知事臨時記者会見(令和2年3月1日)

知事臨時記者会見

  • 日時/令和2年3月1日(日) 16:34~17:06
  • 場所/記者会見室
  • 記者数/26名(テレビカメラ6台)

記者会見風景

知事顔写真

会見項目

知事からの話題

  1. 新型コロナウイルスに係る今後の取り組みについて

記者からの質問

  1. 新型コロナウイルスに係る今後の取り組みについて(1)
  2. 新型コロナウイルスに係る今後の取り組みについて(2)
  3. 新型コロナウイルスに係る今後の取り組みについて(3)
  4. 新型コロナウイルスに係る今後の取り組みについて(4)
  5. 新型コロナウイルスに係る今後の取り組みについて(5)
  6. 新型コロナウイルスに係る今後の取り組みについて(6)
  7. 新型コロナウイルスに係る今後の取り組みについて(7)

知事からの話題

新型コロナウイルスに係る今後の取り組みについて

 まず初めに、私からご報告させていただきますけれども、昨日、釧路総合振興局管内の70代の男性の方が亡くなられました。もともと重い慢性疾患をお持ちの方でございましたが、病状が悪化いたしまして、お亡くなりになったものでございます。道内で3人目の亡くなられた方でありまして、謹んで哀悼の意を表します。
 道内では現在まで、本日確認されましたお2人を含めまして、72例の感染者が確認されているところでございます。一方、2回の陰性確認を行いまして退院された方は6名おられるというところでございます。そういたしますと、現在の患者の数につきましては、63名となるわけでございます。退院された方々につきましては、今後もフォローをしっかりしていきたいと思っています。また、退院された皆さまにつきまして、プライバシー保護の観点などから、マスコミの皆さまには(取材につきまして)ご理解とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。日々、治療にご尽力いただいております医療関係者の皆さまに、あらためて深く敬意と感謝を申し上げたいと思います。
 こうした中、2月28日の金曜日ですけれども、道民の底力でコロナウイルスをストップしようという決意を込めまして、新型コロナウイルス緊急事態宣言を発表させていただき、今週末2日間、全ての道民の皆さまに対しまして、外出をできる限り控えていただきますようお願い申し上げたところでございます。急なお知らせ、お願いにもかかわらず、多くの皆さまにご理解、ご協力を賜りましたことに心から感謝申し上げたいと思います。本当に皆さまありがとうございました。明日3月2日月曜日以降、ご注意いただきたい点につきましては、後ほどご説明させていただきたいと思っております。
 同日2月28日、WHO(世界保健機関)では感染者の広がりが世界全体に及んでいる状況を重視いたしまして、新型コロナウイルスによる肺炎の危険性評価について、世界全体で「高い」から最高の「非常に高い」に引き上げたところでございます。また、重症や死亡のリスクが高い方は60歳を超えた高齢者の方や、高血圧や糖尿病などの基礎疾患を有する者であるとされたところであります。
 また、国内の感染状況の分析でございますけれども、屋形船など特に換気が悪く人が密に集まって過ごすような空間やライブハウスなど、不特定多数の人が接触する恐れが高い場所では感染を拡大するリスクがあるとされております。
 また、道内では、症状が軽い方からも陽性の反応が出て、さらに濃厚接触者に感染するといった事例も出てきているところでございます。こうしたことを踏まえまして、うつらない、うつさないという考え方を全ての道民の皆さまと共有しながら、感染拡大のスピードを抑える対策を講じていく必要があります。具体的な今後の取り組みなどでございますけれども、昨日、安倍内閣総理大臣にお会いしました。この会見の場で申し上げました、北海道を重点対策地域とし、検査体制の強化ですとか治療相談体制の充実など、感染拡大の防止に向けましてあらゆる施策を緊急かつ集中的に実施することなどについて直接要望させていただきました。総理からは、しっかり対応していきたいという力強いお言葉をいただき、また、その後の国民の皆さまに対する記者会見の中では、北海道の緊急事態宣言に関する発言をした上で、あらゆる協力を惜しまない旨の発言があったところでございます。お忙しい中お時間をいただき、感謝申し上げます。
