知事定例記者会見
・日時/平成26年1月6日(月)14:30~14:37
・場所/記者会見室
・記者数/24名(テレビカメラ1台)
会見項目
知事からの話題
1 年頭にあたって
記者からの質問
1 今年1年の決意について
知事からの話題
年頭にあたって
道政記者クラブの皆様方、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。皆様方と健康な形でまたお会いできて、今年もご一緒できることを大変うれしく思う次第であります。
新年を迎えるにあたっての私の思い、それから抱負の一端は(道議会)議場での職員向けのあいさつの中で申し上げましたので、繰り返しはいたしませんけれども、二つ申し上げました。一つ目は、食、観光、環境といった北海道の持つ他の地域に比較優位する強みというものを最大限生かして、経済の活性化ということをやっていくと。とりわけアジアの活気というものを北海道の活力に変えていくという試みをぜひしていきたいということ。それからもう一つは、来たるべき人口減少時代において広大な北海道の中における地域社会の生き残りというか、活性化というか、持続可能な社会、地域社会といってもいいのですが、そういったものをいかに構築していくかという道の長い取組でありますが、その戦略に向けて今年は何をやっていくのかと、そういったことを私の思いとして申し上げたところでございます。
今年は、十二支の午(うま)年でありまして、午(うま)は正午の午という字ですよね。だから、たぶん真ん中にあるのでしょうね、えとの12の中で。午前、午後、正午というわけでありまして、そういうところに来たわけでありまして、私も午(うま)年でございまして、(午(うま)年としては、生まれた年を含めて)6回目の誕生日を迎えさせていただいたところでございます。馬のようにパワフルに、一生懸命今年も頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
記者からの質問
(北海道新聞)
今日のあいさつとも重なるかもしれませんけれども、今年は3期目の総仕上げの年になるかと思いますが、その中で今年1年間の最大の懸案はおそらく泊再稼働ということになると思うんですが、その対応をどうするかということも含めてですね、どのような決意でこの1年に臨むかということをあらためてお聞かせください。
(知事)
確かに今、(北電)泊原子力発電所の再稼働に向けての、(原子力規制委員会による)安全審査が行われておりまして、このことをどのようにとらえていくかということは大変重要な政策課題の一つであるというふうに認識はするところであります。しかしながら、これは去年も同じお答えをしましたけれども、いまだ安全審査の途上でありまして、その先について、状況がどういうふうになってくるのかということをまだ議論をする段階にはないと思っております。年末の御社の質問にもお答えしたか、あるいは別の社だったかもしれませんけれども、規制委員会の安全審査というものが終わって、今度われわれ(地元)にそのことの問い掛けがあったときには、まずはその基本的なプロセスというのは全国一律の話でありますので、かつて野田政権の時代に当時の福井県の大飯原発再稼働に向けての4閣僚会議、そしてそれを踏まえた政府としての地方に対する働き掛けとか、いろいろなプロセスがございました。そういった一般的な事後のプロセスについて、まずは国において一律的な基準を出していただきたいというのが一つ。その上で、私どもとしては、地元のご意向、それから道民の代表としての議会のご意向等を十分に尊重していかなければならないのではないかと、そんなようなことを思っているところであります。
今年の懸案は、もとより、それも大きな事でありますが、それ以外にも、先ほど申しましたとおり、アジアとの関係においてタイとの直行便というのは大変に大きなプラスの影響を与えてきたわけでありますが、私の思いとしてはアジアへの、東南アジアのほうへのアクセスというものを、もっともっとやっていきたいと。その第一歩として、年末に副知事にもポートセールスで行ってもらった経緯もあるわけでありますが、加えて、私自身としては、中国あるいは韓国という、やはり多くのお客様に来ていただいていますし、期待のできる地域、台湾も含めて、私自身トップセールスでどこまで今年回れるかというのはまだ計画は全体としては立てておりませんが、ぜひそういったところにも、環境が許せば訪問していきたいという思いも持っているところであります。また、人口減少の中での持続可能な地域社会づくりという、そんなことも申し上げたところでございまして、去年以上に道内各地も自分の足でできる限り回って、地域の方々の声を踏まえて、道政の推進に反映をしていきたいと、このような思いも強く持っているところであります。
それから、北海道新幹線の開業に向けてあと2年。まずJR北海道にしっかりしてもらわないと駄目なのですが、北海道新幹線の開業に向けて、取組をしっかりやっていきたいと、このようにも思っております。
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