知事定例記者会見
・日時/平成15年7月8日(火) 11:30~11:45
・場所/議会知事室前
・記者数/20名(その他カメラマン等6名)
会見項目
記者からの質問
1 第2回定例会開会にあたって
記者からの質問
(NHK)
幹事社のNHKです。まず、統一地方選後、初めての定例道議会が、今日始まりました。執行方針演説を終えられて、まず一言お願いします。
(知事)
緊張しました。立って、ずっとしゃべって、結構、足痛いなとか思いながらも、緊張して終えさせていただきました。
(NHK)
今日はいつもよりも、傍聴席がかなり埋まってたほうだと思うんですけれども、今日はどういう思いを込めながら演説されましたか。
(知事)
初めての議会に、初めての私の思いを伝える最初の演説ですから、事前に何回も担当部と議論して作った原稿を、読み上げではありますけれども、自分のものとして、道議会の皆さんにお伝えして、伝わったかなと思いますけど、どうでしょうかね。
(NHK)
今日は本会議が、10時1分ですけれども、ほぼ定刻通りに始まりました。知事が公約に掲げていらっしゃった議会改革の志が早速表れた形かなと思ったんですが。
(知事)
先週、行幸啓の関係で神戸議長とずっとご一緒して、いろいろお話しすることもありまして、議長はじめ道議会の議員の方々もやはり思いをひとつにしていただきつつあるということかなと思って、とてもうれしいと思います。これからも、そういった形で、定刻開催が続けばいいなと思います。
(NHK)
これまでのオール与党体制から、いよいよ本格的な論戦、特に民主党が野党にまわるというかたちで始まりますが、これからの論戦を前に一言お願いします。
(知事)
やはり論戦をするのが議会の本来の姿で、政策的に我々がこれまでやってきたことを、これを前任の時の分も含めてですけど、これからやろうとすることについて、みんな立場を同じにして議論をするということではなくて、違う立場の方から徹底的なご批判をちょうだいして、それについて、また、私どもの考えを申し上げていくというのは、道民の方々にとっても、いろんな観点から道政についてご理解をたまわる1つの大きなきっかにもなると思いますので、私は今回の議会、自分自身、答えに窮することなんかもでてきて辛いかもしれませんが、ただそういったことがまさに、道民の方々が求めておられる本来の議会議論の姿に一歩近づいているのかなと思っております。
(NHK)
昨日の各派代表会議で、いわゆる答弁調整について意見交換方式に変えるという合意がなされました。それについては。
(知事)
選挙の期間から、一言一句、調整までする必要がないということを申し上げてきたわけで、そのことのご理解が道議会のサイドでもちょうだいできたということだと思って、とてもうれしいと思います。
今までと違うのは、未調整でも始めるというところかなと思っておりまして、そのことがまた、定刻開催にもつながってくるかなと。まだまだ、完全に事前の質問とり等がないかたちではありませんけども、これまでの北海道における道庁と議会との関係を考えた場合には、第一歩の改革になりつつあるのではないかなと思っています。
(NHK)
河野光彦議員が辞職勧告決議案が提案されていますが、それについてどうお考えですか。
(知事)
裁判の中でいろんな議論があるかと思いますけども、そういった中で、議会が一定の方向を示されたということだと思っております。
(北海道新聞)
施政方針演説の中で、アンチセルとかケプロンとか明治期の外国人の話を引用されましたが、これはどういうお考えか。かなり共感するところがあるのか。
(知事)
そういった開拓時代の方々の活躍というのは、書物で読んでおりまして、何かのかたちで使えないかなという思いがありました。特に私は選挙戦の時から、新しい産業おこし、そういったことをやっていくフロンティアスピリッツというのは、北海道民が昔から持ってたことだということを申し上げてて、そういったことの1つの例示というか、示す昔のそういったものがありましたので、申し上げたということです。
(北海道新聞)
彼らの立場にご自分の立場と非常に近いものを感じているということですか。
(知事)
そこまで、大それたことは思っていませんので、ただ、私が今、21世紀に向けて、自主・自律という北海道のこれからやっていかなければならないことに対する思いを、道民の方々、あるいは道議会の方々に伝えるのに、1つ例示として適当なものであったかなということで、私が昔の外国の指導していただいた方々のように、完全に立派になれるかどうか、これからの私の自己研鑽じゃないかなと思います。
(uhb)
15日の代表質問での本番の論戦前に、どういう努力とかをされるのか。
(知事)
2ヶ月間過ぎて、いろんな道政上の問題について、私なりに勉強して、そして、こうやって皆様方のご協力もあって、週1回の記者会見があると、必ず一生懸命勉強しますので、そんな意味で、自分なりの理解がそれぞれの案件について深まってると思うんですが、やはり議会の議論というのは、また別の緊張感を持って答えていかなければならない。私の単にその場でのアドリブでお答えするということで、必ずしもいかない場合もありますので、これから質問の骨子は各議員からちょうだいしますので、それに対して、今の道庁の立場として何を申し上げていくのが一番いいかということについて、関係者といろんな議論をし、最終的には私の判断で私の言葉で言わせていただくのですが、そんなことをこれから来週にかけてやっていきたいと思っております。
(uhb)
一般の道民から見て、変わったなという印象を持つような内容になりそうですか。
(知事)
どうでしょうか。それはやってみないと分からないですけどね。後から、是非、皆さん方のコメントをお伺いしたいと思います。
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