知事定例記者会見
・日時/平成24年8月1日(金)14:00~14:33
・場所/記者会見室
・記者数/28名(テレビカメラ1台)
会見項目
知事からの話題
1 「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」の推進状況について
2 平成24年度 北方領土返還要求運動強調月間の取組について
3 知事の北方領土訪問について
記者からの質問
1 北海道エアシステム(HAC)について
2 知事の北方領土訪問について
3 本道における今冬の電力需給について
4 ロンドン五輪で銅メダルを獲得した女子柔道の上野順恵選手について
5 「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」について
6 丘珠空港の滑走路延長について
知事からの話題
「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」の推進状況について
〔配付資料:「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」の推進状況〕
それでは、私からは3点お話しいたします。
一つ目は、資料を1部配付しておりますが、「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」の推進状況についてです。
昨日、帯広で行われました「食と環境・国際フォーラム2012」に出席をさせていただきまして、十勝でも大変盛り上がっているという空気を実感をしたところです。そういった中で、国の総合特区に全国で唯一、食を中心とした北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区を認めていただいた北海道として、これまで近藤道経連(北海道経済連合会)会長がトップを務めていただいております北海道食産業総合振興機構、「フード特区機構」と呼んでおりますけれども、ここを中心にさまざまなプロモーション活動なども行っていますが、一方で総合特区ですので、国と特例措置、あるいは支援策などについて協議を順次行ってきたところでして、今年の春の協議に一定の整理がついたので、これまでの進捗状況について、今段階で一度ご報告をしたいと思って資料をまとめたところです。
国と協議を進めていた規制、あるいは制度の特例措置について、これまでに規制で11件、税制2件、そして財政で4件について協議を終了し、要望が実現の方向になっているところです。
規制の部分につきましては、例えば「農業用貨物自動車の車検期間の延長」であるとか、あるいは「農産物貯蔵施設の消防用設備の設置基準の緩和」、こういったことはすべてコスト削減につながるわけでして、地元の要望が受け入れられました。
また財政の面では、「農業コントラクターの施設整備に対する支援」ということも認められたところです。
また、特区の優遇措置を活用した事業の状況につきましては、税制支援である投資税額控除については、具体的には農業およびバイオマスエネルギー関連施設の整備で7事業、それから利子補給という形の金融支援については、輸出拡大関連施設の整備が1事業、それから財政支援は、研究開発や輸出促進などに関する10事業がこれまで(補助)採択されているところでありまして、引き続き申請手続きを他の案件についても続けているところです。
お手持ちの資料にはいろいろ金額が入っている部分もありますけれども、総合特区制度の税制、金融、財政支援を活用した事業が18件ありますが、この事業費総額は約43億円でして、これからさらに順次申請を進めて、国から支援を受ける事業規模もさらに膨らませていきたいと、このように考えているところです。
それ以外にも、東アジアにおける食産業の研究開発、輸出拠点化を目指して、各地域において食の総合産業化に向けた農水産業生産体制の強化、あるいは研究開発、あるいは製造・企業集積、あるいは輸出拡大など、こういったことを対象となっている札幌市、江別市、函館市、帯広市の4市を含む3エリアだけではなく、北海道全域で、このフード特区機構、あるいは道庁を中心に進めていく事業があってはじめて北海道全体としてのフード特区の実績が上がってくると、私どもは思っているところでして、引き続き国にさまざまな特区の優遇策である規制緩和であるとか、税制、金融支援、財政支援ということも求めつつ、このフード特区全体、食産業立国全体の機運というものを、この3エリア以外の全道の各地域にも広めつつ、より大きな道民運動という形で展開をしていきたいと、このように思っているところです。
