとともに、自然環境に与える影響を重視する傾向が見られること。
 さらにはまた、有識者の意見は、環境保全や事業効果の面から、凍結あるいは中止を求める意見が数多く見られた。
 そういったいろいろな点を総合的に判断いたしまして、本道路の未開削区間の工事は、取り止めることにいたしました。
 今回の決定は、私自身、かつて事業に関わってきたこともありまして、また、長年この道路の完成に熱意を注いでこられた方々の思いを考えますと、大変難しくて厳しい判断でありました。
 しかしながら、私としては、時代の変革に的確に応えていくためには、自ら進めてきた施策であっても、必要に応じて大胆な見直しに取り組まなければならないもがあると考えておりまして、そうした姿勢で取り組むことが、この変化の激しい時代にあっては、道民の負託に応えるべき知事として、大切な姿勢ではないかとこのようにも考えております。
 地元町村においては、地域の活性化に向けて、懸命な努力が進められているところでありますが、私としては、こうした地元の進める地域振興対策について、今後とも、十分な協力を行っていかなければならない、このように考えております。
 とりわけ士幌町が目指す「自然・環境教育のメッカ」づくりにつきましては、自然環境を最大限に保全をいたしまして、地域の自然や産業を生かした体験・交流型の地域づくりとして、環境の時代ともいわれる21世紀における北海道の地域づくりのモデルともなるものでありまして、道として、積極的に支援する観点から、庁内にプロジェクトチームなどを設置するよう指示したところであります。
 また、然別湖畔の人々の安全で円滑な交通手段の確保を図る上で、道道鹿追糠平線の一層の安全度の向上が求められておりますことから、今後、そのために必要な対策を積極的に進めてまいりたいと考えております。
 今回の再評価を通じまして、私としては、国立公園の第1種特別地域は道民はもとより国民共有の貴重な財産として、保全の考え方をより徹底し、次の世代へ大切に引き継いでいかなければならないとの思いを強くしたところであります。
 いずれにいたしましても、「時のアセスメント」は初めての試みでもありました。制度の発足当初は、不安とか、あるいは戸惑いを持って受け止められた面もありましたが、様々な困難を乗り越えながら取り組みを進める中で、これまでの行政の先送り体質、あるいは硬直的なものの考え方に一石を投じ、私を含め、職員意識の中に、時代に即した新しい感覚で行政を進めていくことが重要であるとの認識を深めることができたのではないかとこのようにも考えております。
 私の方からは以上でございます。

[質問事項]
(時事通信)
 士幌高原道路取り止めというのは、中止とイコールと考えてよろしいですか。

(知  事)
未開削区間につきましては、今後工事は行わない、事実上中止ということで理解して結構です。

(読売新聞)
中止もあるんですが、去る一定の時にですね、議会の中で、予特でもありましたし、恐らく水面下でもあったと思うんですけれども、予定どおり3月にこの結果を出すかどうかということをですね、事務レベルの方は相当苦しんでいたと思うんですが、よく出たとこれは思うんですが、その点は予定どおり、ことをそういういろいろありながら、進めたということについてまず知事の考えは。

(知  事)
皆さん方には昨年から、3月までには残された「時のアセスメント」の対象施策については、結論を出したいというお話を申し上げてまいりました。そういったことで、建設部、いわゆる関係部につきましては、いろんな機会にですねお話をさせていただきまして、3月中の私が判断できるようなことで、検討作業を急いでいただきたいというお話をさせていただきました。今回、再評価ということで、西村副知事をキャップとして検討評価、再評価調書を出していただきました。それを政策会議の中で、さまざまな意見がございましたけれども、最終的には私の判断といいますか、結論でただ今お話をした結果でございます。

(朝日新聞)
今おっしゃったようにですね、かなりギリギリまで建設部がどういう結果を出すか迷われていたんですが、今回、建設部が出した評価検討調書の中身はですね、現時点では着工が難しいという非常に曖昧な表現だったんですが、今までの場合、調書の段階でそのある程度中止だとかの結論が出てたんですけれども、今回はそのレベルでは出なくてですね、検討チームなり政策会議の中でかなり検討されたと思うんですけれども、どういう意見が出て、どういう経過を経てですね、そういうはっきりした中止という形になったのかおしえてください。

