JR根室線(富良野~新得間)の廃線合意に関する知事コメント

 根室線(富良野~新得間)については、昨年1月に関係市町村の皆様がバス転換も含めた新たな交通体系の検討を進めることとされて以降、地域の皆様にとって利便性が高い地域交通を確保することを念頭に、熱心に協議を進められてきた結果として、本日、廃線の同意に至ることとなりました。

 この線区は、平成28年8月の大雨による災害に見舞われて以来、東鹿越~新得間は、鉄道の運休が余儀なくされ、6年半もの長きにわたり代替交通が運行されてきた区間でもあり、沿線自治体をはじめ地域の関係者の皆様におかれては、将来を見据えた最適な交通体系について真摯に議論を重ねられてきました。

 私としては、かつて鉄道の廃線という苦渋の選択をし、その判断がいかに重いものか深く受け止めているところであり、維持困難線区における様々な地域協議の経過を踏まえれば、あらためて、そのご労苦とご決断に心から敬意を表するものであります。

 道としては、今後も地域の皆様はもとより、交通事業者をはじめとする関係者の方々との連携をより一層強化しながら、地域の皆様が安心して暮らすことのできる交通体系の構築に向けて全力で取り組むとともに、沿線地域の振興に向け、関係自治体の皆様に寄り添いながら、しっかりと応援してまいります。

令和5年3月30日

北海道知事 鈴木 直道

(総合政策部交通政策局交通企画課)

 

 

 

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