知事定例記者会見(平成28年5月26日)

知事定例記者会見

・日時/平成28年5月26日(木) 14:30~14:47
・場所/記者会見室
・記者数/24名(テレビカメラ1台)

会見項目

280526-01.JPG 280526-02.JPG 

知事からの話題

1 「ナチュラルクールビズ」について
2 熊本地震被災地支援宝くじについて

記者からの質問

1 自衛隊訓練の実弾誤射について
2 横路元衆議院議長の不出馬報道について
3 北海道日本ハムファイターズの新球場建設検討について
4 JR日高線沿線自治体協議会について

知事からの話題

 

ナチュラルクールビズ」について

〔配付資料:2016ナチュラルクールビズ はじめます!(PDF)
  私からは2点であります。一つ目は「ナチュラルクールビズ」についてであります。
 道では省エネなど、地球温暖化対策としていろいろな取り組みを進めている一環として、今年度も6月1日から9月30日までの4カ月間、「ナチュラルクールビズ」を実施することといたしております。
 配付資料がお手元にあろうかと思いますが、「ナチュラルクールビズ」という概念は省エネやTPOを意識するなど、自然と調和した北海道らしいワークスタイルの実践として、教育庁、警察本部を含めた道庁の各部局で取り組むこととしているものであります。
 そして、このクールビズも含めて、道民の皆さま方や企業の皆さま方と地球温暖化防止に係る取り組みを進めるため、「省エネ3Sキャンペーン」としてクールアースデイ、これは8年前(2008年)に環境を大きなテーマとして開催された北海道洞爺湖サミット開催初日である7月7日をクールアースデイとして、この日を中心として地球温暖化防止の普及啓発や環境に優しいエコドライブの普及啓発などに取り組んでいくこととしているところでございます。
 それから今年の夏、節電は電力需給の安定に欠かせないものでありますので、道民の皆さま方のご理解とご協力、無理のない範囲での節電の取り組みを心からお願いをし、またPRをよろしくお願いいたします。

熊本地震被災地支援宝くじについて

〔配付資料:熊本地震被災地支援宝くじについて(PDF)
 もう一点は、こちらにパネルを掲示しておりますが、熊本地震被災地支援宝くじについてであります。
 全国の都道府県と政令市では、熊本地震被災地支援宝くじを発売しております。このパネルの右下に「くまモン」のイラストがありますが、熊本地震被災地支援ということのPRをあらためてさせていただきたいということであります。
 例年発売しております「ドリームジャンボ宝くじ」の収益金の一部、発売予定額750億円のうち100億円を熊本地震の被災地支援分として発売し、収益金の約40億円が被災地支援に役立てられるということを予定しているものであります。
 2種類のくじが発売されておりまして、「ドリームジャンボ宝くじ」は1等前後賞合わせて賞金額が7億円、「ドリームジャンボミニ7,000万」は1等賞金額が7,000万円で、いずれも1枚300円で販売いたしております。
 発売期間は6月3日来週の金曜日までであります。PRをよろしくお願いいたします。
 私からは以上2点であります。

記者からの質問

(STV)
 陸上自衛隊の訓練中の誤射についてなんですが、自衛隊員の生命の危険ということもありますし、まかり間違えば、道民にも危害が及ぶ可能性もゼロではないという状況が発生しました。この件につきまして、現時点での知事の受け止めと、それから道として、自衛隊に対して事情説明を求めるなどの対応状況などについて、伺えればと。

(知事)
 然別演習場、鹿追町ですね、ここでの実弾誤射という事案、2名の自衛隊員の方が軽傷を負われたという報告を受けております。空包と実弾の取り扱いを誤るという初歩的なミスでありますし、今、ご質問にありましたとおり、まかり間違えば、人命にも関わりかねない重大事案であるというふうに認識するところでありまして、このようなことが発生したことは誠に遺憾であります。
 昨日(5月25日)でありますが、道から(陸上自衛隊)北部方面隊総監部に対して、事故原因の解明、それから安全管理の徹底、そして再発防止の万全の措置ということについて、申し入れをさせていただいたところであります。
 何年か前(平成25年6月)に、米軍の訓練を受け入れております道東の矢臼別演習場における演習場外への着弾事故という事案がありました。私どもからは、米軍に対しての要請も当然でありますが、そういった節目、節目に、自衛隊に対しても、常に安全を重視するということと、道民の皆さま方に不安を与えるようなことにならないようにということについて申し入れを行ってきたところでございますが、今回のこのあってはならない事案の発生ということを踏まえて、私どもから昨日しっかりと要請をさせていただいたところであります。

(北海道新聞)
 先日、北海道知事、衆院議長を務めた横路孝弘衆院議員が次期衆院選に出馬せず、政界引退を表明されました。28日にも正式に発表する予定です。知事の受け止めをお聞かせください。

