会見項目

記者からの質問

１　安倍総理の辞意表明について
２　北海道洞爺湖サミットを控えた総理の交代について
３　安倍政権への評価について
４　安倍総理辞職にともなう道政への影響について
５　政権与党自民党に対し申し上げたいことは
６　内閣総辞職について

記者からの質問

（ＳＴＶ）
　先ほど安倍晋三総理が辞意を表明しましたが、これについて知事のご感想をお願いします。 

（知事）
　今日からいよいよ国会での本格論戦を前にして、このタイミングで安倍総理が辞職を表明されたことについて大変驚いております。それが私の率直な思いであります。
　今、来客がございましたので、総理の記者会見をすべて見ることはできなかったのですが、小沢代表への党首会談の申し入れを断られたからというのが直接の理由であるという説明があったわけでありますが、なかなかそれだけで説明ができるものかどうか、今後皆様方の検証がさらに進んでいくのかと思っております。 
  私の立場からすれば、総理のお気持ち、大変精神的に緊張感を持っての面持ちを拝見いたしましたので、そういったところに関する個人的な思いはあるわけではありますが、ただ一国の総理でありますので、一日たりとも国政に穴が空くということは許されませんので、これは北海道政との関係も含めてできる限り早く後継の総理総裁をお決めいただいて、内閣の形、国会での議論、すべてできる限り早く正常な状況に戻ることを何よりも私は期待をいたします。

（共同通信）
　北海道洞爺湖サミットというような重要なイベントを控えた総理の交代ということに関して、知事はどのように感じていらっしゃいますか。

（知事）
　この４月に私に直接電話をおかけいただき、北海道でサミットをやるからよろしくとおっしゃっていただいたのは、まさに今日辞意を表明なさった安倍晋三総理でいらっしゃいましたので、そういった思いはございます。
　しかし、Ｇ８サミット自身は、これは政府を挙げて取り組むべきイベントでございますので、そういったことの準備については、これからも粛々と進んでいくことを期待をし、そのようになると思っています。

（北海道新聞）
　地方自治体の長として、安倍首相の政策、安倍政権をどのように評価しますでしょうか。

（知事）
　去年の９月の下旬に安倍政権がスタートし、１年弱というところが今の段階で、ここで辞任をされたわけでございます。いろいろな政策の方向性に向けてのご発言、それから、所信の表明等があったわけでありますが、それを具体的にどのように展開をしていかれるかということについて、まだ１年弱というところであまりにも短すぎて、そういう意味では安倍総理が目指された方向性について評価をできるという段階ではないのかなと、そのように思っております。

（ＮＨＫ）
　具体的に今回安倍さんが代わることによって、道政への影響とか何か考えることとかございますでしょうか。

（知事）
　後継の総理がどなたになられ、またどのような内閣を組織されるかなどによって決まってまいりますので、なかなか即断はできないところでございますが、安倍総理がお代わりになられることによって道政に影響が出ないように、私自身頑張っていかなければならないと思っております。

（ＮＨＫ）
　高橋知事は自民党の支援を受けて当選なさっているんですが、政権与党自民党に対して、申し上げたいこととかございますでしょうか。

（知事）
　参議院選の後のタイミングでも申し上げたかと思うんですけども、閣僚の方々のご発言があまりにも軽かったということ。それから、政治と金ということについて故意にやっておられる政治家は今の世の中いないと思うんですが、あまりにもミスが多いということに私自身も一国民としてびっくりしているということは事実でございまして、そういった緊張感がない政府だったのかなと。そういったことが背景にあって参議選の結果にもなったでしょうし、その参議選の結果が背景となって今日の安倍総理の辞任表明にも至ったということでございますので、そこらあたりの緊張感について改めて見直していただいて、本来の政府として推進をしていただくべき内政、外交、そうした本来業務にできる限り早く戻っていただきたいというのが道政を預かる立場からの私の率直な意見というか、意向でございます。

（朝日新聞）
　総辞職ということですけれども、増田さんとか舛添さんとか新しい閣僚が揃っていますが、それがひょっとしたら代わるということについてはいかがでしょうか。

（知事）
　それは、まだこれからどういう形になるかわかりませんので、お答えはしづらいご質問かなと思います。　
 

この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。