北海道データブック2014 > 北海道の産業-工業・企業立地
北海道の産業 - 工業・企業立地 |
食品工業は2兆円産業 |
北海道の工業(経済産業省「工業統計表」2012年確報)は、事業所数5,716事業所、従業者数16万6,429人、出荷額6兆1,394億円で、出荷額は全国17位、2.1%のシェアとなっています。出荷額の構成を業種別に見ると食品工業(食料品と飲料・たばこ・飼料の合計)が2兆715億円(全体の33.7%)と最も多く、これを含む地方資源型工業が39.2%となっているのに対し、わが国経済をリードしている輸送用機械等の金属加工型工業は15.7%と全国の割合(48.4%)に比べ、きわめて低い水準となっています。地域的には、札幌や苫小牧、室蘭、千歳などの道央圏に集積しており、全道の出荷額の66.1%を占めています。 |
企業立地の動向 |
道では、企業立地を推進するため「北海道産業振興条例」に基づき、工場等を新設・増設する場合に助成等の支援を行うなど、積極的な企業誘致に努めています。2013年の道内への工場立地は、電気業(メガソーラー)の立地が多数あり、件数が109件、立地面積が800haとなっており、都道府県別で立地件数は第3位、立地面積は第1位となっています(電気業を除いた場合の件数は28件、土地面積は35ha)。 特に、世界規模で展開する大手自動車部品メーカーが道内に進出するなど、自動車産業の集積地域として注目を集めつつあるほか、寒冷な気候を活かし、超低消費電力運用が可能なデータセンターの立地も期待されています。 |
製造品出荷額等の内訳(2012年確報) |
資料:経済産業省「工業統計表」 |