知事定例記者会見
・日時/平成26年6月24日(火)17:45~17:57
・場所/議会知事前
・記者数/20名(テレビカメラ1台)
会見項目
知事からの話題
1 夏の節電に向けた知事からのメッセージ等について
2 北海道タレント・アスリート発掘・育成プロジェクトの募集開始について
3 北海道日本ハムファイターズ「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ2014」の取組について
記者からの質問
1 東京都議会における「やじ」問題について
2 新千歳空港単独での民営化構想について
知事からの話題
夏の節電に向けた知事からのメッセージ等について
〔配付資料:この夏、一人ひとりが節電を 〕
〔配付資料:今夏(H26年度)に向けた道の節電「集中対策」 〕
それでは、私から3件お話いたします。
一つ目は、夏の節電に向けたメッセージということであります。来週7月1日火曜日から節電要請期間がスタートするにあたりまして、私から道民の皆さま、企業の皆さまへあらためて夏の節電に向けてご理解とご協力をお願いしたいと、このように考えております。本道では、昨年の冬も全国で唯一数値目標が設定されるという大変厳しい節電の状況の中でありましたが、道民の皆さま方、企業の皆さま方のご理解とご協力によりまして、何とか乗り切ることができたと、このように思っておりまして、心から感謝を申し上げます。
今年の夏は、特に西日本を中心に需給見通しが厳しくなっているところであり、沖縄を除く全国9電力管内に対し、定着している節電分が確実に行われることを前提に、数値目標を伴わない節電というものが国から要請されたところでありまして、道といたしましては、地球温暖化対策や省エネルギーの促進のためにも、これまで定着してきた節電をこの夏もしっかりと継続していく必要があると考えているところであります。また、道自身も、7月から9月までを節電の集中対策期間と位置付け、定着した節電の着実な実行やこれまでの取組状況等も踏まえ、2010年度比で8%以上の削減を目指して節電に取り組むことといたしております。道民の皆さま方におかれましては、節電に取り組まれるにあたっては、体調を崩されないよう十分にご留意いただき、無理のない形での節電にご理解とご協力をお願い申し上げます。これが一つ目であります。
北海道タレント・アスリート発掘・育成プロジェクトの募集開始について
〔配付資料:「タレント発掘・育成プログラム」の参加者募集開始について〕
〔配付資料:北海道タレント・アスリート発掘・育成プロジェクト参加募集 〕
2つ目は、「北海道タレント・アスリート発掘・育成プロジェクト」の募集開始ということであります。「スポーツ王国・北海道」、これに向けてのさまざまな取組をやらせていただいておりますので、その一環といたしまして、来週の7月1日から、「北海道タレント・アスリート発掘・育成プロジェクト」の参加者募集を開始させていただくことといたしました。タレント・アスリート、すなわち才能のあるアスリートを発掘して育てていこうというプロジェクトでございまして、日本スポーツ振興センターとの連携のもと、競技経験の有無を問わず、素質のあるアスリートを早期に発掘し、オリンピックや世界選手権など、世界の舞台で活躍していただけるような、未来のアスリートを育てていきたいという、そういう事業であります。
種目が限られておりまして、配付資料がありますが、冬季オリンピックの正式種目でございますカーリングとスケルトン、そしてバイアスロン、この3種目ということでございます。対象者は、これからの成長が最も期待されます小学校5・6年生及び中学1年生を考えておりまして、各種目男女合わせて10名ずつ、全体で30名で、8月中に道内6カ所の会場で、競技種目の専門家にも加わっていただきながら体力、運動能力、各種目への適正を見極めて一次選考し、9月の二次選考を経て、10月から、お手元の資料にも記載されております育成拠点でトレーニング開始というような流れを想定しております。
多くのお子さん方、そしてその親御さん方にも関心を持っていただき、皆さん方のチャレンジを心から期待しております。
北海道日本ハムファイターズ「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ2014」の取組について
〔配付資料:WE LOVE HOKKAIDOシリーズ2014 〕
〔配付資料:「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ2014」限定ユニフォーム着用協力 〕
3つ目でありますが、北海道日本ハムファイターズ「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ2014」の取組についてであります。
この(限定)ユニフォームはですね、(コンセプトカラーが)「ネクスト・ブルー」であります。ご承知のとおり、今年は北海道日本ハムファイターズが北海道に来て11年目、すなわち10年という一区切りを終えて次の「ネクスト」10年に入っていくという意味も含めて、「ネクスト・ブルー」ということなのだそうであります。実はこの色はですね、通常のファイターズのユニフォームと同じブルーなのですが、私にはイメージ的にちょっと何か新しいブルーに見えますけれども。
