知事定例記者会見記録(平成23年12月12日)

知事定例記者会見

・日時/平成23年12月12日(月) 11:00~11:14  
・場所/記者会見室
・記者数/27名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 「北海道魅力発信動画コンテスト」の作品募集開始について              
2 今日からの出張について

記者からの質問

1 高規格幹線道路について  
2 北海道新幹線について

知事からの話題

 

「北海道魅力発信動画コンテスト」の作品募集開始について

[「北海道魅力発信動画コンテスト」の作品募集開始について] 
〔配付資料:北海道魅力発信動画コンテストの概要〕 
 先週の金曜日、議会が終了した直後に記者会見をしたばかりなのですが、今週は一週間、東京、上海へ出張するということもございまして、月曜日の記者会見ということでご容赦をいただきたいと思います。
 私から話題は二つございまして、一つ目は、北海道魅力発信動画コンテストの作品募集開始についてです。
 今、インターネットに対する国内外の皆様方のアクセスということに大変関心が高まっている中で、私ども北海道の魅力発信の一つのツールというか場としてインターネットを活用しようということでこういう動画コンテストを始めたところで、まさに今日12月12日から、このコンテストの作品募集を開始します。
 このコンテストは、北海道の優れた自然環境、安全でおいしい食、独自の歴史・文化など、私たちのかけがえのない財産である「北海道価値」や、北海道ならではの「感動」を3分以内の映像、動画に収めていただき、その映像を道外や海外へ発信することを目的として開催します。
 動画の投稿は、インターネットの専用のウェブサイトで受け付けるほか、郵送での応募も可能であります。海外からの観光客や留学生の皆様方にも応募していただけるよう、英語や中国語、韓国語にも対応した応募フォームとなっております。応募された作品は、インターネット上の人気投票と、審査員による審査、鈴井貴之さんをはじめとして3名の方に審査員をお願いしているところでして、最優秀作品には、本当に些少で恐縮ですが知事賞を差し上げるということであります。
 どうか広くPRをしていただきまして、多くの応募があるように期待しております。

今日からの出張について

〔配付資料:高規格幹線道路整備促進のための緊急要請活動について〕
 もう一つは、冒頭も少し申しましたが、今日これから東京に入りまして、明日は東京で、一つは企業誘致関連の活動と、もう一つは資料を配付していますが、全高速(全国高速道路建設協議会)というのがございまして、北海道知事である私が副会長をさせていただいているのですが、会長県でございます山梨県の知事さんと中央要請を行うということです。
 新幹線も大変重要でありまして、これは私も日々、土日も含めてでありましたけれども、さまざまな関係の方々と電話等で連絡を取り合いながら、地元の方々の最終的なご理解を得るべくさまざまな活動をしているわけですが、一方でやはり北海道にとっては新幹線と同様、この道路の整備ということは不可欠なわけでして、とりわけこのミッシングリンクといいます、そのぶつ切りになっていて接続が途切れている未整備区間というのが北海道にはいっぱいございます。こういったことについて緊急要請を行うということです。
 道内について言いますと、抜本的見直し区間として位置付けられまして「当面着手しない」とされております、士別の多寄・名寄の間、それから足寄と陸別の間の2区間があるのでありますが、この早期着手ということの要請があります。もちろん「B/C」という概念も重要でありますが、この抜本的見直し区間というものが設定された後に起こった今年3月の大震災を一つの契機として、やはり道路というのは単に採算性等だけではなくて、人の命そして人の健康を守るために必要だというような評価も出てきたわけでありまして、あらためて私どもとしてこういった抜本的見直し区間についてもアピールをしていかなければならないのではないか。それから同じような感覚で「計画段階評価」という形での審議の対象となってしまっております黒松内・余市間のこれは早期着手を要請したいと。それから余市・小樽間の1日も早い完成・供用など、こういったことについてしっかりと要望をしてきたいと思っております。
 当初は、北海道からの直行便で上海に行く予定にしておりましたが、こういった出張が入った関係もあって、東京経由で上海に水曜日から参りまして、上海事務所のオープン、それから北海道の魅力のアピール、こういったこともしっかりやってきたいと思っているところです。私からは以上であります。

