知事定例記者会見
・日時/平成22年7月9日(金) 14:00~14:13
・場所/記者会見室
・記者数/19名(テレビカメラ1台)
会見項目
知事からの話題
1 ホッカイドウ競馬のイベントの実施について
記者からの質問
1 地域職業訓練センターの機能維持について
2 参議院議員選挙について
3 ロシア軍の択捉島での軍事演習について
知事からの話題
ホッカイドウ競馬のイベントの実施について
[資料:ホッカイドウ競馬のイベントの実施について]
ここにコスモバルクのマスコット人形がありますが、ホッカイドウ競馬のイベントについてお話を申し上げます。
ホッカイドウ競馬では、来る7月13日火曜日に道内18カ所ございます場外馬券発売所におきまして、全道Aiba祭(あいばさい)を開催いたします。
このAiba祭は、日頃、場外発売所をご利用いただいているファンの皆様方への感謝の気持ちを込めて行うもので、全道一斉に行うのは初めてでございます。
当日は、先着3,000名の方に日高乳業の「北海道日高ヨーグルッペ」(発酵飲料)をプレゼントさせていただくとともに、さらに抽選で7月6日火曜日に発売になりましたサッポロ生ビール黒ラベル「HOKKAIDO競馬缶」や「日高産品」をプレゼントいたします。
また、ビール祭りや大抽選会、トークイベントといった場外発売所独自イベントもありますので、ファンの皆様方には、ぜひ、近くの場外発売所にお越しいただきたいと思います。
このほか、JRA(日本中央競馬会)との共同企画によりまして、道産食材やJRAグッズが当たります「ラッキーセブンキャンペーン」、それからサッポロビール協賛によります「北海道のウマい!」をプレゼントするスタンプラリーも引き続き実施しておりますので、こちらのほうもよろしくお願いいたします。
本年度はホッカイドウ競馬にとりまして、「北海道競馬改革ビジョン」で掲げた「収支均衡」という目標を達成する大変重要な年でございます。売上拡大に向けて積極的な報道をよろしくお願いします。
私からは以上であります。
記者からの質問
(釧路新聞)
釧路や苫小牧などの4地域職業センターの機能維持の問題について伺いたいと思います。7日に厚労省の課長をお招きになって打合せ会議をしましたけれども、その際に厚労省側からは機能維持のための支援策が建物の無償譲渡だというふうに考えている旨の発言があったようです。道としては今後4市などと協議されるようですけれど、知事としてはその辺いかがお考えなんでしょうか。
(知事)
独立行政法人の雇用・能力開発機構が、事業仕分けにより廃止されることに伴いまして、全国には82カ所、道内では4カ所で展開されている地域職業訓練センターを廃止をしていくということでありますけれども、私どもとしては、(事業)運営の委託費として国からもらっている部分ということよりも、問題は、この施設を解体する、あるいは地元に無償譲渡すると、今回国の意向が示されていますが、施設の老朽化等が進んだ場合の修繕費や維持管理費などがこのままではなくなり、それでは運営が立ち行かないということになってしまいますので、国と協議ということにはなったのですが、大臣方針のとおりで全く議論の余地はないというお話をしておられるようでありまして、私どもも大変困っているところでございます。
話の筋は違うと言われたらそれまでかもしれませんけれども、国の出先機関の地方への権限委譲等の議論の中で、ハローワークについては国の責任において運営すると言っておられ、一方ではこういった同じように雇用のために大変重要な職業訓練についてはもう仕分けしたので地方でどうぞというのは、何か少し整合性がない気がいたしまして、その意味では年内にも譲渡契約をと言っておられるようでありますので、そういったタイミングなども視野に入れながら粘り強く国と調整をしていかなければならないと思っているところです。
具体的にはこの施設の、無償譲渡は無償譲渡として、修繕費などについてどういう支援が国からもらえるのかなどが中心になってくると思っているところです。いずれにいたしましても、釧路市をはじめとする4市の皆様方としっかり連携をしながら、粘り強く取り組んでいきたいとこのように考えております。
(読売新聞)
