令和3年度平均消費者物価指数の結果-令和2年基準-
総務省統計局所管・北海道分
1-概況
令和3年度平均の北海道の消費者物価指数は、令和2年平均を100とした総合で100.3となり、令和2年度平均と比べ0.6%上昇した。
内訳をみると、光熱・水道(他の光熱、電気代など)、教養娯楽(教養娯楽サービス、書籍・他の印刷物)、諸雑費(たばこ、身の回り用品など)、家具・家事用品(室内装備品、家事用消耗品など)、被服及び履物(履物類、衣料など)、食料(魚介類、果物、調理食品など)、教育(補習教育、授業料等など)、住居(設備修繕・維持)が上昇した。一方、交通・通信(通信)、保健医療(保健医療用品・器具、保健医療サービス)は低下した。
図1-消費者物価指数(北海道)の推移
2-費目別指数の動き
(1)食料
•100.8となり、前年度に比べ0.9%上昇した。
•生鮮食品についてみると、生鮮魚介は前年度に比べ4.8%上昇した。
•生鮮野菜は前年度に比べ0.7%上昇した。
•生鮮果物は前年度に比べ2.8%上昇した。
•生鮮食品全体は前年度に比べ2.4%上昇した。
•生鮮食品以外では、魚介類が4.7%、果物が2.2%、調理食品が2.2%、乳卵類が1.7%、野菜・海藻が0.8%、菓子類が0.3%、外食が0.3%上昇したが、酒類は0.8%、穀類は0.6%、飲料は0.3%、油脂・調味料は0.1%低下した。肉類は変わらなかった。
(2)住居
•100.4となり、前年度と比べ0.2%上昇した。
•内訳をみると、設備修繕・維持が1.8%上昇し、家賃は0.2%低下した。
(3)光熱・水道
•108.8となり、前年度に比べ10.5%上昇した。
•内訳をみると、他の光熱が32.1%、電気代が6.7%、ガス代が4.0%上昇した。上下水道料は変わらなかった。
(4)家具・家事用品
•102.0となり、前年度に比べ1.6%上昇した。
•内訳をみると、室内装備品が4.1%、家事用消耗品が2.7%、寝具類が2.6%、家事雑貨が1.5%、家庭用耐久財が0.4%上昇した。家事サービスは変わらなかった。
(5)被服及び履物
•101.4となり、前年度に比べ1.2%上昇した。
•内訳をみると、履物類が2.6%、衣料が1.7%、被服関連サービスが1.0%、シャツ・セーター・下着類が0.3%、他の被服が0.2%上昇した。
(6)保健医療
•98.5となり、前年度に比べ1.0%低下した。
•内訳をみると、医薬品・健康保持用摂取品が1.2%上昇したが、保健医療用品・器具は5.7%、保健医療サービスは0.5%低下した。
(7)交通・通信
•93.3となり、前年度に比べ6.3%低下した。
•内訳をみると、自動車等関係費が4.4%、交通が0.8%上昇したが、通信は29.1%低下した。
(8)教育
•99.4となり、前年度に比べ0.7%上昇した。
•内訳をみると、補習教育が1.9%、授業料等が0.3%、教科書・学習参考教材が0.2%上昇した。
(9)教養娯楽
•101.5となり、前年度に比べ1.7%上昇した。
•内訳をみると、教養娯楽サービスが3.7%、書籍・他の印刷物が3.6%上昇したが、教養娯楽用品は2.8%、教養娯楽用耐久財は0.4%低下した。
(10)諸雑費
•102.0となり、前年度に比べ1.7%上昇した。
•内訳をみると、たばこが7.7%、身の回り用品が4.3%、他の諸雑費が1.3%、理美容サービスが1.0%上昇したが、理美容用品は0.6%低下した。
図2-10大費目別対前年度比
《参考》
3-統計表
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