知事定例記者会見記録(平成23年2月25日)

知事定例記者会見

・日時/平成23年2月25日(金) 16:58~17:07  
・場所/議会知事室前
・記者数/22名(テレビカメラ1台)

会見項目

 

知事からの話題

1 高病原性鳥インフルエンザについて

記者からの質問

1 岩見沢市内で発生した学校給食による食中毒について
2 本間氏との選挙戦での連携等について

知事からの話題

 

高病原性鳥インフルエンザについて

 私からは1件、高病原性鳥インフルエンザについてのご報告であります。以前から議論が出ておりますとおり、気候の状況にもよりますが、3月から5月くらいの期間は、北から南に渡ってきた鳥が北海道を経由して北に戻っていく、北上する時期ですので、道内においてそれらにきちんと対処できる状況になっているかどうかについて調査を行いましたので、その結果のご報告でございます。
 2月初旬(2月2日)に北海道高病原性鳥インフルエンザ警戒本部を立ち上げまして、その下でさまざまな発生防止対策を進めてきたところですが、このたび過去2回一斉点検を行った全道240ございます家きん飼養農場に加えて、新たに愛玩用あるいは自家用などの小規模の施設なども含め全体で約1千の農場と施設の点検を行った結果のご報告でございます。
 正確には999カ所、一斉点検を行いましたが、うち軽微なものも含めて改善指導の対象となったのが260の農場等でございます。これらの農場と施設に対して、消毒の徹底はもとより防鳥ネットの点検や関係者以外の立ち入り制限、さらには異常を認めた際の速やかな通報などについて、注意喚起や指導を行ったところです。こうした中、農場等においては、風雪などにより施設や防鳥ネットなどの破損といったことが日常的に起こる可能性がありますことから、今回の立ち入り調査においても、破損の修復など指導しているとの報告を受けております。
 私といたしましては、発生防止の観点から農場等の段階での防疫の徹底が最も重要であると考えておりますので、日々の自己点検を強化し、改善の必要なことが発生した場合は、その都度速やかに措置していくことが大切だと考えております。今後とも発生防止のための啓発指導等に努め、本道においてこの鳥インフルエンザが農場等の中で発生することがないように、警戒感を持ってさまざまな取組に対応していきたいと考えています。私からは以上です。

記者からの質問

(uhb)
 岩見沢の食中毒問題について、学校給食が原因ということが断定されてですね、知事の率直な受け止めと、今、保健所等々で対応されていると思いますが、あらためて道としてするべき対策なり対応を、もしお考えあればお願いします。

(知事)
 先週の記者会見の場で、まずは何としても原因究明をしなければならないということを申し上げ、来週中をめどということを申し上げたのでありますが、23日の水曜日に(担当部局から)結果をご説明いたしました。岩見沢市立学校給食岩見沢共同調理所で調理、提供されたAコースの給食メニューの中の、ブロッコリーサラダを原因食品とするサルモネラ菌による食中毒ということでございます。
 ただし、説明の中でもあったと思うのですが、ブロッコリー自体に問題があったというよりも、ゆでたブロッコリーとニンジンをドレッシングで混ぜる過程において、その詳細なところまでは、今段階なかなか特定はされておりませんが、その混ぜる過程でサルモネラ菌が混入したということでございまして、ブロッコリーが悪いということではないので、道内にブロッコリー農家の方々も多いので、そこは誤解なきようにと思います。
 いずれにいたしましても、こうやって原因がある程度特定されたわけでございますので、私どもの岩見沢保健所から、この共同調理所を運営しております岩見沢市の教育委員会教育長に対しまして、2月23日から27日までの5日間の同施設の使用停止を命ずるとともに、設備器具の適切な洗浄殺菌の実施、食品の温度管理の徹底などの改善指示を行ったところです。
 この後、この岩見沢の共同調理所の件については、指導の徹底ということを確認していかなければならない、その後のプロセスとして、この調理所における給食の再開ということになるのではないかと思っておりますが、残念ながらまだまだいつそれが可能かということまで申し上げられる段階にはないと思っているところです。岩見沢の小さいお子さんを持っておられるお母様方、親御さん方、またお子さん方にも大変ご不便をおかけすることになろうかと思いますが、しばらくそういったことでご理解を頂ければと思う次第であります。
 今回の事案を見ている中で、これは道教委とも、まずはしっかり議論を煮詰めていかなければならないのですが、岩見沢と同様の形で、いわゆる文科省の学校給食衛生管理基準というものを満たしていない調理所がまだ他にもあるのかないのかといったことについて、その危険性があるということであれば、道内一斉点検ということも場合によっては視野に入れていかなければならないのではないかと今段階で思っているところです。もちろん札幌市さんなど、自分の市で保健所を持っておられるところには、その旨お願いをいたしますし、またそれ以外のエリアについては道の保健所が主体となって、こういった一斉点検ということを考えていかなければならないのではないかと現時点で考えているところです。私からは以上です。


(日本経済新聞)
  公務とは関係ないんですが、統一地方選なんですけれども、先日、(札幌市長選に出馬予定の)本間さんが政策発表をされましたけれども、その政策発表の中身をもしご覧になっていらっしゃったらその感想とですね、あらためて本間さんとの選挙戦の連携について2点お聞かせください。

(知事)
 申し訳ありません。(本間さんの)政策の中身までは詳細に見ておりません。当初、本間さんが言っておられた財政再建を見直すということについては、確か私の記憶では財政規律というのは重要だけれども、市の財政状況というのは平たく言えば道ほどひどくはないのではないかと。そういう中で緊縮的な対応をとっていた今までの状況で良いのかというようなご主張をしておられると、私自身は理解をしているんですが、いずれにしろ詳細については承知をしておりません。
 それはそれとしまして、市内でご推薦を頂く母体が同じということもございまして、会合等でご一緒することはございますので、そういった場合に共にそれぞれご挨拶をするということはこれまでもございましたし、これからも出てくるのかなとは思っているところです。
 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなどを整理し、作成しています。

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