知事臨時記者会見
・日時/平成15年9月22日(月) 17:35~17:45
・場所/本庁舎3階 知事室前ロビー
・記者数/16名(その他カメラマン等3名)
会見項目
記者からの質問
(HBC)
住宅金融公庫が特定調停から離脱するということを記者会見(経済記者クラブ)で発表したんですがこれについての知事の現在のご見解をお示しください。
(知事)
コメントは皆さま方にお配りしてあると思うんですが、これに尽きるわけですが、いろんな経緯の積み重ねをしながら、私どもとしては北海道住宅供給公社と一体となって、調停を進めさせていただいてきたわけでありまして、そういった中で突然に公庫が、特定調停に参加しないという意向を示されたということは、私自身としても全く予想していなかったことでありまして、大変驚いているというのが率直な思いです。
これまで申しましたとおり、公社の示しております調停案には経済合理性あるいは社会的相当性といった言葉も使わせていただいたと思うんですけど、そういった観点から十分に公庫さんにもご検討いただける内容ではないかなと思っていたところです。
いずれにしましても、道としては調停の継続に最大の努力をして参りたいと考えておりまして裁判所のご指導も頂きながら、公社と十分に協議して今後の対応を検討していかなければならないと考えています。
(HBC)
住宅金融公庫が離脱の原因に挙げたのが、国と地方公共団体が不参加だということを挙げているんですが、それについてはどのようにお考えですか。
(知事)
それは、そういう形で公社が調停を申し出たわけで、それにそって特定調停が始まったわけですがそういう枠組みで始まったと、それに公庫も最初から参加をしておられたということなので、今段階でその理由がどうかというのは何とも言えないと思います。
(HBC)
金融公庫の方から知事に事前にご連絡などあるいはご相談などはあったんですか。
(知事)
私は午前中外勤をしておりましたので、私にはございませんでした。
(HBC)
知事も、いきなり寝耳に水ということですか。
(知事)
そうですね。ただ午前中、副知事のところに支店長が来られたということですね。その時にそういったことを検討しているということを、私も車の中でその報告を受けておりました。
私からもう1つ申し上げるとすれば、こういうふうに離脱ということを表明されたようですが、公社の代理人弁護士から裁判所に対して、次回の調停でございます24日の調停に公庫にも是非ご出席いただけるように裁判所から勧告していただきたいという要請はいたしたところです。
と申しますのは、前回公庫から裁判所に対して公社の将来像について提示をしてほしいという話があったのに対するお答えを、次回、私どもの方からするという段取りにしておりましたので、それをお聞きいただいてからのご判断でも遅くないのかなという思いをもっています。
(時事通信)
もし公社から、道にも参加してほしいという形で話があればその場合はどうですか。
(知事)
今の枠組みの範囲内で対応することを、裁判所からのご指導を踏まえて、私どもとして公庫に対して誠意を持ってお話をして参りたいと考えております。
(日本経済新聞)
公庫は今日離脱を表明した時に、とにかく理由については、国と地方公共団体が参加してないとこの一点張り、何を聞いてもそれしか言わないということなんですが、再三知事にお伺いしてきたんですが、地方公共団体と国を今回の調停の対象にしなかったということについて、ここで改めてその理由は何だったかということをもう1回教えていただきたい。
(知事)
16の金融機関とお話し合いをするという形がベストであるということで、公社と私どもが議論した上で始めましたので。そういうことです。
(日本経済新聞)
一部債権者だけを対象にした調停で透明性が確保されないという言い方をされるんですが、知事の認識としては透明性という問題についてはどうでしょうか。
(知事)
それは、裁判所の中で裁判所のご指導をいただきながら、透明性を確保しながらやっていくというのは、私は可能だと思います。
(時事通信)
今後とも、国と地方に対し参加を呼びかけるということはないということですか。
(知事)
今のところは考えておりません。ただ裁判所のご指導もあると思いますから、そういった話し合いはこれからもあると思います。
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