これが1点目であります。
平成24年度 北方領土返還要求運動強調月間の取組について
〔配付資料:平成24年度北方領土返還要求運動強調月間の取組について〕
それから2点目は、後ろにポスターがございますが、先日、7月27日に報道各社の皆様方に発表をしたところですが、毎年8月は「北方領土返還要求運動強調月間」でして、国をはじめ全国の自治体や北方領土返還要求運動関係団体などが官民を挙げてさまざまな啓発活動を展開する時期です。
本道におきましても、期間中、道や市町村、関係団体等が連携をして各種啓発活動に重点的に取り組むこととしているところでして、特に道内では8月24日に札幌市におきまして、北海道と東北6県の返還要求運動関係者が一堂に会して、「2012北方領土返還要求北海道・東北国民大会」を開くこととしているところです。
また、この大会に合わせまして、北方領土返還を呼び掛ける街頭啓発を関係の皆様方と共に、札幌駅前通地下広場で実施する予定としているところです。
一方、今年度も「北方領土の日」のポスターコンテストの作品募集を行っているところであり、強調月間の期間を中心に広く全国に応募を呼び掛けることとしております。
このほか、期間中道内の観光施設やイベント会場などで署名活動、あるいはパネル展などさまざまなイベントが開催されますので、ぜひマスコミの皆様方には取材についてお願い申し上げます。
知事の北方領土訪問について
それから3点目は、私自身の北方領土の訪問についてです。
平成17年に私自身、国後島、択捉島を訪問させていただきました。その後、3年くらい前(平成21年)になるのでしょうか、あらためて訪問ということを予定していましたところ、前日になって、ロシア側のご都合ということで、直前に急にキャンセルされたという経緯もあって、その後なかなか日程調整もできずに今日に至っていたわけですが、今年こそ行きたいということは前から申し上げていたところで、択捉島、国後島は一度訪問させていただいた経緯もございますので、今回は色丹島に行きたいということで、そのプログラムと私自身の日程との調整等をした上で、今回の訪問ということになったところです。
具体的には、8月3日から6日までの4日間、本年度第3回目の「ビザなし交流事業」として色丹島を訪問をさせていただくことにしているところです。
今回のプログラムは青少年交流ということが中心ですが、島民の皆様方との意見交換に加えまして、地元の行政府を訪問させていただく予定です。まだ確定かどうかは分かりませんが、サハリン州政府からも関係の幹部の方が色丹島に来られるというお話もお伺いしているところですので、私といたしましては、今回の色丹島の訪問をビザなし交流として交流を進めるという北方領土返還に向けた環境整備に自ら努めてまいりたいと、このように考えているところです。
私からは以上です。
記者からの質問
(北海道新聞)
昨日、HACがですね、臨時株主総会、それから取締役会を終えてですね、新しい経営陣となりました。それで知事にですね、新しい経営陣に対する思いというか、そこら辺のお気持ちを語っていただければと思うのですが。
(知事)
今日の夕方、新社長が私のところにごあいさつに来られると伺っているところです。ご質問のとおり、昨日の一連の臨時株主総会、取締役会という手続きを経て、田村新社長の下、新経営体制が発足をしたということであります。先に開かれました道議会において、さまざまなご議論の中で私どもとしてお示しを申し上げた、経営検討委員会で取りまとめた経営改革案を反映した大変厳しい事業計画というものでスタートするということになっているところです。これから順次、現行で飛んでいる一部の定期路線の一時的な休止であるとか、また三沢線の就航に向けてのさまざまな準備であるとか、来年度中のその(三沢線の)就航であるとか、これから道議会でも議論した経営改革のプログラムが一つ一つ実現をしていくところですので、引き続き厳しい経営状況は続くかと思いますが、新たな体制で新たな社長の下、安全、安定運行の実現、そしてそれを前提とした販売の促進、利用促進、そういったことをしっかりやっていただきたいと思いますし、また私ども道庁も一体となってこれを支えていきたいとこのように考えております。