(知  事)
こういうこれまで地元の皆さん方がいろいろな建設に向けての強い期待がありました。実は私も先程申し上げましたけれども、私自身がですね、かつてこの事業に関わってきたこともありました。たいへん難しい判断だというお話をさせていただきましたけれども、それは政策会議の中でもですね、いろいろな意見がありました。ただですね、いろいろな意見を聞きながら、私としては、今までこの道路に関わってきた経験、あるいはまた、私が長年にわたって、関わってきた森林あるいは自然保護に対する気持ちもございました。今回のような決定になったというふうにご理解をしていただきたいと思います。

(朝日新聞)
いろいろ出た意見のうち、いくつかを具体的に聞きたいのですが、だれがとは言わなくてもいいですから。いろいろ出たというようにおっしゃいましたけれども、具体的にはどんな意見が出たんでしょうか。

(知  事)
凍結という考え方もあろうかと思いますね、その時に凍結と言いますと、この字の如く、いつかは解けるということが前提になる考え方と、それから凍結をして様々な検討をしながらですね、結果としてはまた中止になるのかという、そういう先にもう少し検討したらどうかというような意見もないわけではなかったです。ただまあ、私とすれば、少なくても昭和63年からですね、この問題に関わってきておりまして、そういったいろいろな様々な経緯、それからまた先程申し上げましたけれども、自然環境保全指針といったようなものの策定に関わってきた経緯も含めて、これからの新しい時代の考え方として、こういう変化の激しい時代にあっては、自ら進めてきた施策であってもですね、必要に応じてこの大胆に見直しに取り組まなければならないということを感じたわけでございます。

(朝日新聞)
つまり凍結という意見が出て、それも一つ、一部じゃなくて、そのいつか解けるときまで凍結するのと、ある程度、調査期間を使って、この後でまた検討するという意味の凍結という2種類の意味の凍結の意見が出たと(知事発言)

(知  事)
いや、ただそれは一般的にそうじゃないですか。

(朝日新聞)
いや、一般的にそうですが、今回の作業の中で出たのはどうなんですか。

(知  事)
まあ、そういうことですね。今お話をしたご意見が出ました。

(十勝毎日新聞)
二、三点まとめて質問してよろしいですか。
一点目はですね、今知事もおっしゃいましたけれども、いろいろ変化があったということですが、4年前にはやはり地元士幌にですね、明確に私は推進させるというふうにおっしゃいましたが、この4年間のですね、知事ご自身の考えの変化をちょっと手短にひとつお聞きしたいです。
それとですねもう一点、あと議会など、道議会などでは地元の理解を得てから進めるということをお話していましたけれども、地元の理解というのは、制度の趣旨に対する理解ということではなくてですね、地元としては工事を進めるという、中止をする前提としては地元の理解が必要であるとそういうふうに受け止めていたんですけれども、その部分はですね、知事は今回、地元の声を重く受け止めるともおっしゃっていましたけれども、どの程度この今回のですね、結論の中に反映されたのかそこ聞きたいです。
もう一点ですけれども、建設部のですね調書が出来る前、それから今回検討チームの評価の前にですね、知事は中止の意向であるとこういう報道がされました。これがですね、ある程度、建設部とか検討チームにですね、一つの圧力になったのではないかというふうに思う面もあるのですが、知事はその点どういうふうにお考えになられますか。以上の点についてお願いします。

(知  事)
まとめてお話をさせていただきますけれども、やはりこういった大きな時代の変革の中で、右肩上がりの経済成長が、ゆるやかなこの成熟社会に変わっていくといった中で、私どもが今まで進めてきた仕事の制度なりシステムというものを大きく見直さなければならない、そういう時期に来ていることは皆さんの共通の認識だというふうに思っております。そういった中で、私が63年からですね進めてきた、あるいはまた、その関わってきた事業に対して、こういう決断をしなければならなかったということについて言えばですね、やはりこれからの時代は、やはりむしろ前の公約でも申し上げておりましたけれども、やはり環境重視型社会の形成ということがですね、やはり私ども今ここに生きている私たちの次の世代に対する責務みたいなものを私は感じております。環境問題について言えばですね、やはり次代に引き継ぐというよりは、次の時代から借りているんだという考え方をですね、これから持って、そういう考え方に変えていくことも必要ではないかというふうに思っております。
 地元の皆さん方には、たいへん、私としてもたいへん苦渋の判断をしたということでございまして、皆さん方の熱意については十分承知をしております。これからもですね、地元が目指している地域振興に係る様々な地域づくりの課題に対しては、これからも積極的に支援をし、そしてまた協力もしていきたいとこのように考えております。