 明日から、平日が始まるわけでございます。引き続き、道民の底力でコロナウイルスをストップしようという決意のもと、道民の皆さまに対しましてご協力をお願いしたいと思います。まず、これはあらためてですけれども、全ての皆さまに対するお願いでございます。せきやくしゃみをする際には、マスクやハンカチなどで口や鼻を押さえるせきエチケットの徹底、そして小まめな手洗いなどをしっかり行っていただきますとともに、体調不良などの際には必ず体温の測定を実施していただきたいと思います。これまでも申し上げてきたところでございますので、なお一層の徹底を皆さまにお願い申し上げるものであります。また先ほど触れましたが、換気が悪く人が大勢集まる場所については、行かないということが大切になります。また、部屋の空気は定期的に入れ替えるということを皆さんにお願いを申し上げたいと思います。
 一方で専門家からは、例えば公園への散歩や買い物については、比較的空いている時間帯に行うなど、他人に接近しないように工夫しながら外出することについては、感染のリスクがほぼないという指摘がされているところでございます。こういった点については、皆さまにご報告、お知らせさせていただきたいと思います。
 また、子どもたちと保護者の皆さまには、3月2日から春休みまで休校にご協力いただいているところですけれども、休校期間の変更については現在行うことは考えていませんが、分散して学校に登校する分散登校日、こういった言葉はないわけでございますが、そういったものの実施について教育委員会に専門家のご意見を伺うなどして、現在検討してもらっているところでございます。保護者の皆さまには急な休校のお知らせの中で、子どもたちの命や健康を守るという観点からご理解、ご協力を賜っておりますことに重ねて御礼申し上げたいと思います。今現在、検討している内容について、ご報告させていただきました。
 次に、風邪気味の方へお願いがございます。たとえ症状が軽いものであっても、風邪気味の方につきましては自宅でお休みいただきたいということです。特に、普段は元気な若い方々については、症状も軽いし少しぐらいなら自分は大丈夫だという認識ではなくて、他の人にうつってしまうかもしれないので外出は控えようという意識に切り替えていただきたいと思っています。症状も軽いし少しぐらいなら大丈夫だろうということで、外出などを積極的に行うことによって、他人にうつしてしまうかもしれないということを理解した上で、意識を切り替えていただきたいと思っています。繰り返しになりますが、道内では症状が軽い方からも陽性反応が出ているわけでございまして、風邪気味の症状がある方については、言うまでもないことですけれども、毎日朝晩の体温チェックについては必ず行い、ご自身の健康管理をしていただくことをお願いしたいと思っています。
 最後に事業者の皆さまへのお願いでございますけれども、すでにご協力いただいているわけですが、テレワークや時差出勤、休みやすい職場環境づくり、お子さんのいる職員の積極的なサポートなどの取り組みについて、重ねてお願い申し上げたいと思っています。
 こうしたメッセージが道民の皆さまに行き届くようにしていく必要がございます。われわれ行政としては、そういった努力をしっかり行っていくわけですけれども、本日急なお声掛けでございましたが、マスコミの皆さまにもお集まりいただきました。どうか皆さまにもご理解、ご協力いただき、この間、注意点について道民の皆さまにお知らせするお力添えをいただければ大変ありがたいと思います。
 今後も、やるべきことは全てやるという考え方に立ちまして、道民の皆さまにご協力いただきながら、あらゆる対策を講じていきたいと考えておりますので、どうか皆さま、引き続きのご理解とご協力をいただきまして、新型コロナウイルス感染拡大防止、そして早期の終息に向けて、オール北海道で皆さんと取り組んでいきたいと思います。
 私からは以上であります。

記者からの質問

(北海道新聞)
 分散登校日ということについて検討しているというふうにお話がありましたけれども、いつぐらいからとか、分散登校日とは具体的にどういうものなのか、今検討状況の中で分かっている範囲で教えていただけますか。