(北海道新聞)
色丹島訪問のことで伺いたいのですけれども、今知事おっしゃったように、現地では州政府の関係者の方ですとか、ロシア人島民の方たちとのいろいろ意見交換する場があるのだと思うのですけれども、領土問題については知事のほうからどのようなメッセージを現地の人たちに伝えたいとお考えになっているかということと、もう1点、先日メドベージェフ首相が国後を訪問したことについて、何らか現地で触れるお考えがあるのかどうかということをお聞かせください。
(知事)
まだ、明後日以降の話でありますので、頭の整理がついていない部分はございますが、行政関係の皆様方とお会いをする際には、やはりそもそも私が北方領土を訪問させていただく、このフレームワークというか、制度であるビザなし交流というのは何のためにできたのかということ、これは両国間の戦後の最大の懸案である領土問題の解決に向けての環境整備ということで始まったことですので、そういったことからお話をして、そうした交流の拡大を通じて、両国間で領土問題の解決に向けての交渉(の機運)が高まっていくことを期待するということはしっかりメッセージとして言わなければならないかなと思う次第です。
ロシアの政府要人の北方領土訪問について、その場で言及するかどうか、それは決めておりません。先方がどのようなお話をされるかにもよると思っております。
(NHK)
電力の関係で、昨日、北電(北海道電力)の社長さんの会見の中で、冬場の電力が非常に厳しいという見通しを示されました。その上で現状のまま火力に頼る経営が続けば、経営としても厳しいと、つまり電気料金の値上げというところにも踏み込む形を示唆されました。この点について知事、どのように受け止められましたでしょうか。
(知事)
北海道というのは本州の他地域とは違いまして、電力需要のピークというのは夏場ではなくて冬場に来るというのはご承知のとおりでして、そういったことを私自身も道庁の中で情報の共有を図る中で、冬が厳しいだろうということは以前から想像はしていたところですが、昨日の北電の発表内容は、想像していたことではあるけれども、やはりつらいなと、厳しいなと率直に思ったところです。しかしながら、北電の社長自身も言っておられたようですが、今後考えられる冬場に向けての電力供給の上積みの検討を行うという話もあるようですし、また夏場に向けてのプロセスを考えた場合には、電力各社の申告というか見通しを踏まえて、国としても全国の各ブロックごとの需給の見通しというものを出されて、そしてその上でそれぞれの管内の需給が大変厳しいというふうに国でも判断した場合には節電要請等という流れになってくるわけですので、昨日の北電の現時点における需給見通しということで、すべてこれで北海道の冬場における電力需給の数字が確定したとは私は認識いたしておりません。
その意味では、具体的なスケジュールまで私は報告を受けておりませんが、今後北電が、先ほど申し上げたような意味における供給力の上積みの努力をされた上でどれくらいの時期に今出しておられる見通しの修正をされるかということ、さらにはそういったことを踏まえて、国がどのように見通しをされるかということもしっかり見極めていかなければならないと思いますし、また今まさに(節電要請期間が)始まってしばらくたって、暑い日が続いてドキドキしていました。今日は涼しいけれどもね。夏場の道民を挙げての節電の取組、こういった成果というものも秋口になって、十分に検証しながら冬場に向けての私どもの体制、取組というものを考えていかなければならないのかなと、このように思っているところです。
先週、7月22日に枝野経済産業大臣が札幌に来られた際に、お時間を頂戴して私からもいろいろなことを要請させていただいた際にも、北海道の電力需要のピークは冬場にあるので、ぜひ夏場向けに用意されたという自家発電設備の導入の国の助成、資金に、もしゆとりがあればぜひ冬場の北海道に向けて支援をしていただきたいという話をしたところ、大丈夫なようでして、その後、事務的にもそういう動きも調整をさせていただいていますので、広く道内関係者の方々に対するそういった情報の提供も含めて、夏場の節電作戦をしっかりやりながら、冬場も見据えたことを徐々に考えていかなければならないのかなと思っております。
