知事定例記者会見
・日時/平成27年4月15日(水) 13:30~13:47
・場所/記者会見室
・記者数/31名(テレビカメラ3台)
会見項目
会見冒頭発言
知事選終了後初の定例記者会見にあたって
知事からの話題
1 新任期に当たっての抱負について
2 北海道どさんこプラザさいたま新都心店のオープンについて
記者からの質問
1 原子力発電所について
2 新任期にあたっての抱負について
3 北海道新幹線について
4 新札幌市長について
5 道人事の展望について
会見冒頭発言
知事選終了後初の定例記者会見にあたって
それでは私から、知事選終了後、初の定例記者会見ということでございますので、記者の皆さま方におかれましては、この統一地方選の前半戦の取材、報道など、大変お疲れさまでございました。
今日が知事選後初の私の定例記者会見となるわけでありますが、後ろを見ていただきますと、明るい基調のバックボードパネルを用意させていただきました。(北海道新幹線開業PRキャラクター)どこでもユキちゃんもいますし、北海道地図とかイランカラプテキャンペーンのロゴとか、いろいろ入れてみたものであります。当面これを使わせていただいて、毎週1回の記者会見をやっていきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
知事からの話題
新任期に当たっての抱負について
新しい、道政史上初という4期目を迎えるにあたっての抱負ということでございますけれども、あらためてよろしくお願いをいたします。
知事選中は、札幌をスタートいたしまして全道、(選挙)事務所の調べによると6,500キロを駆け巡ったようでありまして、多くの方々にお会いをして私の政策の訴えをさせていただきました。
これで、民意は出たわけでありますので、すべてノーサイドということで、みんな、北海道の明日を良くしていくという気持ちの上では同じ方向を見て戦いがあったわけでありますので、いろいろなご意見を真摯(しんし)に受け止めながら、私のこれからの4年間の道政運営に役立てていきたいと、こんなふうに思っているところであります。
人口減少問題への対応ということは待ったなしの課題でありますし、北海道新幹線の開業準備の加速、それから、これも選挙戦中も申し上げておりましたけども、2018年、北海道150年という節目もございますので、公約として掲げさせていただいたいろいろな政策をひとつひとつ、4年間の道筋としてアクションプランを作り、それをローリングするという今までの手法を踏襲する形で、しっかり取り組んでいきたいと、このように考えております。
北海道どさんこプラザさいたま新都心店のオープンについて
〔配付資料:「北海道どさんこプラザ さいたま新都心店」のオープンについて(PDF) 〕
二つ目の話題は、どさんこプラザさいたま新都心店のオープンということでありまして、4月24日金曜日に、さいたま市、人口約125万人を擁する政令指定都市でありますけれども、ここに「北海道どさんこプラザさいたま新都心店」をオープンさせます。
道外での出店は、有楽町店、相模原店、名古屋店、池袋店、仙台店に続く6店舗目ということで、埼玉県では初であります。さいたま新都心店が出店する(ショッピングセンター)コクーン2(ツー)は、JRさいたま新都心駅のすぐ目の前だそうでありまして、私も(以前)あの辺りで仕事をしていたことがありますので、一度行きたいのでありますが、商業エリア「コクーンシティ」内に建設されているようでありまして、大宮や浦和にも近く、電車でも車でも交通アクセスが大変便利な場所に立地させていただきました。
この新しい店舗は、売り場面積が約84平方メートル、800品目ぐらいを扱うことといたしております。どさんこプラザ各店舗の売れ筋商品を中心に、「北のハイグレード食品」や「きらりっぷ(北海道認証食品)」など、北海道の施策関連商品も販売するほか、ソフトクリームの軽飲食コーナーも設置いたします。
昨年の10月にオープンいたしました仙台店も好調でありますので、北海道新幹線の開業効果にうまく結びつけるような形での展開、あるいは各種情報発信の一層の強化、こういったことも、新しいさいたま新都心店を活用して行っていきたいと、こんなふうに思っております。
私からは以上です。
記者からの質問
(STV)
福井県の(関西電力)高浜原発(3、4号機)についてですね、運転差し止めの仮処分が認められました。今回の司法判断についてどう受け止めていらっしゃるのか、また、泊原発の再稼働への影響についてどう思っていらっしゃるのか。
(知事)
分かりました。われわれは行政の立場におりまして、司法の判断ということでありますので、あまりコメントすべき立場にはないのかなというのが、一言で言えば私のコメントであります。ただ、やはり今回の福井地裁の判断というのは、一つの判断として、私は重いものと考えるというふうに言いたいと思います。
ただしですね、事務方から説明を受けたところによりますと、これから関電(関西電力)として福井地裁に対して異議の申し立て、それから仮処分執行停止申し立てというのですか、そういうことをされるというふうに聞いておりますので、引き続き司法の判断、今後どのように展開するかをしっかりと注視していかなければならないと思います。
新聞各社のこの問題についての朝刊の報道は拝見をしておりまして、いろいろな見方、それから識者のコメントというのもいろいろありますので、そういったことを十分に踏まえながら、私としてはこの司法の今後の展開というのものを注視していきたいというふうに思います。
泊(原発)への影響、泊はまだ安全審査のただ中でありますし、それから今回の地裁判断の一つのポイントとして出ておりました基準地震動、それについてもまだまだ議論の途上でありますので、影響が出るかどうか、ちょっとそこはよく分かりません。
