本年6月28日の熊本地方裁判所におけるハンセン病家族国家賠償請求訴訟判決が確定し、ハンセン病元患者のご家族と安倍首相が面会されました。
ハンセン病元患者やご家族の皆様には、これまで長きにわたり、人としての尊厳を取り戻すための運動を続けてこられ、その結果、国において訴訟への参加・不参加を問わず、新たに補償するための立法措置を講ずることなどが表明されました。
これは長年にわたり、苦痛・苦難を強いられてきた元患者の方々はもとよりご家族の皆様への人権にも配慮したものであると思っております。
道としては、家族を対象とした新たな補償の措置等の国の動きをしっかり注視するとともに、普及啓発に一層努め、元患者やご家族の皆様のお気持ちに寄り添い、差別や偏見のない社会をつくるために全力を尽くしてまいります。
令和元年(2019年)7月24日
北海道知事 鈴木 直道