道とファイターズで包括連携協定を結んでおりまして、7月11日から3日間「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ」を開催するわけでありますが、このシリーズは2007年から毎年行われていまして、今年は、この(選手が着用する)「ネクスト・ブルー」の限定ユニフォームを企業や自治体の職員の方々にも着用してもらいまして、ファイターズのユニフォームカラーで街を染めようとのコンセプトで、北海道に一体感を醸成する新たな取組を行うことといたしております。道といたしましても、ファイターズとの協働事業の一環として、選手が限定ユニフォームの着用を開始する6月27日、今週の金曜日と、シリーズ初日の7月11日金曜日に、道庁関係課の職員や、本庁舎1階に入居しているコーヒー店なども含め(企業の)皆さまとも連携して、この限定ユニフォームを着用し、多くの道民の皆さんとともにファイターズと「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ」を盛り上げてまいりたいということであります。道庁以外にも、札幌市、北洋銀行、北海道銀行、JAL(日本航空)、ANA(全日空)、その他多くの賛同者が協力されるようでありまして、街中が「ネクスト・ブルー」に埋め尽くされればいいなあと思っております。
(北海道日本ハムファイターズの)成績は今、パ・リーグで3位ということで、勝率5割、これからさらに頑張ってほしいというファンの気持ちを込めて、こういった事業をやろうと思っています。
私からは以上です。
記者からの質問
(朝日新聞)
東京都議会でセクハラのやじが問題になりました。これについての高橋知事、どうご感想をお持ちになられたかということと、議会でご自身がそういうような発言を受けたことがおありかどうか教えてください。
(知事)
今も、北海道タレント・アスリートの発掘・育成ということを申し上げましたけれども、まさに2020年、東京オリンピック・パラリンピック(の開催)が決定して、その準備に、東京都挙げて世界の注目を浴びながら事業をやっておられる中で、その東京都の都民の代表である都議会の議員の間の中で、信じ難い、品位の無い、大変不愉快極まりない発言が出たということは、私、大変に残念というか、遺憾であります。さらに申し上げればですね、その後の対応というものも、何かちょっと変ですよね。すぐに名乗り出ない、謝罪をしない、うその弁解をして、放置をして、その結果として国内ばかりではなく、海外の多くのメディア、その向こうにいる世界の皆さま方からも非難を浴びたということは、本当に信じられないことであります。これは、真偽のほどはよく分かりませんが、名乗り出た議員の方以外にも発言者がいるやもしれないということもあるようでありますので、やはり都議会として、しっかりと真実というものを解明する、このことは不可欠だと思うわけであります。
私自身に対するやじですが、やじはいっぱい飛んできますね。私が女性であるが故のやじというのはないと思いますが、ただ、いろいろな形でのやじというのが、私の答弁中、あるいは副知事なり部長が答弁している時に聞こえてくることはあります。やはり原則論は品位のあるやじであるということが必要だと思うわけであります。(私に対するやじで)何を言われているのかなと考えたのですが、私はいつも自分が答弁する時には自分の答弁に集中しているので、何か言っておられるなというのは分かるのですが、何を言っているかまでは分からないことが多いですね。議会では、やじというのはつきものだというふうによく言われるところでありますが、やはり重要なのは最低限の品位を持った、そういったやじであってほしいなと、そういうふうに思っております。
(北海道新聞)
議会でも議論になっているんですけれども、新千歳空港の空港民営化についてです。
弊社のインタビュー記事で、北海道空港(株)の会長が新千歳空港単独で民営化の方針というような記事もあったんですけれども、今現在の道としての考え方、空港民営化についての考え方というのを、ちょっとあらためてお聞かせください。
(知事)
御社の報道を通じては、(北海道空港(株)の)幹部の方にそういうご発言があったというのは承知しておりますが、会社として方針を決定したものではなく、今後の空港民営化の動きを念頭に社内組織の設置などを検討している状況とのことでありまして、これは道議会(平成26年第2回北海道議会定例会)の答弁でも申し上げたとおりであります。
いろいろな考えの方がいろいろな考えを持ち寄って、これからその方向性を議論していくということかなというふうに思っておりますが、私どもとして、今段階で何かきっちりとした方向性を決めた状況にはございません。さまざまな観点からの検討が必要ではないかと、このように思っております。
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