(知事)
 当初、私は小中一斉の休校措置について、1週間程度実施しようと考えておりました。保護者の皆さんに対するご負担がやはり非常に大きいという中で、1週間というものが節目であろうと申し上げたところであります。その後国が、春休みまでの休校、高校も含めて発信されたわけでありますけれども、やはり学校においても子どもたちのさまざまな状況を確認したりですとか、そういったリクエストなどもございまして、分散して感染拡大防止に向けた対策をしっかり行った上で、登校していただくということの必要性について検討しています。
 実施時期については、今検討を開始しているという段階でございますので、決まり次第、調整次第、各学校としての取り扱いについてお知らせしていくということになります。

(北海道新聞)
 あと、外出自粛については昨日、今日と行われて、明日以降はその自粛要請というのはないのだと思いますけれども、また来週の7日以降も週末については実施する考えがあるか、その外出自粛について教えてください。

(知事)
 この土日に、どうしても人の動きが出てくる中において、自粛をお願いいたしました。そして月曜日からについては、先ほど申し上げたような点についてご留意いただきまして、活動していただくという形になります。走りながらそういった状況を、専門家とも議論し、今後の取り扱いについては考えていきたいと思っています。
 どうしても感染拡大の状況について、数字といいますか、状況が把握できるまでにタイムラグがありますから、そういった状況なども専門家にも助言をいただきながら、道民の皆さんに対する負担をお願いする部分と、感染拡大を防止するという観点の中で、どこまでの範囲を皆さんにお願いできるのかということも踏まえて、検討していきたいと思います。

(北海道新聞)
 あと、この外出自粛も含む緊急事態宣言、これに対して英断だと評価する声の一方で、法的根拠がない中での運用について懸念する声ですとか、あと事前の関係機関との調整が不十分だったのではないかという指摘もあるわけなのですけれども、こういった賛否の声、現状知事としてはどう受け止めていらっしゃいますでしょうか。

(知事)
 大変多くの方々が戸惑いを覚えることは当然でありますし、調整が不十分であるということについては真摯(しんし)に受け止めなければならないと思っています。
 ただ、道民の皆さまの命や健康を守る観点から、専門家などとも協議した中で、何とか皆さんに、外出はできるだけ控えていただきたい旨のお願いをさせていただきました。確かに多くのご批判というか、ご意見も含めていただいているところでありますので、そこはしっかり受け止めた上で、できることは全てやるということについては、これからもやらせていただいて、いち早く終息させ、通常の状況に戻れるように対策を打っていきたいと思います。
                                       
(HTB)
 確認なのですけれど、道民全体への一律の外出自粛要請は今日までという認識でよろしいでしょうか。

(知事)
 週末について2日間、外出をできる限り控えていただきたいとお願いさせていただきました。そして、月曜日からの取り扱いについて、どうなるのかということが、道民の皆さまに当然ある中で、月曜日から、こういった点を留意いただきたいということを日曜日にお知らせしなければ、皆さん月曜日からどうなるのだろうとなりますので、専門家ともディスカッションしまして、このような形で対応させていただきました。
 また、次の週末にどう対応するのかについても、しっかり検討していきたいと思っています。

(HTB)
 もう1点、道民の中では、例えば買いだめをするだとか、そういう動きが出ていますけれども、この点、呼び掛けたいことをお願いいたします。

(知事)
 買いだめについてでございますけれども、一部トイレットペーパーなどが買い占めというか、商品がなくなるということについて、総理の会見の中でも、そういった不安については、冷静に対処していただきたいというお話がございました。
 また、先ほど申し上げたことですけれども、公園を散歩するとか、買い物についても行ってはいけないということではなくて、混雑する時間帯を避けていただいたり、人が接触する際にご注意いただくという対応はできるわけです。ですから、そういった点についてご注意いただき、冷静な対応をお願いしたいと思っています。

(共同通信)
 分散登校について、もちろん今検討段階だとは思うのですけれども、どういったもの、概要としてどういったものを念頭に置かれているか、すみません、もう一度説明いただけますか。

