知事定例記者会見
・日時/平成21年3月27日(金)23:15~23:24
・場所/議会知事室前
会見項目
記者からの質問
1~5 支庁制度改革について
記者からの質問
(読売新聞)
総合振興局設置条例の改正案の提出にこぎ着けたわけですけれども、その感想と成立に向けた見込みというか意気込みを聞かせていただければと思います。
(知事)
今日も昨日に引き続き長い1日だったんですけれども、午前に予特(予算特別委員会)、知事総括、そして委員会を全部ご開催をいただいて、今日何より嬉しいことは新年度予算の議決をいただいたことかなと思っております。今道内は大変に厳しい状況の中にあるわけでございますが、これによって、私どもの予算にゴーサインが出たわけでございますので、準備はもう今までやってきたわけでありますが、それを加速をいたしまして、早期に実施してまいりたいと思っております。
そしてもう一つ、今日は今ご質問にもございました総合振興局設置条例の改正案、そして地域振興条例案などの提案などを提案させていただいたところでございます。
今回のことについて、道議会のご理解に対しましては本当にありがたく思っているところでございます。今日が金曜日でございまして、会期を再度延長していただき、月曜日に審議をしていただくという運びでございます。
さまざまなご質問を各会派からいただくことになるわけでございまして、私どもとしての考え方、また今後の方針など、一つ一つ丁寧に、真摯にお答えをすることを通じて、議会の皆様方のご理解を得てまいりたいとこのように考えているところでございます。
(NHK)
修正案に関してなんですけれども、最大会派の自民党さんの方でまだちょっと意見にばらつきがあって、厳しい展開で、修正案の内容についてもちょっと見直して欲しいなという声も出ているんですが、そのあたりについて、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。
(知事)
先ほどのお答えと一緒になってしまって恐縮ですが、議会議論の中でさまざまなご質問が自民党さんをはじめとして、各会派からいただくことになろうかと思います。
それに対して、私どもとして原案を出させていただきましたので、その原案に基づく考え方なり、今後の方針なり、そういったことをきめ細やかにご説明を申し上げ、そしてご理解を得ていくという努力をしてまいりたいと考えているところでございます。
そうした中で、各会派のご理解を得てまいりたいとこのように考えております。
(HBC)
修正案提出までかなり紆余曲折があったと思うのですが、ここまで支庁再編にこだわる理由はどこにあるのでしょうか。
(知事)
それは今日は提案理由のところでは簡単にしか申しませんでしたけれども、去年というか、もっと、さらにいえば堀前知事の時代から支庁制度改革について議論を積み重ねてきたわけでございまして、そういった流れの中にあって、いつも申し上げております3本柱。すなわち人口減少など、これからの北海道をとりまく中長期的な大変厳しい環境が予想される中にあって、やはり、広域的な観点からの地域政策をしっかりと進めていく体制を整備しなければならないという点。
そして、もうひとつは道州制なり、さらなる分権なり、そういったものにきっちり対応できるような道の姿を目指していかなければならない分権対応の視点。
さらには待ったなしの行政改革。これは道議会でもいろんな議論がでているわけでございますが、そういった視点に立つ支庁制度改革。これは何としても21世紀の北海道を生き残っていくためにやっていかなければならないということを、私は前から強く思っているところでありまして、その改革の現実的な一歩を踏み出すために、私は今回4団体の皆様方とも真摯にお話を申し上げ、今回の提案にこぎ着けたわけでございまして、そういったことで道議会のご理解も得てまいりたいと、そのように今、考えているところでございます。
(HBC)
重ねてなのですが、かなり妥協をされた部分もあるかとも思うんですけれども、それでも一歩を踏み出したいということですか。
(知事)
はい。いろいろと妥協というふうにマスコミのお立場からおっしゃる方もいますが、市町村の皆様方のご理解を深める過程で、最終的には、今回の我々の提案に至ったわけでありますが、ただ冒頭に申しました3つの改革の理念はしっかりと生きていると、これは私はそのように理解をいたしております。
この広域的な事務の展開というのは、今ある支庁制度の中ではできない部分でございますので、こういったことについて体制を整備して、しっかりやっていくためにも、この条例は不可欠であるというのが私自身の思いであり、そういった思いの中で、今回の提案を道議会に求めてきたというふうにご理解をいただきたいと思います。
(STV)
今日で会期延長が3度目ということで、修正案、改正案を受けて、時間と、ある意味経費の面でその辺、開催の日程もこれだけ費やしており、その辺の部分について率直に。
(知事)
100年に1度の改革ということ、その第一歩を踏み出すということは、それぞれの会派の皆様方が、それぞれさまざまなご意見、ご主張、思いを持っておられてそういったことをどういう形で集約されていくのかというようなことに時間がかかっているかなと思っているわけでございますが、そういったことが慎重審議ということにもなっているかと思いまして、そういったご努力に対して心から敬意を表したいと、ありがたく思っているところでございます。
(北海道新聞)
支庁制度改革の関係ですが、今回会期の延長があって30日ということになりますが、年度末が迫っていて、施行については10月めどに決まって、若干その施行までに時間もあると思うのですが、採決については年度内でなくてもいいのではないかという声も聞こえておりますが、その辺については知事はどのようにお考えでしょうか。
(知事)
私どもは、前から申し上げておりますとおり、早期の実施に向けて、お願いというか提案をさせていただいたわけでございます。今のお話の議決をどうするかというのは、これは議会のご判断でございますので。
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