知事定例記者会見
・日時/平成17年9月28日(水) 17:36~17:50
・場所/議会記者室
・記者数/21名(その他テレビカメラ等2台)
会見項目
知事からの話題
1 北海道米の消費拡大について
記者からの質問
1 CM出演の感想について
2 道職員の再就職について
3 北海道米の消費拡大について
知事からの話題
北海道米の消費拡大について
今日で一般質問が終わりまして、これからいよいよ委員会審議になるわけです。いろいろ議論が出ておりますが、これから引き続き、行政改革等を含めて委員会の審議になると思います。
今日、私からの話題は、道産米の消費拡大 ということです。今年は、一時期、天候等、それから気温のことも心配されましたが、結果としては、良い作柄、作況指数、豊作が見込まれているところです。豊作になることを喜ぶんですが、その一方で、そうなりますと価格の問題等々も出てくるところでして、そういった中で、私ども、米政策の中では、売れる米作りということを改めてやっていかなければならないわけです。加えて、前から申し上げているとおり、道内における道産米の消費率が、他のお米の産地の県と比べますと低く、今、6割くらいです。それを8割くらいまでは最低上げたいということで、キャンペーンをすることにしたところです。私自身も10月からテレビコマーシャルに出演をいたしまして、直接、道民の方々にアピールをしていこうと思っています。ここに「ななちゃん」と「ゆめちゃん」がいますが、私と一緒にテレビに出ています。
今日は、皆様方に白米のお土産もあります。後ほどお持ちいただければと思います。
記者からの質問
(NHK)
米チェンに出演されたご感想はいかがですか。
(知事)
9月の初めに撮影をしたのですが、やはり、慣れないことでもありましたし、合成画面の想像もできなくて、ちょっと戸惑い、予定よりも時間がかかりました。私自身の出演がどれくらいお役に立てるかということはありま知事定例記者会見すが、少しでも、道内における道内産米の消費が伸びればという思いで出演をさせていただきました。特に、道東の方、十勝管内、釧路管内で低く、米チェンの監督をしていただいた方が、釧路の出身だという話なりましたので、「監督もいいけど、地元に帰って、ちゃんと実行するように」と伝えました。私はあちらの方に行くと、必ず、食事などをいたしまして「お米はどこの」と聞くと、道外米とおっしゃるんです。一つ一つ身近なところから解きほぐしていく必要があるかなと思っています。そのことによって、やはり道内の産業の活性化にもなりますし、それがめぐりめぐって、我々の所得にもなり、消費拡大にもなるという良循環になってきますので、是非、頑張っていきたいと思っています。
(NHK)
あと全く、別件な質問なんですが、昨日、一般質問の中にもありましたが、道職員の再就職の件です。建設部の元幹部のケース、このケースは再就職の決まりである要綱に決して抵触するものではないんですが、やはり、いったん、指定業者の関連業者に再就職した上で、要綱で定める2年を過ぎた後、その指定業者に再就職するというのが、副支社長として迎えられるというのが、要綱の理念というものが、仮にあるとするならば、若干、批判を招きかねないということなのかなと、道民の理解ということを、先程、知事もおっしゃっていましたが、退職後2年というその数字の妥当性も含めて、要綱について、改めて、どのようにお考えですか。
(知事)
北海道でこういう要綱を定めましたのは、過去に様々なことがあって、襟を正すという意味を含めて、職員の再就職についての要綱というものを作ったわけです。この2年という定めにつきましては、国家公務員の幹部職員、あるいは、他県はほとんど、こういう規制をしていないところの方が多いようですが、他県との比較においても、北海道がもっとも厳しい職員の再就職についての要綱を定めているということは、まず、ご理解いただきたいと思います。その意味で、2年が妥当かどうかということについては、例えば、2年間、一律に北海道の場合は禁止を知事定例記者会見していますが、国の場合には確か一定の要件を満たせば、2年以内でも契約業者に再就職してもいいという規定もあるわけです。その意味では、私どものこの要綱というものは、全国的にも最も厳しいということをご理解いただいた上で、昨日、答弁でも申し上げましたとおり、その厳格なる運用をこれからやっていこうと。厳格なる運用というのは、例えば、関連会社、あるいは関連以外の会社も含めて、本人がそうやって他の企業に移り、元道職員幹部が営業活動をやってはいけない、当たり前ではないかと言われたら当たり前かもしれませんが、そういった規定もあります。そういった行為をきちんと規制をしているというのがありますので、そういうものを厳密に、厳格に運用することによって、我々としては、対処していきたいということです。
(uhb)
関連してですが、抜け道ですとか裏口を使ったというような批判があるのですが、そういったものに対して、まず、反論されるか、もしくは、どのようにご説明なされるかということと。今回、要綱自体を、たとえば、関連会社を含めて2年間の再就職について、要綱を改正して、もしくは条例化するというようなお考えはありますでしょうか。
(知事)
一つ目については、議会答弁でも申しましたが、道民の方々の疑念なり、誤解ということがあっては、そういうことを起こすような状況になってはならないというのは当然でありますので、我々として、現職職員、あるいは退職した後も、そういった観点できちんとした行動をしなければならないというのは当然だと思っております。しかしながら、この要綱自身は、先程申し上げましたとおり、他県との比較においても、我々自身、相当身を律した厳正な要綱であるという認識をいたしておりますので、これをさらに改正するということについては、今の段階では思いは及んではおりません。むしろ、今の要綱の中での、2年間の厳密なる運用、厳格なる運用というところを、さらにきっちり見ていく必要があるのではないかと考えております。
(HBC)
お米の話なんですが、ご出身の富山県もお米がおいしいのですが、北海道米の良さというものは、どこでしょうか。また、できれば米チェンのポーズをやっていただけないでしょうか。
(知事)
前者の話ですが、今は、科学的な検査が進歩しておりますので、いわゆる食味というのは科学米チェンポーズをきめる知事的、客観的にチェックされ、結果が出るわけです。その意味では、北海道米は、特に最近、品種改良がされ、さっきのななちゃん(ななつぼし)とかゆめちゃん(ほしのゆめ)など、ああいうものをはじめとして、他のブランド米といわれているお米に比べて、まったく遜色はありません。その上で、価格はお手ごろです。ですから、良い話しかないと思いますので、そのことを道民の方々に、まずもって正確に理解していただきたい。昔の道産米を称して、冷めたらまずくなるとか、においが気になるとか、パラパラになるとか、いろんなことを言われていたようでありますが、私は、毎日、道産米をもちろん食べておりますし、だいたい議会のときには、おにぎりを作ってくるのですが、冷めてもおいしい。そういう意味では、本当においしくてお手頃感のある道産米を、どうして道民の方々は食べないのかというのは不思議でありますが、不思議と言っててもしょうがないので、PRを、私自身のコマーシャル出演も含めてPRをし、もっともっと関係者の皆様方、道民の一般の方々に分かっていただきたいと思っております。
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