東京2020オリ・パラ大会の延期に係る知事コメント

 昨夜、安倍総理大臣が、バッハIOC(国際オリンピック委員会)会長との電話会談において、東京オリンピック・パラリンピックの中止はないこと、おおむね1年以内程度延期することを軸として検討すること、遅くとも2021年夏までに、東京オリンピック・パラリンピックを開催することについて提案し、バッハ会長から「100%同意する」との回答がありました。

 その後のIOC臨時理事会において、2021年夏よりは遅くならない時点に変更する必要があると結論付けられました。

 また、大会組織委員会の森会長は、昨夜の記者会見での質問に答える形で、札幌でのマラソン・競歩競技について、大きなフレームは変わらない。変えてはいけないと思うと発言されました。

 新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している中で、アスリートや世界中から訪れる観客の方々の命と健康を守る観点から判断されたものであり、私としては、その判断を支持します。そして、様々な難しい課題がある中で、方向性を示された関係者の方々の御尽力に敬意を表します。

 新型コロナウイルス感染症との戦いに打ち勝った証として、完全な形での東京オリンピック・パラリンピックの開催に道としても、貢献できるよう引き続き感染対策等に万全を期していまいります。

 また、昨年11月からの大変短い間に行ってきた準備が更に確実なものとなるよう、引き続き、大会組織委員会や札幌市など関係者と緊密に連携し、大会の成功に向けた準備をしっかりと進めてまいります。

令和2年3月25日

北海道知事 鈴木 直道

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