知事定例記者会見
・日時/平成19年7月5日(木)16:55~17:07
・場所/議会知事室前
・記者数/21名(テレビカメラ2台)
会見項目
知事からの話題
1 「北海道洞爺湖サミット一年前七夕イベント」及び「2008年『北海道洞爺湖サミット』カウントダウンボード除幕式」
について
記者からの質問
1 (仮称)ポスフール名寄店の出店について
2 牛肉ミンチ偽装問題関連について
知事からの話題
「北海道洞爺湖サミット一年前七夕イベント」及び「2008年『北海道洞爺湖サミット』カウントダウンボード除幕式」について
それでは私から1点ご報告いたします。
今週の土曜日の北海道洞爺湖サミット一年前七夕イベント。それに引き続いて、2008年サミットカウントダウンボード除幕式が7月7日洞爺湖畔で行われることになっております。
そのご報告でございます。
来年7月7日からの北海道洞爺湖サミットの気運を盛り上げるとともに、サミットの大きなテーマでございます地球温暖化防止に対する国民運動を盛り上げることを目的といたしまして、国、道、市町村共催の「美しい星への願い」北海道洞爺湖サミット一年前七夕イベント、それに引き続きまして北海道洞爺湖サミットカウントダウンボード除幕式が開催されます。
一年前七夕イベントには、若林環境大臣が来られるそうであります。そして安倍総理自身もライブで出席されるというふうに聞いております。私自身も出演をさせていただきます。地元小学生、あるいは環境専門家などの参加によりまして、環境問題を中心とした形でこのイベントは進むというふうに理解をいたしているところでございます。
そして、カウントダウンボード除幕式は、来年サミットに向けて道民一丸となっておもてなしの準備を進めていくことを改めて決意で示そうというものでありまして、洞爺湖地域の環境美化活動等に、私ども北海道とともに連携して取り組む協定を結んでおられますサッポロビールさんのご協力により設置をするものであります。
記者からの質問
(uhb)
ポスフールの出店問題なんですが、今日、植村社長とお会いして慎重な対応ということで知事から要請されましたけれども、一方でポスフール側は計画には変更はないと改めて明言しているのですが、今後、知事はどのような対応をお考えになっていますか。
(知事)
今日、社長に道庁にお越しいただいて、私から申し入れしたことは皆さんご承知のとおりであります。その際には、社長は知事からの申し入れの趣旨を踏まえて対応していくという発言がございましたので、今後、適切な対応を期待したいと考えています。
(uhb)
知事の中で何か落とし所みたいな事はお考えでしょうか。
(知事)
それは、企業サイドがお考えになられることではないかと思っております。
(読売新聞)
ミートホープの問題で、今日の総括質疑の中でも条例の見直しとかの質問が出ましたが、改めてそのような条例関係に整備、着手するお考えなどがありましたらお聞かせください。
(知事)
今日の総括質疑、あるいはそれに至る分科会での議論、与野党各会派ともに道のこれまでの対応について極めて厳しいご指摘がございまして、今後の北海道の食の安全と安心を守っていくための、道のしっかりとした対応を求める声が大きかったと、ご承知のとおりであります。
私どもも今回の対応、農水省との関係も含めて明日、調査結果を公表しようと思っておりますが、道庁内の関係部局間の連携も極めて悪いというふうに、私は残念であり道民の方々に申し訳なく思っているところでございます。
今、ご質問のございました条例の改正も含めて、私どもとしてできることをしっかりやっていくと、まずはこの7月、8月で夏期一斉取締りの一環として全道700事業所に対する調査を抜き打ちで行うことにしておりますので、それも含めて私どもにできることを一つ一つ確実にしていかなければならないと、改めて思っているところでございます。
(NHK)
農水省が入手した情報について、北海道側に伝達していたのかどうか、その辺の報告書をまとめるというお話が知事からもありましたが、道側の調査では、その辺はどこまで把握できていますか。
(知事)
私がちょっと前に、中間報告を受けているところによれば、当時の担当者は数も限られておりますので、それぞれ記憶はないというところは聞いております。
また、そういう文書をいただいたという記録もないというところまでいっておりますが、なお詳細に農水省さんとの言い分が違っておりますので、細部に向けて最終的な調査をかけているところであります。
そういったことを含めて、明日しっかりと結果を取りまとめて、道民の方々にお示しをしていきたいと思っております。
(TVh)
ポスフールの件ですが、今回の出店計画は道のガイドラインに照らして趣旨を理解してもらえてないんじゃないかな、というような思いはありますか。
(知事)
私どものガイドラインは今日の総括質疑でも出ましたが、罰則規定等はないものであります。ソフトな形で出店者と地元の関係者、商業者、一般市民の方々含めて十分に調整をしていただきたいという趣旨で作ったものでありますので、そういった中で、今、反対ということを明確に言っておられる地元の関係の方々がおられ、また、そういった意向を踏まえて、昨日はオール北海道の商業者の代表として道商連の会頭が私に申し入れに来られたということは、やはり重いことだと思っているところでございます。
あとは先ほどのご質問に対する答えと重複になりますが、企業サイドにおかれて十分に地元の理解を得るような形で対処していただくことを、私としては心から期待をいたすところであります。
(毎日新聞)
ミートホープの関連ですけれども、今日の特別委員会の中でも道からの融資の話が出てきまして、今現在把握されている事実関係と、事実関係に対して道側として今後見直さなければならない課題などありましたら、お聞かせください。
(知事)
私が承知しておりますのは、先ほど、真下委員のご質問に対してお答えした程度であります。あえて重複はしませんが、ただやはり、とても残念で申し訳なく思うのは、結果として違法なことをやっていた企業に対して融資がされていたということであります。
融資条件は、色んな例を全部チェックしないとダメですが、私どもの理解している限りは、この違法性のあるところに対して貸してはならないという規定というのは、必ずしも制定されてはいないです。それは違法なことをやっていると認識をすれば、当然そういった融資は実行しないということであると思いますけれども。
今回のようなケースを今後どういうふうに対処していくのか、融資というのは、先ほどの議論もございましたとおり、道民の方々からお預かりしたお金を踏まえての道民の福祉の向上のために、活性化のために使うべきお金でございますので、その融資対象について、慎重な考え方をこれからとっていくことについての検討、このことはしっかりとやっていかなければならないと思っております。
(NHK)
ミートホープの関係ですけれども、再発防止策について今日の予算特別委員会の議論の中でも、DNA検査についての研究が何回かございましたが、昨日の保健医療局長のレクチャーでも、具体的にどう進めていくかは今もって検討中ということでしたけれども、現時点で考えられているのはどのようなことですか。
(知事)
DNA検査というのは、クリアにわかる部分もあるというメリットもあるんですが、一方で時間がかかるとか、量的なもののチェックができないとか、あるいはお金がかかるとか、いろんな長短がございます。
ですから、どういった場合にDNA検査を適用していくかということについては、なおしばらくの検討が必要かと思いますが、例えば、複数回にわたって疑義のある情報が寄せられる場合などを中心に、適用していくというようなことを考えなければならないと思っております。
また、抜き打ち的にサンプルを購入してきてチェックをするというようなことも、全体として意味があるのかなと思っております。
詳細について、ここも含めて明日以降、できる限り早く発表していきたいと思っております。
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