知事定例記者会見
・日時/平成19年4月20日(金) 14:00~14:15
・場所/記者会見室
・記者数/30名(テレビカメラ2台)
会見項目
知事からの話題
1 平成19年度ホッカイドウ競馬の開催について
2 「北海道うまい便」の実施について
記者からの質問
1 DENSOの進出について
2 行政対象暴力対応について
3 緑資源機構の談合疑惑について
4 2008サミットの陳情について
知事からの話題
平成19年度ホッカイドウ競馬の開催について
私からは2点お話しいたします。
まず、後ろに貼っていますが、平成19年度のホッカイドウ競馬が、一昨日18日に馬産地の門別競馬場で開幕いたしました。
18日、19日の2日間の売上高は天候も良くて、前年を上回る成績で順調なスタートをいたしました。 <発売実績 242百万円、前年対比112.4%、計画対比103.2%>
今年度はホッカイドウ競馬の正念場の年でもございます。私自身も5月22日、旭川開催の日に行こうと思っております。10月16日からは札幌開催となり、昨年より1日多い全86日の日程で開催を予定しております。旭川開催の63日間は全日程ナイターといたしまして、平日開催の部分をナイターでカバーすることで売上げの伸びを期待しているところです。
また、昨年からスタートいたしました南関東競馬の在宅投票システムであるSPAT4(スパット・フォー)での全レース発売などにより、ファンの皆様方により一層楽しんでいただきまして、19年度も連続5年間となる売上げ拡大につなげてまいろうと思っております。
「北海道うまい便」の実施について
もう一つは、お手元におにぎりとお菓子もいっているかと思いますが、「北海道うまい便」についてであります。
JALさんのご協力を得て、北海道の地産地消を応援する取り組みとして、機内サービスに北海道産の食材を利用した「北海道うまい便」を実施いたすことになっております。
これは、北海道米のななつぼしを活用し、そして、道産の鮭、昆布を使ったおにぎりを機内サービスに提供するということであります。4月29日の札幌~ホノルル線が初便でありまして、札幌~沖縄線では5月1日から31日まで毎日提供いたします。
私どもは、北海道米の道内食率80%を目指して頑張っておりますので、今回もこういったことを強力に推進していただくことはとても励みになると思っております。
私自身も4月29日に空港で行われます「北海道うまい便」初便セレモニーに出席をしようと思っております。
記者からの質問
(北海道新聞)
デンソーの進出についてお聞きしたいんですけれども、現在の交渉の進捗状況というか、今後の申請の時期も含めた見通しか何か決まっていれば教えていただきたいのですが。
(知事)
デンソーが千歳に進出するのではないかについては、各社さんが報道しておられるのは承知しております。
デンソーという会社はトヨタ系の部品メーカーでありますけれども、企業規模等を見ますと中堅の自動車メーカーも超えるくらいの大きなところでありまして、その意味では私どもも期待は大きいわけです。
デンソーに対するトップセールスは、17年の秋に私が愛知県にお邪魔をして、会長さんにいろいろと売り込みをさせていただいて以来、私自身もお手紙なり電話なり、さらには副知事の派遣など含めて、今まで企業誘致活動を続けてきた相手方の一つでございます。
もちろんデンソーだけではなくて、仕掛かり案件はたくさんあるわけではありますが、そういった中で、今、デンソーさんが北海道への進出を検討いただいているのは事実であります。
しかしながら、まだ最終的なところにつきましては、今しばらく発表についてはお時間をちょうだいできればという現状にございまして、私といたしましては、北海道への立地が本決まりになれば、極めてありがたいことであると考えております。
最近、全国展開しておられる大企業さんにおかれても、一つ人材を求めて新規立地、適地を探す動きが出ているのと、加えて、やはり国内あるいは世界に対する供給基地としての安定供給体制を構築することから、かつては集約して、集中的な地域に立地することがより効率的であるという発想が多かったようでありますが、最近はやはり地震対応なども含めて、リスク分散のための分散立地を指向する大企業も多いようでありまして、北海道の売り込みをこれまでも強めてきたわけであります。こういった中で、デンソーさんの立地が決まれば、私どもとしてもうれしいと思っているところでございます。
