「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録2周年に係る知事コメント

 本日、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、本道初の世界文化遺産となってから、2年を迎えました。

 登録実現に向け一丸となって取り組んだ皆様と喜びを分かち合ってから、はや2年。この間、遺跡群の価値や魅力の発信、ガイド養成や教育旅行を含む誘客促進、さらに、道内他地域への効果の波及を図り、文化遺産の保存・活用と地域振興との好循環を生み出すべく取組を進めてきています。

 今年5月には新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、水際措置も終わったことで、さらに多くの方々に北海道を訪れていただける状況となりました。農耕社会以前の人々の生活や複雑な精神文化を示し、世界の「宝」として認められた「縄文」について、この機会を逸することなく、国内外への効果的な情報発信や、満足度を高める受入体制の充実等の取組を進めることが重要と考えています。

 今年は、登録2周年を記念し、北海道博物館での展覧会のほか、来月20日には札幌市内でシンポジウムを開催します。また、デジタル技術「NFT」を活用した誘客と周遊を促すスタンプラリーや、受入体制強化のためのガイド研修、他地域ガイドとの交流事業も実施します。

 今後とも、縄文文化が地域の「誇り」となり、その価値が一層輝きを増していくよう、北東北3県や関係市町、地域で活動されている皆様としっかり連携しながら、縄文遺跡群の適切な保存と活用に取り組んでまいります。

 登録2周年を迎えた「北海道・北東北の縄文遺跡群」へ、どうぞお越しください。

令和5年7月27日

北海道知事 鈴木 直道

 

 

 

カテゴリー

知事室広報広聴課のカテゴリ

cc-by

page top