コストというか(電気)料金値上げについては、まだ明確に北電の社長がそこまで言及されたとは報告を受けておりません。しかしながら、想像すれば当然北電にとっては、原発は動いていなくても維持コストは相当掛かっているでしょうし、加えて今、高値が続いているといわれております火力発電の原料、燃料の調達コストなども割高(といった状況)の中で、赤字が相当たまってきているだろうというのは想像に難くないわけでして、そういった中で、やはり電力事業者というのは供給責任、責務というものを法律に基づいて持っておられるわけですので、そういったことを総合的に勘案した場合に、それを維持するための手法としてやはりどこかのタイミングで料金値上げということの議論というものが出てくることはやはり排除できないのかなという思いはありますが、私としては、その是非についてコメントする段階にはないと思っております。
(STV)
ロンドンオリンピックで、柔道で上野(順恵)選手が銅メダルを獲得しました。どのようにご覧になって、どのような感想をお持ちになったかお聞かせください。
(知事)
私はオリンピックで2連覇をされた、(上野順恵さんの)お姉さんの雅恵さんとも何回かお会いをしたことがございまして、(雅恵さんは、今回のオリンピック柔道女子57キロ級で金メダルを獲得した)松本薫選手のように闘志を前面に顔に出すというタイプの選手ではないのですけれども、すごく優しいお顔をしておられるように見えながら内に秘める闘志はすごく強いお姉さんだったのですね。その妹さんが今回銅メダルを獲得されたのですけれども、その姉の姿というものを常に見つつ、自分自身の闘志というものを胸に秘めながらここまで頑張って来られた、そういった成果がここで出たのかなと私自身も一道民として感動したというのが率直な思いです。
確か昨日の一連の戦いの中で、準々決勝で一旦敗北しましたよね、韓国の選手に。そこで大変つらい顔をしておられたような記憶がありますが、その後敗者復活戦を経て、堂々の銅メダル、3位を勝ち取ったというこの不撓不屈の精神というのは、ある意味お姉さんを超えるような精神的な強さも持っておられる選手なのかなと思うところでして、いずれにいたしましても昨日コメントを出させていただきましたが、今回13名がオリンピックに参加をしておられる道産子選手のメダル第一号として上野選手が勝ち取られた、この感動を本当に心からありがとうと言いたいと思います。
(日本経済新聞)
フード特区の関連でですね、全体の提案数59でようやく協議終了が17ですか、18事業。ようやく3分の1が昨年末の指定からたってようやく3分の1が終わったということなんですけれども、このペースというのはですね、当初想定していたものと比べて早いのか遅いのか、特区を作ったは良いけれど中身がまだ全然詰まってないんじゃないかという見方もあるとは思うんですけれども、その辺りとですね、あとこの中、いろいろあるんですけれども、一番知事が期待をする、効果があると思われる事業というのは、どれなのかその辺りをお願いします。
(知事)
フード特区の指定を受けたのが去年の12月、(今年1月に)総理官邸で野田総理から指定書をいただきました。そこから各省庁との規制緩和等の交渉というのが始まったわけですが、内閣府が窓口になっていただいて私も何回か参りましたけれども、内閣府の方々は私どもと同じ立場でやろうということで、いろいろ頑張っていただいているのですが、その先のそれぞれの規制を所管する省庁、ここはそれぞれ大変ハードで、もちろん先方から言わせると、道の中身が詰まっていないから駄目なんだというお言葉もよく頂戴しまして、それはわれわれ自身ももちろん反省する部分もありますが、うまくいかないのは申請者の責任というのは、国の機関がよく言うせりふなので、私はフェアに言えばそれだけの理由ではない、むしろ向こうのほうが相当ハードで、やはり権限を守るという、霞ヶ関の方々の本能みたいなものもあるのかなと思うわけですが、その意味では今のセットしている状況の数というのが多いのか少ないのか、一概には言えません。ただ、私どもとしては、やはり一歩一歩、こうやって「春の協議」は終わったわけです。ちょっとの夏休みを挟んで9月以降にまた精力的に取組を進めていこうと思っておりますので、そういった中で一つ一つ、これは単年度で終わりの制度ではありませんので、一つ一つ粘り腰でしっかりとわれわれの主張というものを展開をしていきたいと、このように思っているところです。一歩一歩成果につなげていきたい思っております。
