今年度の北方四島との交流等事業につきましては、日露政府間及び実施団体間において、可能な限り早期に事業が実施できるよう協議が継続されてきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、道を含む実施団体が計画していた全ての事業の実施を見送りとしたことから、道主催の「北方墓参」の実施もできなくなりました。
私としては、新型コロナウイルス感染症の影響により、極めて重要な「四島交流等事業(四島交流、北方墓参、自由訪問)」が、昨年度に引き続き実施することが叶わなくなったことは、大変残念であります。
道としては、今後とも、日露政府間において、可能な限り航空機墓参を含む交流等事業が早期に実施できるよう協議が継続されるとともに、新型コロナウイルス感染症の影響により、北方領土問題の早期解決に向けた交渉が後退することがないよう、強力な対露外交交渉を一層加速するよう強く求めてまいります。
令和3年8月17日
北海道知事 鈴木 直道
(総務部北方領土対策本部北方領土対策課)