(知事)
 先ほどお話しさせていただいたことと重なってしまって申し訳ないのですが、長期間のお休みになりますので、子どもたちのみならず、教職員の中からも、子どもの状況などについて確認というか、共有させていただくような機会の必要性について声がございました。長期間の休みの中で、例えば夏休みがあったりしますけれども、一斉登校をしますと、いわゆる感染拡大のリスクが高いものですから、そこは分散して登校していただく必要があるだろうということです。
 その中で、専門家の助言をいただきながら、こういった運用であれば、感染拡大のリスクが軽減される、または大丈夫であろうということも確認しながら、万全を期して、今検討しているという段階です。
 保護者の皆さまも、さまざまご不安、またご負担がある中において、そういった対応について検討することが必要ではないかと思っています。

(読売新聞)
 小中学生の休みに関してなのですけれども、当初の説明では、3月5日に「感染症予防の日」ということで、一斉登校も試みていたと思うのですが、その辺の考えに変更点があれば教えてください。

(知事)
 何らかの形で、5日にこだわることはなく、新型コロナウイルスに関する子どもたちの知識、また差別などをなくしていく観点から理解を深めていただく。そういった取り組みについては、ぜひ実施していきたいと思っています。
 ただ、当時の前提条件が、国の判断などによっても変わってきているところがありますので、どうやればそれがより安全な形で実施できるかについては、考えていく必要があるのではないかと思います。

(読売新聞)
 あと、分散登校についてなのですけれども、教育委員会に指示を出されたのは、本日付けになるのでしょうか。

(知事)
 私は、教育委員会に指示を出す権限はないのですが、協議させていただいて、そういった教職員の皆さまや保護者の方々からの声も踏まえて、検討を開始していこうと思い、教育委員会、教育長と話をさせていただいて、まだ煮詰まっていないのですが、まずは検討していることをお知らせする必要があるだろうということで、今日、このような形でお話しさせていただきました。皆さん関心が高い内容だと思いますので、方針が見え次第、直ちに皆さんにお伝えしたいと思います。

(読売新聞)
 そうなると、要請であったり、そういう意思決定のプロセスも非常に重要かなと思うのですけれども、昨日までの協議を踏まえて、本日そういうご判断を知事がなされたという認識でよろしいですか。

(知事)
 そうですね。教育長とお話をさせていただいて、ぜひ検討していこうという判断をしました。

(NHK)
 重複して大変申し訳ないのですけれども、分散登校の件でイメージされているのは、例えば学校単位で、この学校は今日登校してもらうけれども、この学校は休みにしますよというイメージなのか、一つの学校の中で、例えば学年ごとに分けたりとか、そこら辺のイメージをもうちょっと具体的に教えていただけますか。

(知事)
 これは私のイメージなので、教育委員会として、また考えていくこともあると思うのですが、やはり子どもたちの感染予防の観点から、多くの方が限られた面積のところに集まるということでリスクが高まりますから、専門家の助言もいただきながら、人数を制限した中での登校ということになろうと思います。
 ですから、今ご質問のあったような、学校ごとに時期を分けてだと、結局一斉登校と同じになってしまうと思うので、基本的に学校内で分散させて、対応していくということになるのではないかと考えています。

(NHK)
 分散のさせ方は、まだこれからですか。具体的には。

(知事)
 そうですね。その点については、やはり今、教育現場からいろんな声が寄せられています。当然、前例のない状況で、全国的にも同じような課題を抱えていると言っても良いのではないかと思いますが、そういった声を踏まえての検討でございますので、教育現場にもしっかり寄り添い、保護者の方に対してもしっかりご理解をいただけるような中身で調整していく必要があると思います。

(北海道新聞)
 昨日、東京に行かれて、総理にお会いになって、その後、総理から今回の対策について発表がありました。その中で、休職の保護者に助成金を出すとか、いろんな対策が出されましたけれども、これについて、知事の評価というか、受け止めをお願いします。

