北海道交通政策総合指針重点戦略【2021-2025】の策定について

策定趣旨

道では、北海道新幹線札幌延伸が予定される2030年度を目標とした、本道の更なる発展を支える交通ネットワークの実現に向けて、2018年に「北海道交通政策総合指針」を策定し、関係者との連携・協働により取組を進めてきました。

人口減少や高齢化の進行による利用者の減少、人材不足、気候変動に伴う災害の激甚化・頻発化など、安定的な公共交通の維持・確保が難しくなってきている状況の中、新型コロナウイルス感染症の拡大により、テレワークやWEB会議が定着し、小口宅配需要が増加するなど、人流・物流にも大きな変化が見られています。

こうした環境変化に対応しながら、指針のめざす姿を実現していくため、今後5年間で集中的に進める取組を重点戦略として設定し、各施策を効果的に推進していくこととしています。

重点戦略の構成

これまで推進してきた5つの戦略に加え、新型コロナウイルス感染症対策と公共交通利用の両立に向けて、各戦略横断的な「ウィズコロナ戦略」を新たに設定するとともに、戦略毎にポストコロナを見据えた取組の方向性を示しています。

(1) シームレス交通戦略
 
交通モード間の強固な連携による利便性が高くストレスのない公共交通の実現

(2) 地域を支える人・モノ輸送戦略
 「人」「モノ」「サービス」の一体的・効率的な仕組みの構築

(3) インバウンド加速化戦略(段階的・多角的な誘客戦略)
 リスク分散と新たな需要の獲得、サービス転換による持続性の確保

(4) 国際物流拡大戦略
 貨物の集積と航空路・航路の充実による国際物流拠点の形成

(5) 災害に強い交通戦略
 
災害時等にも安心できる信頼性の高い交通の実現

(6) ウィズコロナ戦略【新規】
 感染症対策と公共交通利用の両立

2030年頃の北海道交通のめざす姿

推進期間

 5年間(2021年度~2025年度)

資料データ

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