今しばらく、1、2週間以内には何か申し上げられるかなと思っております。
(北海道新聞)
長崎市の市長が撃たれて亡くなる事件がありましたけども、この関連で道がここ数年暴力団や右翼団体とトラブルを起こすようなケースがあったかということと、道としてこういった行政対象暴力への対応策を考えていらっしゃるか、また、今回の事件を受けて、新たに何か考えるか、あと順序が逆になりましたが、この事件に関する感想を伺いたいと思います。
(知事)
まず感想は、本当にあってはならないことでありまして、私も自治体の長の端くれでありますので、その意味では、背筋が寒くなるというか、極めて遺憾な事件であるというのが一言で申し上げた場合の感想であります。
この亡くなられた市長さんと私自身は個人的な面識は無いわけでありますが、ただまさに選挙期間中のこういったことというわけでありまして、選挙の結果は市民のご判断があるわけでありますけども、まさに民主主義に対する挑戦というか、妨害というか許されざる行為だと思います。
その上で我が北海道の現状について申し上げれば、平成17年5月に道の行政対象暴力に対する対処の仕方というマニュアルを作ったところでございます。
しかしながら、今回の事案を踏まえて改めてこの現行マニュアルをチェックしまして、必要であれば見直しをしなければならないと思っているところであります。また、そういったチェックを早急にした上で、こういったマニュアルを職員に周知徹底し、道警とも連携をしながら、こういったことが絶対に北海道で起きないような形で対処してまいりたいと思っております。
(北海道新聞)
緑資源機構の関係で今談合が毎日報じられていますけれども、道庁の方も談合防止策として一般競争入札を1,000万円以上からに拡大するという方針を会見で知事がおっしゃっていたと思うんですが、具体的な時期について、めどがついておりましたら教えていただきたいと思っています。
(知事)
一般競争入札の見直しというのは、知事選に入る前、確か2月の初旬の記者会見の場で、全国知事会の緊急提言を踏まえてしっかりと道としても対処することとし、19年度中に手をつけていくことを申し上げたかと思うわけであります。
私が選挙中を含めて、道職員は私からの指示を踏まえて、このことの検討作業を続けてきてくれていたわけでありますけれども、今段階で申し上げられるのは、それぞれの項目はあるわけでありますけれども、5月一杯ぐらいをめどに素案を取りまとめて、6月中旬くらいから想定されております2定議会で十分議論していただいて、議会の時期は全国植樹祭との関係で最終確定はしていないわけではありますけれども、2定議会の議論を経て、しっかりとしたものをまとめてまいりたいと思っております。
(毎日新聞)
17日のサミットの陳情の件について1点お伺いしたかったんですけれども、札幌の上田市長が行かれなかったのですが、一部道から断ったという話もあったのですけれども、どういう風なご判断だったのか、その辺の経緯をご説明いただければと思います。
(知事)
17日、今週の火曜日でしたか。私を含めて北海道からサミットの要請に参りました。札幌市長さんが、どうして最終的に参加されなかったのか、私自身は詳細については、承知はしてないのですが、一部報道が出たようなことを見て思いましたのは、選挙直後というのはいろいろあるのかなと。例えばの話、私自身5月1日のメーデーに、ぜひ出席をしたいということで、日程は万難を排して空けているんですが、どうも連合さんの方はそういったご意向を持っていないやの情報も聞いております。そういった意味では選挙戦の直後はいろんなことがあるということも、想像に難くないなと思っております。
しかしながら、市長とは先日16日に道庁にお越しいただいた時にもお話をいたしました。これから新しい枠組みの中で、道と市が連携をとりながら道内あるいは札幌市の懸案について一緒に行動することは当然だと思っております。常に私達がペアで東京に行くということでもないので、市長さん単独で行かれる時には、懐に入るような形で行かれたらいいと思いますので、私自身もそういうふうにやりますということを申し上げました。時間とともにいろんなこともいい方向に向かって行くのではないかなと、私はそういうふうに思っております。
(毎日新聞)
すいません。今の点で1点確認ですが、道から断ったのですか。
(知事)
そこは、よく承知しておりません。
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