(知事)
 28日ということは、明後日に何かあるのですね、分かりました。
 横路先生は、私の2代前に知事を務められた大先輩でございますし、その前後も国会議員としてご活躍され、衆議院議長も務められたところでございます。衆議院議長を務めておられた頃、私は東京の衆議院議長公邸にお邪魔しました。確か道内の首長さん方や経済界の方々とご一緒に懇談をさせていただき、やはりベテランの政治家としての大変な貫禄をお持ちになっておられて、先輩にこういう立派な方がおられるということは私も本当に頼もしく思っておりました。
 その後も、もとより今も、現職の国会議員でいらっしゃいますので、例えば道内のさまざまな会合などでお会いをする機会もあるところでございますが、今回、報道を通じてしか承知しておりませんが、次期選挙に不出馬のご意向を述べられたというふうにお伺いをしているところでありまして、大変残念な思いがあるところでございます。また、正式にそういった表明もございましたら、何か機会を見つけていろいろとお話をすることなどができればと、こんなふうに思っております。

(STV)
 札幌ドームの利用に関しまして、北海道日本ハムファイターズが将来的な展望として独自の球場を建設というようなプランを打ち出されている中で、道が所管されている土地なり施設なりに関してもですね、候補のうちに入っているのではないかということがおとといから報道されておりますが、道として現時点でファイターズさん側からの何かしらの説明があるのか、また、実際にそのような動きがあるとしたならば、どのような対応をされるのかということについて伺います。

(知事)
 北海道日本ハムファイターズが、北海道に本拠地を移し、札幌ドームを本拠地として活動していただいて、私も何回も応援にも行っておりますし、道民球団という位置付けになっているわけでありますが、この度あらためて自前の球場構想を検討されているということでありますが、報道等を見ておりますと、札幌市所有の札幌ドームは多目的で作られたため不都合なところもあったということなどの事情、それから他球団の球場の所有状況、運営状況なども勘案しての今回の構想かなというふうに思っております。それはそれで一ファンとしてはしっかり温かく見守っていきたいというふうに思っております。
 そういった中で、これも報道を通じてしか承知しておりませんが、道有地、3月に閉鎖した月寒の共進会場(北海道立産業共進会場)や、真駒内(北海道立真駒内公園)なども候補になっていると報道で聞いておりますが、具体的に日本ハムサイドからご相談あるいはご説明等はございません。ですから、それがあった段階でどう考えるのかということでありますけれども、いろいろな課題がありますよね、共進会場の辺りは札幌市がいろいろな構想を持っておられるというお話もありますし、真駒内のほうは冬季オリンピック・パラリンピックとの関係で、かつては1972年のオリンピックに向けて国立の競技場が作られて、そこがメインのオープニング等の会場になったという経緯がある場所でありますので、われわれが招致を目指している次の冬季オリンピック・パラリンピックの会場としての活用など、これは札幌市のご意向が重要でありますが、いろいろと総合的に勘案をしなければならないと思う次第であります。
 いずれにいたしましても、北海道日本ハムファイターズが新球場構想を検討されているからには、できる限り早くそれが実現することを祈っておりますし、私ども道の立場でも何かサポートをさせていただくことがあるとすれば、ご相談に応じていきたいと、こんなふうに思う次第であります。
 一ファンとしては、なにより利便性の良いところが良いですね。そんなふうに思っております。

(日本経済新聞)
 本日、(JR)日高線の復旧について沿線自治体との協議会が開催されていますが、道としての今後の方針、考え方をあらためて教えていただいてよろしいですか。

(知事)
 JR日高線が被災して不通になったのは、昨年の1月、その後、昨年の秋(9月)に、追加的な被災がありまして、さらに工事費が膨らむ状況の中で、国・道・JR北海道という枠組みの三者協議会(JR日高線検討会議)でさまざまな議論をしております。
 また、関係者のご意向を踏まえ、沿線自治体も含めた協議会(JR日高線沿線自治体協議会)で議論をしており、地元自治体からご提案いただいた利用促進策というものがどのくらい効果があるのか、それで十分なのかどうかというような議論が進んでいるところでございまして、今日の沿線自治体協議会の状況についてはまだ私は報告を受けておりませんが、協議会において、しっかりと意思の疎通を図りながら、一歩一歩、復旧に向けて物事が進んでいくことを心から期待をしているところであります。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

このページに関するお問い合わせ
総合政策部知事室広報広聴課報道グループ
〒060-8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目
 電話番号:011-204-5109
 FAX番号:011-232-3796
メールアドレス:sogo.koho2@pref.hokkaido.lg.jp

カテゴリー

知事室広報広聴課のカテゴリ

cc-by

page top