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道内・道外を結ぶ交通ネットワーク |
■道路
北海道の道路延長は90,136.9kmで、全国の7.4%を占めています。
このうち、高規格幹線道路は、道央自動車道(大沼公園IC~士別剣淵IC)443.5km、道東自動車道(千歳恵庭ジャンクション~白糠IC)227.0km、札樽自動車道(小樽IC~札幌ジャンクション)38.3km、深川・留萌自動車道(深川ジャンクション~留萌大和田IC)44.9km、日高自動車道(苫小牧被害IC~日高門別IC)45.7km、函館・江差自動車道(函館IC~北斗茂辺地IC)18.0km、帯広・広尾自動車道(帯広ジャンクション~忠類大樹IC)59.2km、旭川・紋別自動車道(比布ジャンクション~丸瀬布IC)80.5kmなど、あわせて1,058kmが供用されています。
※道東自動車道及びお\日宏・広尾自動車道については、2015年3月現在
(出典 北海道開発局・東日本高速道路株式会社) 北海道高規格幹線道路網図
■鉄道
道内の旅客鉄道は、北海道旅客鉄道(株)が14線区2,499.8km(2013年4月現在)で運行しており、2012年度の年間輸送人員は、1億3,112万6,000人となっています。
「旭山動物園号」、「ノロッコ号」や「フラノラベンダーエクスプレス」など、観光施設へのアクセスや季節に応じた臨時列車も多く運行されています。
道央圏の55駅で利用できるICカード乗車券「Kitaca(キタカ)」は、JR各社や関東圏・関西圏など全国の交通系ICカードと相互利用が可能です。
2015年度末までには、北海道新幹線新青森~新函館北斗間(約147km)の開業が予定されており、青函トンネルを通じて、北海道と本州が新幹線で結ばれることになります。
また、北海道新幹線開業に伴い、JR北海道から経営分離される江差線五稜郭~木古内間(約38km)については、第三セクター鉄道会社を2014年8月に設立し、開業に向けた準備を進めています。
■港湾
港湾は、室蘭や苫小牧の国際拠点港湾をはじめ、35あります。フェリー定期航路は、青森、大間、八戸、秋田、仙台、大洗、新潟、名古屋、敦賀、舞鶴との間に10航路、道内の離島である利尻、礼文、奥尻、天売、焼尻への4航路が運航されています。
また、北海道とロシア極東地域間を結ぶ定期フェリーは、稚内~コルサコフ航路が運航されています。
■航空
北海道には、現在13の空港があり、国内線は道内9路線、道外34路線の計43路線が就航しています(2015年4月1日現在)。
2013年度の道内空港の国内線乗客数は2,084万人で、このうち新千歳空港は1,666万人となっており、次いで、函館空港(145万人)、旭川空港(94万人)の順となっています。
(国土交通省「航空輸送統計年報」)
新千歳空港は、3,000m滑走路2本を有する、我が国初めての24時間運用空港であり、国際線は、ソウル、釜山、北京、上海、香港、台北、バンコク、グアム、ホノルル、ユジノサハリンスクへの10路線の直行便が運航されています。2012年度は国際線の年間利用者数が初めて100万人を突破し、2013年度には134万人となるなど、国際航空ネットワークを形成する拠点空港として、その役割が期待されています。
また、函館空港からは台北へ、旭川空港からはソウル、北京、上海、台北への直行便が運航されています。
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[ワンポイントメモ] |
北海道新幹線
北海道新幹線は、新青森から札幌までを結ぶ約360kmの路線で、このうち新青森~新函館北斗間は、2005年に工事が着工し、2015年度末までの開業が予定されています。
この北海道新幹線の開業によって、観光客の増加や経済の活性化、文化交流の拡大など、様々な効果が期待されます。また、特に歴史的なつながりの深い青森県をはじめとした東北地域や、北関東地域、首都圏などの連携・交流が拡大するものと期待されます。
また、2012年には、新函館北斗~札幌間が認可・着工され、2030年度末までの開業に向けて工事が始められています。
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交通基盤(2013年8月現在) |
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