北海道データブック2011_教育・文化・スポーツ
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北海道の生活 - 教育・文化・スポーツ |
教育適地「北海道」 |
平成22年度、北海道の小学校数は1,241校、中学校数は657校、合計1,898校で小・中学生が学んでいます。へき地校として指定されている学校は761校、全体の40.1%を占めています。中学校卒業者の高等学校等進学率は平成22年は98.7%で、全国平均を0.7%ほど上回っています。また、高等学校卒業者の大学等進学率は41.0%となっています。 道内には、大学38校(一部の学部等が道内にある場合を含む)、短期大学19校、高等専門学校5校、専修・各種学校241校があります。 ユニークな教育活動として、北海道にも「山村留学」を実施している市町村があります。これは、小中学校の児童生徒が、1年以上も親もとを離れて、あるいは親とともに農村漁村地域に転居し、現地の学校に通いながら、年間を通じての自然体験や地域の人々とのふれあいなどによる体験教育を目的としています。現在、15市町村20校で行われています。 高等学校では豊かな自然風土と広大な面積を有する北海道の特性を生かし、地域の文化や自然を取り入れた創意ある教育活動に取り組んでおり、ボランティア活動や伝統文化の継承、インターンシップ、地域の行事への参加など、さまざまな活動を行っています。 また、北海道には食料生産や環境保全を専門に学ぶことのできる農業高等学校があります。例えば、岩見沢農業高等学校では、生物生産、加工・流通について学ぶほか、地域の企業等と農業における自然エネルギーの活用に関する共同研究に取り組んでいます。 そのほか、韓国などとの国際交流や、中国語、ロシア語、ハングルの授業など、北海道の近隣諸国について理解を深める学習のほか、姉妹校提携、留学生の受け入れなど、生徒や学校の実態を踏まえた教育活動に取り組んでおり、国際理解教育が盛んに行われています。 |
歴史を伝える芸能 |
本州と比べると歴史が浅く、伝統的な文化や芸能が少ないと思われがちな北海道ですが、道内にはアイヌの人々によって保存・伝承されてきた古式舞踊や本州からの移住者によって伝えられた民俗芸能や祭りなどが数多く残っています。 道内には、43の登録博物館があり、生活や産業、文化、美術、歴史など、地域性を活かした資料が展示されています。 |
北海道と全国 |
項目 | 北海道 | 全国 | 年次 |
小学校児童数(教員1人あたり)(人) | 13.8 | 16.6 | 22 |
中学校生徒数(教員1人あたり)(人) | 11.5 | 13.9 | 22 |
高等学校生徒数(教員1人あたり)(人) | 11.9 | 13.1 | 22 |
高等学校等進学率(中学校新規卒業者)(%) | 98.7 | 98.0 | 22 |
大学等進学率(高等学校新規卒業者)(%) | 41.1 | 54.3 | 22 |
大学数(100万人あたり)(校) | 6.9 | 6.1 | 22 |
短期大学数(100万人あたり)(人) | 3.4 | 3.1 | 22 |
専門学校数(100万人あたり)(人) | 0.9 | 0.5 | 22 |
専修学校数(100万人あたり)(人) | 33.6 | 25.9 | 22 |
各種学校数(100万人あたり)(人) | 10.2 | 11.4 | 22 |
公民館数(100万人あたり) | 82.5 | 124.8 | 20 |
図書館数(100万人あたり) | 25.7 | 24.8 | 20 |
博物館数(100万人あたり) | 11.1 | 9.7 | 20 |
青少年教育施設数(100万人あたり) | 17.1 | 8.8 | 20 |
スポーツ施設数(100万人あたり) | 748.6 | 375.1 | 20 |
庭球場数100万人あたり) | 77.1 | 40.3 | 20 |
体育館数(100万人あたり) | 71.0 | 53.4 | 20 |
水泳プール数(100万人あたり) | 58.7 | 33.3 | 20 |
資料:文部科学省「学校基本調査」、「社会教育調査」(中間報告)をもとに北海道教育庁算出 |