知事定例記者会見記録(平成27年3月11日)

知事定例記者会見

・日時/平成27年3月11日(水)16:00~16:14  
・場所/議会記者室
 ・記者数/17名(テレビカメラ2台)

会見項目 

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知事からの話題

1 平成27年第1回定例会の閉会にあたって
2 東日本大震災から4年を迎えて
3 北海道新幹線開業1年前ウィーク等の発表について 

記者からの質問

1 ホロシャビン・サハリン州知事について
2 次期知事選について(1)
3 次期知事選について(2)
4 北海道エアシステム(HAC)について 

知事からの話題

 

平成27年第1回定例会の閉会にあたって

   それでは、私から3点お話をいたします。
    一つは、今年の第1回定例会(平成27年第1回北海道議会定例会)が今日閉会いたしました。私にとって3期目最後の定例会でございまして、骨格予算の議了をいただきました。人口減少問題、経済・雇用対策、地域医療・福祉・介護など、さまざまな分野のテーマについて議員の方々と議論をさせていただきました。
  また、冒頭に提案させていただいた補正予算約386億円、これも冒頭に議決をいただいたところでございます。この度の議会議論をしっかりと受け止めながら、私どもとして、速やかな予算執行に努めるなど、しっかり道の活性化のために仕事をやっていきたいと、このように思う次第であります。
  また、議会最終日の今日、大間原発に係る決議(大間原発の建設工事中断も含めた慎重な対応を求める決議)がございました。共産党以外、全会派の賛成の下に可決したということでございますので、このことにつきましても、道議会のご意向もしっかり踏まえながら私自身としても発信をしていかなければならない、このように考えたところであります。  

東日本大震災から4年を迎えて

〔配付資料:東日本大震災から4年を迎えて 〕
 2点目は、東日本大震災から4年ということでございます。今日がまさに3月11日、あの大震災からちょうど4年を迎えたということであります。
 本日の道議会(本会議の)冒頭に議員の皆さま方と共に黙とうをさせていただいたわけでありますけれども、あらためて、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りをする次第であります。今なお、全国には約23万人、道内には約2,600人の方々が避難しておられるわけでありまして、ふるさとの復興や将来への不安、離れて暮らすご家族のことなど、本当にさまざまな思いを抱えられながら大変なご苦労をしておられると、このように思う次第であります。
 一方で、時間の経過とともに、被災地や避難者に対する人々の意識が少しずつ薄れていっているのではないかということを懸念するところでもあります。私たちは、大震災の記憶や教訓を常に思い起こしながら、被災者の方々あるいは避難者の方々の心に寄り添い、また、私たち自身も防災、減災対策にたゆまず努力をしていかなければならない、こんなふうに思っているところでございます。
 道では、道内に避難をしておられる方々に対していろいろな支援事業を行っているのですが、そういった中で、昨年から避難者の方々への戸別訪問事業というのを実施しているところであります。昨年の3月からですね、日ごろ支援団体などとつながりのない避難者のお宅を訪問し、悩みや心配事などさまざまなお話を聞かせていただいている中で、今すぐに支援が必要な深刻な状況というわけではないのだけれども、なかなか話が尽きることがなくですね、再訪問を希望される方々もおられたというふうな報告も受けているところであります。この戸別訪問事業は、平成27年度も継続することとしているわけでありますが、長期にわたる避難生活で、精神面や身体の不調を訴えておられる避難者の方々もおられるわけでありまして、そういった皆さま方の心のケアにも努めていかなければならない、ここをちょっと充実しようというふうにも考えているところであります。
 また、被災地では、依然として復興事業に当たる人材の確保が難しいというふうにお聞きしているところでございますので、被災県などからのご要請に基づきまして、平成27年度も44名の道職員を派遣する予定としております。配付資料でですね、去年よりも(派遣職員数が)5人少ないというふうになっているところでありますが、これは、それぞれのご要請いただいた県なり自治体サイドから業務終了等の申し出があったためにこのようになったわけでありまして、私どもといたしましては、被災県等からのご要請にはしっかりと満額対応させていただくという意味での44人の道職員の派遣ということであります。
 東北地方は、前から申し上げておりますとおり、われわれ道民にとって昔から強い絆と縁で結ばれているところであります。1日も早い復興に向けて、今後もできる限り私どもとして支援をしていきたいと、このように考えております。

北海道新幹線開業1年前ウィーク等の発表について

〔配付資料:北海道新幹線開業1年前ウィーク等について 〕
〔配付資料:「北海道新幹線開業1年前ウィーク」関連行事 各総合振興局・振興局における取組 〕
 それから3番目、北海道新幹線の開業1年前ウィーク等の発表ということであります。ユキちゃん(北海道新幹線開業PRキャラクターどこでもユキちゃん)も頑張っておりますが、いよいよ開業まで1年。開業1年前ウィークということを盛大に実施することといたしております。
 まずはですね、(3月)22日の日曜日に、新函館北斗駅におきまして、来年の開業をイメージして新幹線車両が実際に(ホームに)入線してくる中で、上杉周大(しゅうた)さんという、道内で活躍しておられるアーティストの方でありますが、この方に新幹線ホームでミニライブを実施していただくこととしております。ユキちゃんもそこに出ます。それから函館市の五稜郭(タワー)では、北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀さんのトークショーや各地域のPRなどを開催いたします。
 それからちょっと前後するのですが、3月20日金曜日のJR札幌駅での(開業1年前ウィーク)オープニングセレモニーにつきましては、新幹線の最上級席の「グランクラスシート」を札幌で初披露させていただきます。
 また、これに併せて、各振興局でも関連行事として配付資料の一覧表のイベントを行うことといたしております。もちろんユキちゃんも、そこここに出るようでありますので、ぜひ皆さま方も開業1年前ということで各イベントの積極的な報道など、ご協力をお願いいたします。
 私からは以上であります。  