(十勝毎日新聞)
報道の部分については圧力にならなかった、知事の意向がですね、先に決まっていたのではないかという、そういうことなんでしょうか、それとも(知事発言)

(知  事)
いえ、私は一切関わりをもっておりませんし、そこまで私が言える状況にはないというふうに思っております。

(毎日新聞)
検討評価調書の中でですね、この計画について必要性、妥当性があるとかなり今日出された再評価調書の概要と異なって見えるんですけれども、時のアセスでですね、道庁職員が意識改革をかなり取りざたされていたと思うんですけれども、今回対象9事業を終わってみて、今回の分も含めて、意識改革は進んだとお考えですか。

(知  事)
 私はですね、こういうその後、政策アセスというね、仕組みも作りまして、道の事業3000余の事業についても評価、再評価をするという仕組みを作りました。今回の問題はたいへん大きな課題でございまして、再評価をするにもいろいろなご苦労があったというふうに思っております。そういう意味で、建設部の皆さん方にはたいへんご苦労をいただいたなあという気がしますけれども、しかしそういったこれからの仕事の進め方について、政策アセスのようにですね、さらに一歩前に進めまして、これから進める事業についてもですね、事前に評価をしていくというような仕組みがですね、新しい制度として作っていけないかなあという気はいたしております。

(十勝毎日新聞)
制度に関してですけれども、地元の声というのはですね、一方的に聞くだけであって、そこに答えている部分はこの検証の過程では少なかったんではないかというふうに感じるんですけれども、知事はそのようにはお思いになりませんでしょうか。

(知  事)
これはですね、地元支庁を通じまして、そういったものも十分お聞きしたというふうに承知しておりますし、またこの対象施策に選定した際にもですね、現地へ行って皆さん方のご意見は聞いている、それから何度か要望も受けておりますので、地元のそういった熱い期待というものは十分私どもも受け止めたところであります。

(NHK)
 建設部のですね、再評価の調書には自然環境に対する影響はほとんどないという表現があったんですが、今日の判断では、自然環境への影響はやっぱりあるんだと、だから重視するんだと、こういうふうに考えてよろしいんでしょうか。

(知  事)
 ええ、これはですね、先ほど申し上げましたけれども、私ども、自然環境保全指針というひとつの北海道の自然環境に対する保全指針というものを、もうそうですね10年ぐらい、もっと前ですかね、作っております。
 そういったものも今回勘案しながらですね、私なりの判断をさせていただいたということでございます。

(朝日新聞)
 いや、今の質問はですね、おそらく、建設部の調書の段階では影響はないと言いきっているんですね、その一方で調書はまだ続ける必要があるという話だったんですが、今回の再評価調書はですね、全く考えに触れてないんですよ、つまり影響がないんであれば、大切な自然であってもですね、工事しても守られるということになるはずなんですけれども、国立公園の第1種特別地域であると指針でも優れた地域として認められているというのは分かるんですけれども、それに対して建設工事をすると、それがどういうふうに影響があるのかということに対して全く触れられてないじゃないですか。これはどうしてなんですか。

(知  事)
 全く触れられてないというのは。

(朝日新聞)
 影響に対しては。工事がどういう影響を与えるか。
 建設部の調書では影響はないというふうにいっているんです。今回のはそれは触れてない。それはどうしてなんですか。

(政策室長)
 影響はあるということですね。

(朝日新聞)
 影響がある。

(政策室長)
 と思います。

(朝日新聞)
 裁判の中では道の見解として影響はないというふうに。

(知  事)
 こういうことです。やはり今まで推進してきたわけですね、そういった中で、いろんな裁判をしたわけですが、私は今回がですね、それに対する私どもの考え方を整理して出したというふうにご理解をいただきたいというふうに思います。
 トンネルとはいえですね、やはり大事な自然の地域を通るわけですし、それからまた、景観から見てもですね、然別湖という大変優れた景観を持つ地域に対して何らかの工事がなされるわけですから、それは自然環境に影響がないということには、私はならないというふうに思っております。