記者からの質問

(北海道新聞)
 今、知事がお話しされた(北海道横断自動車道の)計画段階評価のことについてお伺いします。先日、(北海道)開発局で社会資本整備の審議会、小委員会が開かれました。そこで、案が二つ出されまして、岩内寄りのルートを地元としては要望していこうと。今後の流れとしては、国交省のですね中央の審議会、それを経てですね、大臣のほうに結果をお伝えするんですが、この小委員会での結果を知事はどのように受け止めているのかというのをお聞きしたいんですが。要はですね、前向きに受け止めていらっしゃるのか、地元としては岩内寄りでちょっと長くなるんですが、利便性を考えて早く黒松内・余市をつなげてほしいと。ただ、今後、本当に着工できるかどうかというのは、まだ見えないところがたくさんあるので、それに対して知事がどのようにお考えなのかというのをあらためてお伺いします。

(知事)
 地元のそれぞれの考えの中で、いろいろなご意見が出てきているのでしょうけれども、個々にその一つ一つについて、私がどう考えるかを申し上げるとそのこと自身が地元なり、全体にいろいろな影響も出てくると思いますので、ルートについての個別の評価というのは、控えさせていただきたいと思うのですが、いずれにしろこれからまた、東京での検討も含めていろいろな場でのいろいろなプロセスを経て最終的にどうするかということになりますので、そういった過程の中で、私どもとしてまた必要であれば意見を言っていくということかと思っております。
 

(NHK)
 すみません、金曜日の月曜日でちょっとネタがないんですけど、先ほどおっしゃってた「新幹線も重要でありまして、土日も含めていろんな連絡を取り合いながら」っておっしゃっていてですね、もちろん中身は言えないとは思うんですけども、地元の理解を得るべく、さまざまな活動をされているというふうにおっしゃっていたんで、何か触りだけでもいいんですけども、今の言える範囲でいいんですが、現状の認識をどういうふうにされているのかというのと、明日別件であれですね、国土交通大臣にお会いになるということで、高速道路の話で行かれるんですけども、そういったタイミングもありまして、今後のその地元の理解を得るに向けた意気込みでも決意でもいいんですけども、あらためて教えてもらえますか。

(知事)
 事務方から聞いておられると思うのですが、函館・小樽間、15の沿線自治体がございまして、既に10の町からは同意の内諾をいただいております。そして、あと五つですよね、小樽、北斗、蘭越、函館、余市。この五つの市と町について、今さまざまな調整をさせていただいているということです。
 とりわけ、函館市と余市町はそれぞれの町内、あるいは市内のご事情を抱えておられますので、私どもといたしましては、それぞれの首長にご判断をいただくことに向けての、さまざまな環境整備ということをいろいろな関係の方々、それぞれの地域の国会議員の方がおられて、道議の方もおられて、それぞれの市議もおられます、町議もおられます、また、それぞれの自治体の中における経済界の方々、いろいろなお立場の方々がおられるわけでありますが、そういう方々ときめ細やかな意思の疎通を図っていくということの先に、北海道全体としてのこの新幹線についての思いというものを、達成していく糸口が唯一あるのではないかというふうに考えているところであります。数年前、全道の道民を対象に商工会議所(北海道新幹線建設促進期成会)が実施したアンケート調査で、これは地域全体、道東とか道北も含めてありますが、(アンケート回答者のうち)7割以上の道民の方々が、札幌延伸をしたほうがいいという、そういう全体として道民の方々が札幌延伸に向けて肯定的に考えておられるという、そういう調査結果もございます。しかしやはり、今申しましたような沿線のそれぞれの自治体の中では、それぞれのご事情もあるわけでして、ご納得をいただけるような環境整備ということをやらせていただいているところです。当然、JR北海道とも連携をさせていただいておりますので、道内全ての市町村の方々が見守っておられると思いますので、前も申しましたとおり、われわれは透明性の高い形で、それぞれの関係する自治体の方々にご納得いただけるような環境になるように、いろいろな調整をさせていただいているところです。
 一つ申し上げるとすれば、今日の午後、高井副知事を余市に派遣することにいたしておりまして、道としての考え方をあらためて町長にお伝えすると。先週でしたか、町長が来られた経緯はあるのですが、行ったり来たりということも重要かなと思っております。
 それから、国交大臣には明日お会いします。他の県の知事さんもおられますので、道路の話が中心になると思いますが、今道内の経営分離に係る条件がクリアできるかどうかという、むしろ私どもサイドがさまざまな調整をしなければならない段階でございますので、そこについてお話ができるのかどうか、あるいはそのことについては、あらためて国交大臣のお時間を頂戴をするということになるのか、今段階では何とも言えないかなと思っております。 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなどを整理し、作成しています。

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