それから、私として一番期待をする事業は何かということですが、もとよりフード特区、北海道の素材の付加価値をさらに高めていこうということでありますので、どれがどれより重要というのはなかなか言い難いものです。例えば、少し余談に近くなりますが、昨日帯広市訪問のあと、釧路市に参りまして、総合防災訓練の図上訓練に主催者の一角として参加してきたわけですけれども、その後、和商市場へ行って、ちょっとのぞいてきました。
和商市場はご承知のとおり、釧路地域のおいしいものをいろいろ集めて売っている、有名な市場ですけれども、そこで聞いた話で、「釧路も素材は良いんだけどね、なかなか加工度を高めるところが少ないんだよ」と言っているお店の方もおられたり、やはりそれぞれの地域のそれぞれの素材をいかに高めるかと、われわれが常に言っているこの掛け声というのが、地元で事業を始めようとすると、資本もいるし素材提供者との交渉なり、いろいろな事が必要となります。やはりそういうことを一歩一歩、この4市(札幌市、江別市、函館市、帯広市)を含む3エリアに限らず全道で進めていくということが重要でしょうし、また全道共通の課題の一つとして、私がやはり注目しておりますのは、機能性食品の部分ではないかなと思っております。
この機能性食品の表示に係る規制緩和について、これは春の協議での決着を、相当われわれも一生懸命行ったのですが、やはり厚生労働省のご担当部局の皆様方からすると薬害の問題でいろいろとご苦労しておられるという立場もあって、この機能性食品の表示の規制緩和については、相当に厳しい対応もしておられるわけでして、こういったところを一つ突破することによって、食べるものをよりおいしくするという加工度の向上だけではなく、機能性食品という今、健康志向の中で日本国全体の中では潜在需要は山ほどあると思うのですね。そういう分野に私どもとして正面切ってしっかりと参入をしていく、一つのきっかけとなる機能性食品の分野、リーダーとして旗を振る立派な企業もご承知のとおり道内にございますし、ここを規制緩和なり、研究開発のさらなるレベルアップなり、治験の体制の充実なり、いろいろなことを行いながら高めていければなというふうに思っております。
(HBC)
全然別な話なんですが、丘珠空港についてなんですけれども、一度断念していた滑走路の延長のですね、論議が再び盛り上がりつつあるというか、一部でそういう話が出てますけれども、この延長について知事は今、どのようなお考えをお持ちでしょうか。
(知事)
報道以上には、事務的に報告を受けておりませんが、格安航空会社の幹部の方が丘珠空港の優位性ということについて大変関心を持って、もうちょっと便利になればというふうな発言をされたというものも報道を通じてお伺いしているところですし、また9月初めくらいでしたかね。民間の方々が丘珠空港の有効活用に向けてフォーラムを開催されますよね。
(空港活性化推進室長)
はい、そうですね。鈴与株式会社の会長さんとかがお見えに。
(知事)
鈴与という、新千歳にも就航している静岡のフジドリームエアラインズに出資しておられる会社の方も来られて丘珠空港の活用を含めた北海道全体の航空ネットワークの問題などについて幅広く議論されるのだと思うのですが、そういう潜在的な動きが需要家の方々から出てきているということは、私も歓迎をしたいと思う次第です。
(丘珠空港は、)何と言っても札幌市内に唯一ある空港です。アクセスという意味でも、新千歳空港は札幌駅からJR快速エアポートで(最速)36分、近いといえば近いけれども、札幌市内、丘珠空港のほうがより近いという市民の方々もおられるわけでして、その意味では丘珠空港に対する期待というものが高まっているということを踏まえて、これはHAC(北海道エアシステム)の、将来的な展開とも関わってくる問題になりますが、なにがしかの整備が必要かなとは思いますが、しかしながら道議会でもご答弁申し上げましたが、丘珠空港は一義的には札幌市がまずは市としての考え方をしっかりまとめていただく必要があろうかと思うわけでして、そういったことを見守りながら、われわれとしても考えていきたいと思っております。
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