苫小牧エリアでの「国産グリーン水素サプライチェーン構築事業」の検討に関する知事コメント

 この度、苫小牧エリアにおいて、出光興産株式会社、ENEOS株式会社、北海道電力株式会社の3社は、国産グリーン水素サプライチェーン構築事業の実現に向けた検討を行うことに合意し、覚書を締結した旨の発表がありました。

 この検討は、2030年までに北海道内で国内最大となる水素の生産・供給拠点構築を目指し、道内外のエネルギー企業が垣根を越えて連携する画期的な取組であり、本道が推し進める水素等の利活用や「ゼロカーボン北海道」の実現にもつながる重要な一歩です。

 さらに、この取組は、既に進められている「先進的CCS事業」の取組とともに、苫小牧エリアにおけるCCUSやカーボンリサイクルの拠点化の実現に向けて大きく前進させるものであり、水素・合成燃料等を通じて、積雪寒冷地である本道の幅広い産業の脱炭素化にも寄与することが期待されます。

 道としては、これまでも、関連する国の調査事業に参画するなど、苫小牧をはじめとする道内での水素の利活用について検討を進めてきたところですが、今後とも、国の政策動向も注視しつつ、本道が、国が進める「水素・アンモニア拠点」に選定されるよう、苫小牧市をはじめ地域や関連の企業等と連携しながら取り組んでまいります。

令和6年2月20日

北海道知事 鈴木 直道

 

 

 

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