記者からの質問

(朝日新聞)
 先週の話になるんですけれども、ロシアのサハリン州知事のホロシャビンさんがですね、事実上、失脚されたというニュースがございまして、知事とも何度も会談をされておられてですね、道としては事務所も置かれているという、そういう深い関係にあるんですが、今後の見通しについてどうお考えかということと、実際何か今影響が出ているものがあったら教えていただきたいんですが。

(知事)
 (北海道サハリン)事務所は、ホロシャビンさんが知事に就任される前からずっと交流の窓口として置いているわけでありますけれども、今回の報道を通じて知ったこのホロシャビン知事の逮捕というのは、本当に正直驚いているところでございます。私は、ホロシャビンさんの前の知事ともしばらくの間ご一緒して、意見交換もさせていただいた経緯があるわけでありますけれども、その方との比較において、大変、誠実というか仕事に熱心というか、レセプションなどをやりましてもお酒はほとんど飲まれないような方でございましたので、今回報道されていることが事実とすればですね、大変に衝撃をもって、この状況を捉えているところでございます。
 今、このことによって、われわれの交流に影響が出ているということはないというふうに理解をいたしておりますが、ただやはり、この状況が少し長引くようなことになりますと、せっかくここまで、ホロシャビンさんと私との間の個人的な信頼関係も含めて、サハリン州と北海道との交流というものの深化を図ってきた中で、このことのさらなる発展に一定の悪影響が出ないかなということは、大変懸念をいたしているところでございまして、まさに今ご質問でも触れられました、われわれの事務所なども通じてしっかり情報収集をしていかなければならない、そんなふうに考えております。


(北海道新聞)
 政務の話なんですけれども、今日、(道議会議員の)先生方も(道議会が)終わった後ですね、またここに戻ってこようということで、お互い声を掛けあったりして頑張ろうみたいなことをされておりましたね。
 それで、選挙戦、いよいよ目前に迫った中でですね、あらためて知事の意気込みというか心境をお聞かせ願えればと思いますけれどもいかがでしょうか。 

(知事)
 今日が(3月)11日でありますので、告示まではもう2週間くらい、そして投票日まで約1カ月という状況であります。議会も終了いたしましたので、ただやはり公務が結構ありまして、そういったことを一つ一つこなしながら、その合間を見て、できる限り多くの方々にごあいさつをして私の思いを伝えると、このことをしっかりやっていかなければならない、そんなふうに思っているところでございます。それに尽きますね。


(共同通信)
 先ほどの道新さんの質問の関連なんですけれども、知事、議会も一段落されまして、知事の知事選の政策の発表はいつ頃を予定されてますでしょうか。

(知事)
 鋭意最後の、今、詰めをやっているのですけれども、もうちょっとかかりますかね。

(共同通信)
 今のところ、どんなことを(政策の)柱に。

(知事)
 前から申し上げておりますとおり、道政というのはオールラウンドでありますので、各分野しっかりと考えていかなければならない、そんなふうに思っております。


(朝日新聞)
 先ほど、われわれのほうにもプレスリリースがあったのですが、HAC(北海道エアシステム)の田村(代表取締役)社長、籔専務(取締役)が(平成27年3月31日をもって)退任されて、新たにJALから社長が来られるということで、人事一新ということらしいのですけれども、知事との関係も深かったので、田村社長、籔専務に対して何か一言ございましたらお願いしたいと思います。

(知事)
 そうですね、田村、籔コンビ、このお二人のHACの役員の方々には、一番厳しい状況下において、常に冷静に社員と心を一つにしてしっかりと事業に対処をしていただきましたし、また、何よりうれしいのは就航率の高まり。機材の故障ということが、この(お二人が就任される)前の期間には別に天候とかそういう外的影響ではないのに機材のトラブルが結構たくさんあったことなどとの比較において、やはり田村社長は自分自身が(航空機の)操縦の経験を持っておられることを常日ごろから言っておられたのですけれども、そういう観点からも社員の方々と心を一つにまとめてここまでご努力をいただいたことを、本当にうれしく、ありがたく思っているところであります。今日ちょっと議会が長引いたので、今日お会いできるか分かりませんが、後から私のところにごあいさつにいらっしゃるやに話を聞いておりますので、私の感謝の気持ちをしっかりお伝えしようと思っております。
 後任の社長については、JALからの派遣と聞いておりますので、また心を合わせてしっかりやっていきたいと、このように思っております。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなどを整理し、作成しています。

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