知事臨時記者会見
・日時/平成23年3月11日(金) 18:45~18:52
・場所/記者会見室
・記者数/22名(テレビカメラ5台)
会見項目
知事からの話題
1 東北地方太平洋沖地震に伴う対応について
記者からの質問
1 今後の道の対応について
2 地震発生時の知事自身の対応について
3 被災地への道職員の派遣について
知事からの話題
東北地方太平洋沖地震に伴う対応について
それでは、本日14時46分頃に三陸沖で、推定でありますがマグニチュード8.8(3月13日気象庁発表8.8→9.0)の地震が起こったことに伴う道内の体制等についてご報告いたします。この地震などに伴いまして、道内にも15時30分に、大津波警報が発令をされているところです。(北海道災害対策)本部員会議における報告、議論も、すでにご取材いただいたとおりですが、現在、道の防災ヘリ、道警のヘリ、自衛隊のヘリ、海保(海上保安庁)の飛行機などが協力をして状況を把握中ということです。また加えて、各振興局が各市町村へ被害状況を確認中という状況です。今のところ、人的被害としては恵庭市における軽傷の方がお一人と聞いているところでして、それ以上の人的被害については私どもとして現時点(3月11日18時00分)では把握をしていないところです。建物被害は調査中、また道路の通行止めは状況が明らかになるに従って拡大をしておりまして、国道、道道とも、これは開発局とも連携を取りながら、しっかり対処をしてまいりたいと考えているところです。
そういった中で、先ほどの本部員会議で私から各幹部職員にも申しましたところでありますが、ぜひマスコミの皆様方を通じて、もうそろそろでありますが、(3月11日)19時半前後に太平洋沿岸は満潮時刻を迎える状況になってきているところでありまして、住民の方々に何としても注意喚起をしっかりとしていかなければならないと思っているところです。このことについての皆様のご理解、ご協力を頂きたいと思います。ちょうど1年くらい前のチリ沖地震の際に、私どもの道内において避難勧告対象住宅での対応に反省点があったというのはご記憶のとおりでありまして、こういったことについて、ぜひご協力を頂ければと思う次第であります。
引き続き、被害状況の把握を市町村を通じて行っておりますので、さまざまな状況に的確に対応してまいりたいと思っております。私からは以上でございます。
記者からの質問
(読売新聞)
今後の道としての対応については、どのようなことをお考えでしょうか。
(知事)
まず、今も申しました19時半頃に各地で想定されております満潮時期等と、この津波の第2弾、第3弾との関係等に注目しながら、どういった被害状況にあるかということを注意深く見ていく必要があろうかと思っております。そして、その状況によって対処ということは当然出てくると思っております。
それから、さらに市町村等を通じて被害状況の情報収集をいたしておりますので、その状況によっても対応ということが出てくるかと思っております。先ほどの本部員会議で多田副知事から申しましたとおり、万が一にも行方不明の方等が出た場合には、やはり人命は何より重要でありますので、状況を判断しながら、海上であれば海保(海上保安庁)のご協力を得ながら、また陸上であれば道警等の協力も得ながら、できる限りのことをやるという体制を取っていきたいと考えております。
(読売新聞)
地震発生時の対応なのですけれども、知事はどういう状況の時に地震を把握されて、道庁に対して、道の職員に対してどのような指示をされて、どういう行動をされたのでしょうか。
(知事)
先ほど申しました14時46分、私は旭川市内で車に乗っておりました。今日は、旭川市内における選挙向けの政務活動を予定していたところでございまして、ちょうどこの14時45分、46分というのは、ご挨拶先からご挨拶先に移動中でございました。
それで私に随行していた秘書が、どうも大変なことになったようだという情報を携帯端末から得ましたので、電話をかけたのですが、なかなかつながらない状況もありまして、上川総合振興局の職員にあるところまで来てもらって、その時点における状況を把握した上で、直ちにこちらに車でとって返したと。途中、事故等で高速道路が、一部止まっておりまして、予定よりも少し帰ってくるのが遅れたという中で、先ほどの本部員会議を開催したという経緯であります。
(時事通信)
本州の被害の大きい地域の自治体、これは大変だろうと思うのですけれども、先ほどご説明のあった、道警の150人?この他に道の職員の方をどちらか出すようなことはあるのでしょうか。
(知事)
私どもはやはり北海道東北知事会の仲間という意識を持っており、とりわけ仲良くさせていただいております。これから状況を見極めながら、単にこちらから押しかけてもご迷惑だと思いますので、先方さんのご意向も踏まえながら機動的な対応ということを考えていきたいと思っております。
また、茨城県も、3回目の大きな地震、震源地が違う別の大きな地震もあったわけでありまして、茨城県さんとの関係においても、必要であれば、道職員の派遣等も考えていきたいと思っております。
まずは、宮城県さんなり先方の県庁さんとしっかり打合せをした上で、ご要請に的確に応えていくということを行っていきたいと考えております。
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