(十勝毎日新聞)
 一点だけ。建設部のですね、評価ではっきり明確になった必要性、妥当性はあるという認識については、どうやって今後、道庁内で埋められるんでしょうか。
 今回のですね、検討チームからの評価ではあがってませんけれども、その前段の建設部の調書では、士幌高原道路の必要性、妥当性はあると明快になっているわけですけれども、そこの差っていうのと、今回のですね、認識の差というのは。

(知  事)
 今回の時のアセスについていえば、個々の必要性をいろいろ検証しながらですね、やはり判断する時は、やはり総体としてどうかという判断になるんではないかというふうに私は思います。
 ですから、これまでの時のアセスの事業についてもですね、その必要性なり妥当性なり、そういったものをチェックしながらトータルとして、例えば今回の問題であれば、自然環境の保全とのかかわりとかですね、あるいは費用対効果とか、いろいろなものをやはり総体的に判断するのが、この時のアセスの再評価の手法というふうに考えていただければと、このように思います。

(北海道新聞)
 手短に申します。北海道新聞ですけれども。まず一点は、今回、再評価にあたり地元自治体、経済団体が要望していたのは私どもも存じているんですけれども、国会議員、あと国などからも働きかけがあったと仄聞してます、これらについてお答え願います。
 もう一点は、地元に対して、私、知事は、ある程度説明して行く責任があるんではないかと考えていますけれども、政務も含めて、今後士幌町に入る予定はあるんでしょうか。
 二点お願いします。

(知  事)
 この道路につきましては、かつて私自身が事業にかかわってきたこともございまして、特別な思いがしております。
 建設につきましては、開削につきましては、賛否が鋭く対立する中にあって、長年にわたって、さまざまな方々がそれぞれの形でかかわってきた問題に一つの結論を出すことになったわけでございますから、いろいろな意見があったということは事実でございます。
 それから先ほど、政策会議の後に地元士幌町には、町長にはお電話をさせていただきました。私自身、この時期になってなかなか行く時間がないので、できるだけ早い時期に副知事に行っていただくということをお話をさせていただきました。

(朝日新聞)
 知事がそうおっしゃって、町長はなんというふうに答えられましたか。

(知  事)
 要するに、最終的な結論ということで理解しますけれどもということで、私が今お話した地域振興も含めてですね、今後の取り組みについて私どもの考え方も説明させていただきました。

(朝日新聞)
 納得されたんですか。

(知  事) 私は、理解していただいたというふうに、誠心誠意お話をさせていただきましたので、と思いますが、今までの経緯からしますと、やはりこれからちょっと時間がかかるのではないかというふうに思っております。

(朝日新聞)
 では納得されるところまでは行かなかったと。

(知  事)
 私がお話したことについては、向こうが、中止ということで理解してよろしいですねということですから、そのとおりですというお話をいたしました。それ以上のやりとりはございません。

(日本経済新聞)
 一点だけよろしいですか。先ほどの話で、差し止め請求権というのはですね、今後、道としてはどのような対応にあたるのでしょうか。それでも道としては争うつもりはこれでなくなるのでしょうか。

(知  事)
 それはですね、それぞれの司法の判断になるかと思いますが、私どもは、訴えられている立場ですから、相手がですね、原告の方がどういう姿勢をとるかについては今のところ何とも申し上げられません。

(朝日新聞)
 士幌ではないんですけれども、昨日のですね、知事の公約発表で、幌延のことをちょっと一点だけ確認したいんですが、核抜きという担保措置さえとれれば受け入れると、そういう昨日は意図で発言されたのでしょうか。

(知  事)
 核燃料サイクル開発機構から話のありました幌延の深地層の研究所でございますけれども、昨日発表いたしました公約ではですね、エネルギーの利用と開発については道民合意を得ながら取り組むことが必要である、このようにしておりまして、深地層研究所につきましても、こうした観点から道民合意を得ながら取り組んでいくことは当然、必要であると考えております。
 私としては、あわせて放射性廃棄物を持ち込ませない担保措置について条例化を含めて検討していくという考えを申し上げたものであります。

(朝日新聞)
 ということは、従来となんら変わってないということですか。

(知  事)
 はい。

- 以上で終了 -

(この内容については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったもの等を整理のうえ、作成しています。[記録作成:総合企画部政策室広報課報道係])

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