参議院選挙の投開票がいよいよ明後日ということなのですけれども、これまでの選挙戦の盛り上がりをどういうふうにご覧になっていて、後は、選管(選挙管理委員会)のほうでいろいろ啓発活動もされていると思うのですが、投票率アップというのも一つ焦点だと思うのですが、道民の皆さんに何か呼びかけることがございましたらお願いします。
(知事)
本当に目の前、参議院選挙の投票日が近づいてきたわけでありまして、皆様方のそれぞれの新聞も連日、序盤の情勢、あるいは中盤、後半戦の今の状況も詳細に記述があり興味深く拝見させていただいておりますが、一有権者として大変関心を持っているところです。
そういった中で、やはり私どもとして一番気になるのが投票率です。国政選挙の投票、今回は参議院選挙ですが、これは私ども有権者が政治に対してものを申せる本当に有意義な機会でございますので、ぜひ投票していただきたいとあらためて道民の皆様にお声掛けをさせていただきます。ちなみに、私自身は期日前投票を既に済まさせていただきました。
そういう中で、各社さんが書いておられましたが、消費税が争点として注目を浴びてきているわけであります。争点について有権者の方のご意向を確認すると、やはり年金問題、福祉関係あるいは景気対策などいろいろ出ているわけですが、一方で景気の状況は全国も道内も少し持ち直しというような現状認識が日銀等から出ている中で、やはり消費税ということに注目がいってしまうのかなと思うわけであります。
前々回の記者会見で申しましたとおり、地方行政のトップの立場からしますと、これは国も地方もそうでありますが、やはりこれからの伸びゆく財政需要、あるいは、現状の国のとても厳しい財政状況などを鑑みた場合には、消費税についての議論というのは不可欠であって、その意味では菅総理は大変勇気のあるご発言、問題提起をされたと思うわけでありますけれども、私も報道以上は知りませんが、税率をどうするかであるとか、あるいは逆進性をどう補完するかであるとか街頭演説でいろいろ言っておられるようでありますけれども、本来こういったことというのは、国民生活にすごく大きな影響を及ぼす制度でありますので、街頭で言うというよりも、やはりしっかりとした制度設計をして、その素案を国民に、そして国会にご提示をいただいて、しっかりとした議論を積み重ねていくもののような気がしまして、その辺りのいろいろな菅総理のご発言というのが、ライバルのそれぞれの党からはいろいろ攻撃を受けていると思うわけですが、私ども地方の立場からしますと、5%にしろ10%にしろ制度の中身において地方消費税の部分もしっかりあるわけでありますので、地方にとってもこれからの福祉関係、医療、介護、そういった分野のいろいろな負担増ということは当然出てくるわけでありますので、国と地方との協議ということをしっかりと行っていただきたいということは知事会を通じるなどして発信をしていかなければならないと思っているところです。
この消費税の問題も含めて、まずは、ぜひ投票をして有権者一人ひとりの意思というものを示していくということが何より重要ではないかなと思っております。
(共同通信)
北方領土の関係なんですけれども、今週、ロシア政府が択捉島で大規模軍事演習をやったということを公表したということで、日本政府は抗議をしたのですけれども、それについて北方領土ということで、知事がどのようにお考えになっているかお聞かせいただけますでしょうか。
(知事)
外務省に確認しましたが、北方領土における軍事演習の実施について、ロシア政府自身が公表するのは、認識されている範囲でたぶん初めてということでありまして、そういった公表すること自体にロシア政府としての何がしかの思惑というものはあるのかなと受け止めているところです。
国としての軍事演習でありますので、我が国政府としては、直ちに遺憾表明をしたことは当然のことだと思っておりまして、北方領土というのは、我が国の法的立場もしっかりありますので、ロシアが一方的に軍事演習を行ったこと、そしてそのことを公表したということ自体が、私ども北海道としても大変に遺憾であると考えておりまして、そういった意味で、このことが今後の北方領土の返還交渉等にも影響がないようにしっかりと見守ると同時に、日本政府に対して必要に応じ我々からも発言をしていかなければならないと考えております。
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