(STV)
今回、判断の中で、(原子力)規制委員会の(新規制基準に)適合をしても、原発の安全は確保できるものではないという判断が出されたのですが、知事がまず優先すべきという安全の確保ですね、再稼働に向けては、今後どこに求められますか。
(知事)
司法の判断は今後プロセスが続いていくわけでありまして、これが最終的な司法の判断というわけではないわけでありますのでね、そこを見極めていく必要があるかなと、そんなふうに思います。
(北海道新聞)
知事、ご苦労さまでした。最初に、バックボードを変えられたことをご紹介いただいたんですけれども、この変えた思いというのをですね、どういうところを、やはり変えるには変えるにあたって、こうこうこういう思いがあるので変えられたというところがあると思いますので、その辺をお聞かせ願えればと思います。
先ほど、職員へのですね、テレビ(庁内放送)でのメッセージ(知事から職員への挨拶)拝見しました。やはり変えるということへのですね、強い決意というものをですね、知事はお示しになられたかなと思います。それで、職制に関係なくアイディア、意見をぶつけてほしいというふうにおっしゃっていたのですけれども、思いとして、知事、そういう思いを持たれているということだと思うのですが、それを何というんですかね、こう吸い上げる仕掛けというんでしょうかね、仕組みっていうんでしょうかね、そういうものを考えていらっしゃるのか、今の段階ですけれども、もしおありであれば教えていただけますでしょうか。
(知事)
分かりました。バックボードパネルを新しく変えた思い、新任期になったからと、一言で言えばそういうことであります。
それから、新しいいろいろな提案を受け付ける目安箱とかそういうのを作るということですか。
(北海道新聞)
いえ、別にそれにこだわっているわけではなくて。
(知事)
それぞれの政策分野ごとに、全て副知事3人で(担当が)分かれているわけですけれども、私は今までも、それぞれの副知事のみに問い合わせをしたり、問題提起をしたりということではなくて、案件によって、部長にしたり、局長にしたり、課長にしたり、主幹にしたり、いろいろなことをやっていましたので、そういう形でこれからもやっていくということかなと思います。
むしろ、そのための何か仕組みづくりみたいなものをやると、それに縛られてしまうということも出てくると思うので、そういう考えは当面は持っておりません。
(北海道建設新聞)
(北海道)新幹線のことなんですけれども、当選後のインタビュー等で知事が、札幌市が招致を表明している冬季五輪・パラリンピックの2026年開催が可能であれば、新幹線は2030年度の札幌開業はちょっと遅いという発言であったり、30年度からのさらなる前倒しに向けて国に働き掛けていくというような発言をされておりますが、さらなる前倒しに向けた現段階での考えについて、あらためてお聞かせ願いますでしょうか。
(知事)
ぜひ検討していきたいという思いであります。ただ一方で、これも(報道機関)各社さんの質問の時に言ったかどうか、ちょっと記憶にありませんが、(工期短縮の課題は)財源面ばかりではなくて、ご承知のとおりほとんどトンネル工事なんですよね。技術的な面で物理的に可能かどうかというところの精査も必要だと思いますので。ただやはり、せっかく全道を挙げてオリンピック・パラリンピックを誘致するということ、これも早急に札幌市と協議体も立ち上げなければと思っておりますので、そういう機運醸成ということとの関係においても、1972年の冬季オリンピックが北海道、札幌で開催されることに伴ったまちのにぎわいアップというのがありましたので、それに倣う形でわれわれとしていろいろ考えていきたいなということを申し上げました。
(HTB)
札幌市長に当選された秋元さんなんですけれども、(知事は)テレビ各社のインタビューでも行政マン同士うまくいくだろう、というようなこともおっしゃってましたけれども、あらためて秋元さんとの関係をどうされたいかということと、近々、例えばお会いになったりですとか、そういったようなこと、決まってれば教えていただきたいんですけれども。
(知事)
まだ、私、今日初登庁したばかりで。秋元さんはいつ初登庁。
(広報広聴課長)
5月2日からが(秋元新札幌市長の)任期です。
(知事)
やはり初登庁を果たされた後ではないかな、常識的にはそのように思います。今まで、道庁と市役所というのはいろいろな場で連携をしていて、こっちは知事と3副(知事)で、向こうは市長と3副市長で、よく会う機会もありましたので、そこに常に秋元さんがいて、秋元さんはやはり3副市長の中で筆頭の調整役をやっておられたという認識を私ども道庁サイドも持っておりますので、その意味ではうまく、スムーズに、この連携強化の船出はできるかなというふうに思っておりますが、今、直ちに、例えば何月何日何時に会うということの日程はありません。やはり、初登庁の後、どこかのタイミングでそれをセットしていくということになるんじゃないでしょうか。
(釧路新聞)
4期目をスタートさせるにあたって、注目されているのは人事もあると思うのですが、どういう方針でいつ頃から臨まれるのか、その辺も今後お考えになるのかなと思いますが、方針みたいなものが、もうすでにお持ちでしたら教えてください。
(知事)
人事は、やはりこれからの道庁の4年間の仕事を考える上で大変重要な要素になってまいりますので、と言っても私も再登庁したばかりでありますので、今日から筆頭の副知事をはじめ、関係の人たちと議論を加速させていきたいというふうに思っております。
それから、道議会との連携もしっかりやりながら考えていきたいと思っております。
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