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中標津町立計根別学園の皆さんです。
夢を紡ぐ義務教育学校 中標津町立計根別学園(中標津町)
小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う「義務教育学校」は道内に19校あり、それぞれが地域に根ざした教育に取り組んでいます。その一つが、2016年に開校した中標津町立計根別学園です。
同校では、小中学校の9年間を4・3・2年制とし、それぞれの区切りにきめ細かく学習目標を設定することにより、校訓に掲げる「夢を紡ぐ」を段階的に実現するカリキュラムを組んでいます。また、同じ教員が6学年と7学年の2年間、担任となることにより、一般の中学校進学時に起きやすいとされる「中1ギャップ」の抑制にも対応しています。
さらに、効果的な家庭学習を通じて学力向上を支援するため、家庭学習の担任制を実践。全教員が6~8年生の3人程度を受け持ち、家庭学習をサポートする専用ノートで日常のアドバイスを行っています。
このほか、地元の農業高校と連携した地域学習や食育などにも積極的に取り組んでいます。
地学協働「北海道CLASSプロジェクト」 北海道本別高等学校(本別町)
本別高等学校では、総合的な探究の時間「とかち創生学」の中で、地域と連携した探究活動を進めています。地域の特産品をテーマとした商品開発グループが地元農協と共同開発を行い、レトルトカレー「カレーでナイト」が2021年に完成しました。生徒が本別町の美しい夜空をイメージして作った黒いキーマカレーで、豆は光黒大豆、肉は町内産の豚肉がたっぷりと使われています。
こうした学校と地域が一緒に取り組む活動を推進するのが、北海道教育庁が進める「北海道CLASSプロジェクト」。
このプロジェクトは、生徒が地域の多様な人と関わりながら学んだり、新しい発想でプロジェクトを始動したりすることを通して、自分や地域の未来を考えることを目指すもので、同校をはじめ、各地の道立学校でさまざまな活動が展開されています。
レトルトカレー「カレーでナイト」