北海道データブック2024_あゆみ

歴史(年表)
できごと
約10,000年前~ この頃、北海道の縄文時代
(主な遺跡:江別市大麻1遺跡、千歳市キウス4遺跡など)
250BC頃~ この頃、北海道の続縄文時代
(主な遺跡:小樽市手宮洞窟、余市町フゴッペ洞窟など)
※この頃、本州以南では弥生時代
7世紀頃~ この頃、オホーツク文化が成立
(主な遺跡:網走市モヨロ貝塚など)
658年 日本書紀によれば、この頃、阿倍比羅夫が「蝦夷」に遠征したとされる
9世紀頃~ この頃、擦文文化が成立
(主な遺跡:旭川市錦町5遺跡など)
1457年(長禄元年) コシャマインの戦いが起こる
1551年(天文20年) 蠣崎氏(のち松前氏)とアイヌの間で講和が成立
1604年(慶長9年) 松前氏が徳川幕府から「蝦夷交易」を預かる黒印状を受ける(松前藩の成立)
1809年(文化6年) 間宮林蔵、間宮海峡を確認
1845年(弘化元年) 松浦武四郎、蝦夷地を見聞
1855年(安政2年) 日魯通好条約、日ロ両国の国境を択捉島・ウルップ島間と決定
1859年(安政6年) 箱館を通商貿易港として開港
1868年(明治元年) 戊辰戦争ぼっ発
1869年(明治2年) 開拓使設置、蝦夷地を北海道と改称
11国86郡を置く
1870年(明治3年) 北海道の人口約10万人
1871年(明治4年) 開拓使顧問として米国人ケプロンを招く
1875年(明治8年) 最初の屯田兵198戸965人琴似へ入地
1876年(明治9年) 札幌農学校開校、教頭ウイリアム・S・クラーク
開拓使建設の麦酒醸造所開業
1878年(明治11年) 北海道最初の新聞「函館新聞」創刊
札幌農学校演武場(現在の札幌市時計台)落成
1880年(明治13年) 手宮・札幌間に鉄道開通
1882年(明治15年) 開拓使を廃止、函館・札幌・根室の3県を設置
1886年(明治19年) 3県1局を廃止し、北海道庁を設置
1888年(明治21年) 北海道庁の本庁舎(現在の赤れんが庁舎)落成
1897年(明治30年) 北海道区制、一級町村・二級町村制公布
郡役所を廃止し、19支庁を設置
1901年(明治34年) 第1期北海道議会議員選挙(定数35人)
全道現住戸口189,526戸、1,011,892人
1904年(明治37年) 屯田兵条例廃止
小樽・函館間に鉄道開通
1908年(明治41年) 青函連絡船営業開始
スイス人コラー、農科大学で学生にスキーを教える
1920年(大正9年) 第1回国勢調査(人口2,359,183人)
1923年(大正12年) 戸長役場を全廃し、町村制を施行
(市6、一級町村99、二級町村155)
1937年(昭和12年) 札幌・東京間の定期航空路開設
1950年(昭和25年) 第1回さっぽろ雪まつり開催
北海道開発庁を設置
1954年(昭和29年) 台風15号により青函連絡船「洞爺丸」沈没
第9回国民体育大会開催
1958年(昭和33年) 北海道大博覧会開催
1968年(昭和43年) 北海道百年記念祝典開催
1971年(昭和46年) 青函トンネル工事起工式挙行
道央自動車道(千歳~北広島)と札樽自動車道(札幌~小樽)開通
札幌市営地下鉄(南北線)開業
1972年(昭和47年) 第11回冬季オリンピック札幌大会開催
札幌市政令指定都市に指定
1986年(昭和61年) 第1回アジア冬季競技大会開催
1988年(昭和63年) 青函トンネル開通、新千歳空港開港
1989年(平成元年) 第44回国民体育大会開催
第25回全国身体障害者スポーツ大会開催
1990年(平成2年) 第2回アジア冬季競技大会開催
1991年(平成3年) 札幌ユニバーシアード冬季大会開催
1992年(平成4年) 北方四島交流(ビザなし交流)開始
新千歳空港ターミナルビルオープン
1993年(平成5年) ラムサール条約第5回締約国会議開催
釧路沖地震、北海道南西沖地震発生
1994年(平成6年) 新千歳空港24時間運用開始
東方沖地震発生
1996年(平成8年) コンサドーレ札幌誕生
2000年(平成12年) 有珠山噴火
2001年(平成13年) 北海道開発庁が国土交通省へ統合
2003年(平成15年) 十勝沖地震発生
2004年(平成16年) 北海道日本ハムファイターズ誕生
2005年(平成17年) 「知床」が世界自然遺産に登録
2007年(平成19年) 函館市著保内野遺跡出土「土偶」が国宝に指定
2008年(平成20年) 北海道洞爺湖サミット開催
2009年(平成21年) 太平洋・島サミット開催
「洞爺湖有珠山」が国内初の世界ジオパークに認定
2010年(平成22年) 日本APEC貿易担当大臣会合開催
2016年(平成28年) 北海道新幹線(新青森・新函館北斗間)開業 
2017年(平成29年) 第8回アジア冬季競技大会開催
2018年(平成30年) 北海道命名150年
北海道胆振東部地震発生
2019年(令和元年) G20北海道倶知安観光大臣会合開催
2020年(令和2年) ウポポイ(民族共生象徴空間)オープン
2021年(令和3年) 東京2020オリンピック競技大会開催(マラソン・競歩・サッカー競技札幌開催)
「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録
2023年(令和5年) G7札幌気候・エネルギー・環境大臣会合開催

〈ワンポイント〉

アイヌの人たち

 北海道に古くから住んでいるアイヌの人たちは、固有の言葉であるアイヌ語、ユカラ(叙事詩)や伝統的な踊りなど独自の文化を持ち、狩猟や漁撈(ぎょろう)、採集を中心とする生活を営んでいました。
明治時代になり、本州からの移民を受け入れる植民政策や、伝統的な生活慣行などを制限する同化政策の結果、アイヌの人たちの社会や文化は大きな打撃を受け、多くの民族文化が失われていきました。
そして、現在、アイヌの人たちの生活は、衣食住、社会の仕組みや教育、仕事、あそびなど、日本に住む他の人々と変わるところはなく、独自の伝統や文化の中には、生活から遠のいたものもありますが、アイヌの人たちが民族の誇りの源として大切だと考える儀式や伝統芸能、工芸品製造などについては、積極的に取り組まれています。 

 2019年4月には、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」が制定されました。
この法律は、アイヌの人たちが先住民族であることの認識を示すとともに、民族としての誇りを持って生活することができ、その誇りが尊重される社会の実現を目指すことなどが定められています。
これを踏まえ、同年10月「北海道におけるアイヌ施策を推進するための方針」、2021年3月「北海道アイヌ政策推進方策」を策定し、道民が相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向けて取り組みを進めています。
また、2020年7月には、アイヌ文化の復興・発展のための拠点となる国立施設として「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が白老町にオープンしたところであり、道としては、ウポポイをはじめ、道内のアイヌ関連施設やアイヌ関係団体と連携・協力し、アイヌの人たちについての正しい理解に努めるとともに、生活向上や文化振興、地域の活性化や産業の振興に取り組むなど、未来志向によるアイヌ政策を総合的に推進していきます。

※「アイヌ」という言葉は、アイヌ語で「人間」という意味です。

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