(知事)
 緊急要請させていただいた内容について、一部総理として実施していくと、休業補償についても盛り込んでいますし、さまざま今後の具体的な対応に結び付いていくという点については、大変ありがたいと思っておりますけれども、なかなか時間がないことでございまして、例えば、要望させていただいた中で、政府の基本方針はあるのですけれども、大事なことは、運用のガイドラインがないことなのですね。そのガイドラインについては、各都道府県で判断するのかと言ったら、それはちょっと乱暴な話だったりします。
 一方で、北海道を除く地域については、まだまだ患者数が少ないので、全国的な課題認識がまだないのですね。ですから、そういった点については、やはりわれわれは、今70名を超える患者が確認された中で、早急に詰めていかなければいけないところがございます。
 ですから、日本全体のスピード感と、北海道が求めるスピード感が違うのですが、私は、これは拡大していかなければ一番良いのですけれども、仮に全国的に患者が増えてきたときには遅いわけですから、できるだけ早く判断していただきたいと思います。

(北海道新聞)
 もう1点なのですけれども、昨日、都内でさまざまお会いになった方もいらっしゃるのかなと思いますけれども、その中で、北海道の状況の分析、専門家委員会などの方たちの分析などや、今後の対策、北海道をどうしていったら良いかなどについて、アドバイスなどを受けていらっしゃるのでしょうか。もしそうであれば、どのような内容か、少し教えてください。

(知事)
 専門家チームを派遣していただいています。それは国立感染症研究所のメンバーでありまして、国立感染症研究所については、厚生労働大臣に専門家としての助言を行っています。その状況については、北海道の現状の分析だとか、そういったものも私はお伺いしている上で、今申し上げたような対策についても議論し、まず道民の皆さんに行動いただくアクションなどもジャッジしています。
 ですから、さっき言ったような、換気が悪く、人が大勢集まる場所には行かないとか、今まで、この部分にスポットを当てての喚起はしていなかったわけですけれども、そういう点や、また、症状の軽い方から陽性反応が出ている、濃厚接触者の中で患者が新たに出ている、そういったことについては、やはりしっかり注意喚起をしていかなければならない。また、前回言った北海道の都市構造上の問題、こういった視点も捉えていかなければならないという点についても、今対処しているということですので、そこはしっかり専門家のお話もお伺いしながら、適切な対策をできるだけ早く実施していくことにしていきたいと思っています。

(読売新聞)
 分散登校ですが、イメージとしては、夏休みの一斉登校のような感じのものをどこかのタイミングでやるということなのか、それとも分散して出ていって勉強をするとか、そういうことなのか。

(知事)
 さっき同じ質問が出たと思うのですが、一斉に登校してしまうと、それは同じになってしまうので、そういう感染防止対策を徹底する意味では、一定の距離感だとか、施設上どういった点を十分配慮しなければならないのかということを考慮した上で考えると、基本的な考え方としては、少人数の方に登校いただいてということになるのではないかと考えています。
 この点については、同じ考えですけれども、子どもたちの命や健康を守るという観点と、あとは保護者の方がいろんな不安もあり、教員の皆さんもちゃんと状況を確認したいということもあるので、そこをしっかりバランスを取って判断して、皆さんが納得していただけるような形で運用したいと思います。

(読売新聞)
 要するに、授業を再開するということではなくて。

(知事)
 違います。それであるならば、一斉に皆さん授業を受けないと進捗(しんちょく)とか、バランスが変わってきてしまうというのもありますし、それだったら授業を再開するということですから。休校措置自体の期間は変えないのですけれども、さまざまな声が出ており対策としてどういったものがあるかという中で、分散登校というものも一つ設けていきたいというところです。

(読売新聞)
 それと、外出自粛のほうなのですけれども、少し重なるかもしれませんが、2日間の外出自粛を終えて、それに対する知事の評価はどのようなものでしょうか。

(知事)
 評価については、現時点でこうだったというよりは、しばらく時間がたって、患者の発生状況などを分析した後に出るのだろうと思います。私としては、必要な措置として判断させていただきました。極めて限られた時間の中でのお願いでしたから、さまざまな声も実際出ていますから、そこをしっかり受け止めて、さらにこれからの対策に生かしていきたいと思います。


この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。(文責:広報広聴課)

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