本日、北海道電力が、国に対し、家庭向けをはじめとする規制部門の電気料金の値上げ申請を行いました。また、規制対象外の低圧の自由化部門についても値上げを行うとしております。
今回の値上げ申請は、世界的な燃料価格の高騰などによる厳しい経営状況の下、電力の安定供給を継続するための対応であると受け止めておりますが、私としては、さまざまな物価の高騰が続いており、家計はもとより、中小企業の経営などが大変厳しい環境にある中で、電気料金の大幅な値上げが道民の皆様の暮らしと道内経済に大きな影響を及ぼすことを懸念しています。
北電においては、経営のさらなる合理化・効率化に向け、あらゆる分野で聖域を設けず、最大限の企業努力に不断に取り組むとともに、道民や事業者の皆様に対して、丁寧でわかりやすい説明を行い、理解を得るよう努めていただきたいと考えております。
また、国においては、道民生活や経済への影響に十分留意し、厳正な審査をお願いしたいと思います。
令和5年1月26日
北海道知事 鈴木 直道
(経済部環境・エネルギー局環境・エネルギー課)