知事定例記者会見(平成27年8月18日)

知事定例記者会見

・日時/平成27年8月18日(火) 14:30~14:38
・場所/記者会見室
・記者数/20名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 北陸新幹線視察について

記者からの質問

1 安倍総理の談話について(1)
2 安倍総理の談話について(2)

知事からの話題

 

北陸新幹線視察について

〔配付資料:北陸新幹線視察について
 それでは私から1点。北陸新幹線の視察についてであります。
 まだ私どもとして、確定的に何月何日が開業日という情報を得ているわけではございませんが、北海道新幹線の開業も200日強というところまで迫ってきたところであります。今後、一層本格的に開業に向けた盛り上がりを図っていくため、われわれとしてもさまざまな取組を推進していかなければならないわけでありますが、そういった中で、日程が調整できましたので、今年の3月、私どもよりも1年早く開業をされました北陸新幹線、こちらのほうの現状の視察を、8月20日、21日の二日間弱の日程で行かせていただくことになったところであります。石川県庁であるとか、石川県商工会議所連合会などを訪問をさせていただくところであります。
 (北海道商工会議所連合会の)高向会頭からは、開業直後に北陸のほうに行かれて、やはり一度は見ておくべきだというお話もいただいておりまして、ようやく今回日程調整ができたことは、私自身大変うれしく思っているところでございます。
 もとより、開業前のさまざまな取組であるとか、それから開業後の開業効果などの実感ということについて、現地の方々にお伺いをするということでありますが、例えば、(北陸新幹線の)当面の終着駅である金沢駅、金沢駅は新函館北斗駅と違って、もともと加賀百万石の中心都市として開けてきた歴史ある街であって、その意味では、ちょっと状況は違うわけでありますが、その駅を中心とした周辺の人の流れがどのようになっているかということであるとか、あるいは、北海道とは違う意味で歴史のある文化的な色彩がある石川県、加賀の地元資源を、新幹線を利用するお客さまにどういう形で売り込んでおられるか、というような新幹線を活用した地域づくりに向けてのポイントもあるでしょうし、また一方で、(北陸新幹線の)並行在来線は、石川県ばかりではなく、富山県、新潟県、長野県と分担してやっておられるわけでありますが、石川県においては、金沢駅から倶利伽羅(くりから)駅までの間がこの並行在来線になるわけでありまして、その運行をどのように工夫しておられるかなど、来るべき来年の3月に向けて、まだ日程は最終調整中ではありますが、時間の許す限り、さまざまな情報を得て、今後の私どもの動きに役立てていきたいと、こんなふうに思っているところであります。
 私からは、以上であります。

記者からの質問

(共同通信)
 一つ伺いたいのが、(8月)14日に安倍首相が戦後70年談話を発表しました。いろいろ報道ではおわびというのが歴代内閣の引用であって直接的な表明ではないのではないかなど、いろいろな意見がありますけれども、知事は談話についてどう受け止めているのか伺いたいと思います。

(知事)
 発表される前も、さまざまな方面からさまざまなご意見があった総理談話でありますし、また、発表された後もさまざまな分野からさまざまな評価なり批判があった、そういう談話だなというふうに思っているところでございます。
 そういった中で、今回事前にいろいろな手続きについてもいろいろな話があったわけでありますが、与党間の調整であるとか、あるいは閣議決定などという手続き、プロセスを経て出されたものだというところに、私自身は着目をしているところでありまして、やはり戦後70年という節目に出される総理の談話として、ここは当然のことだったのかなというふうに思うわけであります。諸外国、特に近隣の国々の評価が、やはり安倍総理の談話についての一つの評価ということになるのかなというふうにも思うわけであります。
 ただ、この談話自体は一つの節目ではありますが、私でさえ戦後10年くらい経ってからの生まれでありまして、叔父が一人戦死をしたということを聞いておりますが、もとより直接会ったことはないわけでありまして、そういった戦後世代が大半を占めるようになったこの日本国において、何より重要なことは私ども国民一人一人が、戦争の悲惨さということを直接あるいは間接に、いろいろな形でしっかりと語り継ぐこと、そして平和の尊さということをしっかり語り継いでいくということ、これが何より重要でありますし、また、何より二度と戦争は起こさないと、このことを国民一人一人が誓い、平和で争いのない世界を実現していくこと、これを目指していくこと、これが何より大切であると、このように私自身思っているところであります。

(北海道新聞)
 関連で、ちょっと今、プロセスの件でですね、閣議決定されたのは当然なのかなということで、知事のお考えを語ってくださったと思うのですけれども、中身についてですね、先ほども質問でありましたように、おわびはされているけれども、主体が明記されていないとかですね、いろんな意見があるというのは、客観情勢としてはそうだと思うのですが、知事の受け止めということで、あらためてお願いします。 
 
(知事)
 有識者の方々が、いろいろな過去の考察、過去の歴史の事実なども踏まえて議論をされた、その懇談会(21世紀構想懇談会)の報告書も受けた形で、慎重に出された談話であるというふうに評価をするところでありまして、総理の思いも表れているのかなと、そんなふうに思います。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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