定例記者会見(平成16年6月8日)

知事定例記者会見

・日時/平成16年6月8日(火) 11:01~11:12
・場所/ 議会知事室前
・記者数/26名(その他テレビカメラ等6台)

会見項目

  

知事からの話題

1 第2回定例会開会に当たって
2 交通死亡事故について

記者からの質問

1   道警察の不正経理問題について(1)
2 道警察の不正経理問題について(2)
3 矢臼別への米海兵隊移転について(1)
4 矢臼別への米海兵隊移転について(2)
5 医療費助成について
6 道州制について

知事からの話題

 

第2回定例会開会に当たって

   前回の議会は、最終日しか出られなかったので、私にとっては、久々に議会での本格的なスタートということです。その意味では、議案の提案に10分弱立っているだけですが、とても緊張をしましたし、また嬉しくも思いました。この議会も「経済雇用対策」、「地域主権」、「財政再建」など懸案山積みの議会になると思いますが、是非、活発で真摯な議論が展開することを心から期待しています。我々も今準備をし、いろいろ勉強をしているところです。

交通死亡事故について

  それからもう一つは交通事故防止の話です。これまでずっとご案内のとおり死亡事故のワーストワンが続いてきたわけですが、今年は6月5日に瞬時だけだったんですがワーストワンになってしまいました。去年は、ワーストワンになったのは9月26日なんですね。その意味では例年になく、早いスピードで(交通死亡事故が)発生しておりまして、とても懸念をしております。そんなことで、今月1カ月ぐらいは重点期間ということで、今日は、正午から、赤れんが庁舎前で緊急対策「道民総決起大会」を行います。「スピードダウンの励行」、「デイ・ライト運動」などについて道民の皆さんに呼びかけをしていただければと思います。
  私からは以上です。

記者からの質問

(HBC)
  今回は、前回に引き続き、道警の報償費なども議会の焦点になりそうですが、それについて知事のお考えをお聞かせください。 

(知事)
  昨日、15年度についての、道警の特別調査の報告があったようです。それには、12年度の住民監査請求に基づく弟子屈署についての返還の確定ということもあったようですが、まだ、道警自身の特別調査もこれからですし、15年度についてもこれで終わりという報告書にはなっておりません。その意味ではさらなる特別調査、あるいは私からお願いしている特別監査、こういったものに全力を挙げていくということです。その中で、道議会としてどういうご議論をされるか、私どもも真摯にその議論に対応してまいりたいと考えています。

(北海道新聞) 
  矢臼別演習場への米海兵隊の移転が、非公式に打診されたということですが、それについて知事のお考えというか見解をお聞かせください。

(知事)
  報道しか知りません。昨日、朝日新聞に出ていまして、私どもとしては、今、札幌の防衛施設局を通じて、国に対してお問い合わせをしているところですが、いま段階でまだ回答は得ておりません。
  そのようなことですので、明確にコメントする段階ではないと思っておりますが、そういったお話があった場合どうするかということについては、これまでも矢臼別の演習場については、訓練が固定化しないようにということをずっと申し入れをさせていただいてきたところです。そういったこれまでの経緯からすれば、この基地化ということについては、もしそういうご要請があったとしても、十分にお話をお伺いをする必要があると思っておりますが、受け入れ難いと言わざるを得ないのではないのかと、いま段階では思っております。

(北海道新聞)
  今日、難病患者さんが知事に会えないということで直訴したんですが。
   
(知事)
  さきほどそちら(廊下)でお会いしました。

(北海道新聞)
  要望書を受け取られたんですが、もう読まれたんでしょうか。

(知事)
  はい、時間の都合もありますので、詳細には読んでいませんが、ページをめくって拝見はしております。

(北海道新聞)
  今後の対応については。

(知事)
  このことについては、一部報道でちょっと間違ったことが言われているのが残念なんですが、今は、専門家による報告書というものを提出いただいた段階です。その内容は皆様方ご承知のとおり、国の基準に照らしてどうか等々、いろんな論点があったわけです。私どもとしましては、そういった報告書をいただいた今の段階で、その内容等についてさらに精査をして関係団体、もちろん患者団体の皆様方も含めて、十分に意見をお伺いした上で、これからどうするかということを決定してまいりたいとこのような状況です。

(北海道新聞)
  道警の不正経理問題について、1定でも話題にのぼりましたが、百条委をはじめとする特別委員会の設置というのは、今回も議会の中でそういう話も出るかと思いますが、議会側の判断ではありますが、会計文書の廃棄問題だとかいろいろこれまで1定から2定にかけての間でもあった中で、特別委員会の設置については知事自身のお考えをお聞かせください。

(知事)
  これまでも話しているとおり、議会のお決めになることということ以上のコメントはできないわけです。いずれにしても、私どもとしては特別監査の中でできる限り真実を解明していくということに全力を挙げていかなければならないと、これが私どもの基本的なスタンスです。 
  
(北海道新聞)
  関連ですが、道警裏金疑惑で弟子屈警察署の問題もそうですが、道警の調査内容と道警裏金疑惑を証言された齋藤元次長の証言で食い違っている点が多々あります。闇手当の点についても道警は何ら触れていません。また、一部食糧費については、支出した覚えはないと次長は言っているにもかかわらず支出されたことになっているなど、いろいろあります。それに加えて廃棄問題がありますが、信憑性について、どう知事は認識されていますか。

(知事)
  道警自身も、いろいろなことをおっしゃっておられますが、文書廃棄については陳謝しておられます。調査内容については、まだ、継続的にこれからやるということを先ほどもお話ししましたが、15年度についても、そう言っておられる。その意味では、まだ、解明の途上だということだと思います。加えて、私どもとしては、特別監査を監査委員にお願いしておりますので、その中で、さらに道民の方にご納得いただけるような解明ができるかどうか、それに私どもとしては全力を傾注してまいりたいと考えております。

(北海道新聞)
  矢臼別についてですが、地元の3町と既に話されたのかどうかについて、また、3町とは今後どうされるのか。

(知事)
  先ほども申し上げましたとおり、まだ正式な話はなく、報道以上のことは、何も聞いておりませんので、地元の町とは、まだ、話をしておりません。ただ、今後、必要に応じて、そういったことも、当然やっていかなければならない局面があるということだと思います。

(毎日新聞)
  道州制なんですが、前回、知事が個々の省庁も含めてという話をされたところ、いろいろ報道でも開発局の話などが出ていますが、その後の議論の進ちょく状況を伺えれば。

(知事)
  (担当の)地域主権推進室でいろいろと作業をやってもらっています。

(毎日新聞)
  具体的に前回の会見からこういうふうに進んだというのは。
  
(知事)
  まだ、ご報告するようなところには、行っておりません。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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